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意外と知らないマメ知識? 雪国のミニライフ

MINI初心者のための基礎知識|,

雪国でミニを走らせる際の注意点

はじめまして、MINI秋田の佐藤と申します。先日、CLUB CARS編集部の方と電話で雑談をしていた際に凍結や積雪した道でのミニの運転の話をしたところ、「その話題でコラムを書いてみませんか?」と依頼されました。秋田県のような雪国のミニオーナーでしたらご存知の話ばかりだと思いますが、滅多に道路の凍結や積雪がない地域の方は知らない話が数多くあるようです。冬が厳しくない地域にお住まいの方も、出張や旅行などで雪国でミニやレンタカーを運転する機会があるでしょうから、今回のコラムを何かの機会に参考にしてもらえればと思います。

MINI秋田 佐藤さん

MINI秋田

佐藤 一准(さとう かずのり)

生まれと育ちは静岡県磐田市。就職時に上京し、国産車ディーラーに12年間勤務、2004年から秋田在住。MINIの販売に携わるようになったのは2008年からで、現在はクーパーS ペースマンを所有。趣味はラジコンとカメラ、自転車。

雪国でのクルマの基礎知識

ミニのスタッドレスタイヤ

10月後半からスタッドレスタイヤへの交換がはじまります

まずはミニの話ではなく、寒さの厳しい地域での基本的なカーライフの話をさせていただきます。私が静岡や東京に住んでいた時は雪が降るのは年に数日程度の話で、道路の凍結や積雪を心配したことがありませんでした。しかし、東北や北海道のような寒冷地では道路の凍結は11月頃からはじまります。秋田県でも内陸部の山側では2015年は10月後半に初雪が降りました。秋田市内でも例年は11月中旬に初雪が降っています。道路への積雪は12月に入ってからになりますが、11月初旬でも最低気温が2~3℃という日があり、路面が濡れていれば、いつ道路の凍結がはじまってもおかしくはありません。そのため、10月後半あたりからスタッドレスタイヤへの交換依頼が入りはじめますね。

雪国の凍結した道路

橋の上やトンネルでの凍結に注意

日当たりが良かったり、交通量の多かったりする場所は11月中旬の今は道路凍結の心配はそれほどありませんが、地熱で暖められることのない橋の上や、日当たりが悪く道路が濡れていることが多いトンネル周辺は早い時期から凍結することがあります。夜間に走行する際は道路上の氷が見えないことも多いので注意が必要です。また、道路の凍結は天気予報での最低気温が0℃を下回らなくても発生します。路面温度は天気予報で知らされる最低気温より低くなることもありますからね。

寒冷地の道路

雪国の道路での凍結、融雪対策とは?

もっとも一般的なのは融雪剤でしょう。積雪が多い時期にはほとんど毎日、融雪剤がまかれます。また、交通量の多い坂道などでは道路の下にお湯を流して凍結しないようにする「ロードヒーティング」が施工されていることもあります。それらに加えて、すべての車が冬に向けた準備をしているのでよほどの豪雪でない限り、雪が降ったからといって交通がパニックになることはありません。

夏タイヤと冬タイヤ

雪国での冬対策はスタッドレスタイヤのみ?

凍結や積雪対策と言えばチェーン装着やスタッドレス対策を皆さんイメージしますよね。雪国ではスタッドレスタイヤへの交換がほとんどで、チェーンを車に積んでいる人はほとんどいません。スタッドレスタイヤにチェーンを装着すると積雪時に坂道発進がしやすいなど効果はあるのですが、屋外でのチェーン脱着は寒くて大変ですからね。

寒冷地では濃いウォッシャー液を使用します

その他、冬に備えた車の整備についてお話しましょう。エンジンオイルは寒さの厳しい地域でも他の地域と同じオイルを使用していますが、寒冷地の車はウォッシャー液は他の地域より濃度が濃いモノが使用されています。ウォッシャー液は濃くなるほど凍結に強く、寒冷地では冬でも凍らない濃度で補充されます。注意して欲しいのは、ウォッシャー液は古くなるとアルコール成分が飛び、水に近い成分になり凍りやすくなること。そのため、私は年に1度、冬になる前にウォッシャー液を交換するように気をつけています。冬は雪が溶けた泥水を跳ね上げることが多く、ウォッシャー液を使うことが多いですから冬になる前の交換がオススメです。

ミニに積もった雪

ルーフに雪を載せたまま走るのは危険です!

冬に備えた車載アイテムの話も忘れてはいけませんね。降雪時のためにほとんどの人が準備しているのはスノーブラシです。スノーブラシはルーフやボンネットに積もった雪を落とすための便利グッズで、柄の部分には窓に付着した氷をかき落とすためのスクレイパーも着いています。ルーフに雪を載せたまま走行すると、ブレーキでフロントウインドーに雪が落ちてきて、視界が奪われることがあり大変危険です。また、後ろに雪が落ちても後続車が怖い思いをするので、ルーフの雪は必ず落としてから運転する必要があります。また、私は秋田市内ではなく、郊外の山側に住んでいるため、雪でスタックした時にタイヤ周辺の雪かきをするためのスコップもトランクに常備しています。

雪国での運転の注意点

凍結道路ではコーナリングへの進入前にブレーキは終わらせる

急がつく運転は厳禁!

凍結や積雪した道での急ブレーキ、急ハンドル、急アクセルは厳禁です。こういった道での運転に慣れていない人は、タイヤの接地感などが違うのでいつも通りの運転はできないと思いますが、雪国でレンタカーなどを運転するときはくれぐれも慎重に運転してください。アクセルを少し強めに踏んだだけで怖い思いをすることもありますよ。運転していて怖いと思ったら、安心して運転できるスピードまで落として走るようにしましょう。周囲が雪道の運転に慣れている車ばかりでも無理をして周囲にスピードを合わせるのは危険です。ちなみに雪国でレンタカーを借りる場合、軽くて重心が低い車を借りるのをオススメします。発進時も停止時も軽い車の方が安心ですし、重心が低い車の方がフラフラしませんからね。

ブレーキングはハンドルを切る前に行う

雪国に限った話ではないのですが、コーナリング時にハンドルを切る前にしっかりとスピードを落とすようにしてください。ミニにはコンピューター制御の姿勢コントロール技術が搭載されていますが、万が一の事故を防止するためにもハンドルを切る前にブレーキ操作を完了させ、しっかりとスピードを落としてからカーブに進入するようにしましょう。また、減速にエンジンブレーキを使う人に注意して欲しいのは、パドルスイッチなどで一気にシフトダウンをするとスリップに繋がることがあることです。エンジンブレーキも慎重にかけてくださいね。「減速はハンドルを切る前に慎重に行う」これは凍結時や積雪時の運転でのもっとも重要なポイントです。

郊外のガソリンスタンドは早く閉まる

冬に限った話ではありませんが、郊外のガソリンスタンドは日が暮れると早く閉まってしまうことが多く、ガソリンスタンドの数も市内ほどはありません。雪道でガス欠になってしまうと大変なことになりますから、郊外を走る際は早めにガソリンを入れるようにしてください。

冬に売られている軽油には種類があり、凍結温度が違う

地域によって使用限界温度が違う軽油が販売されている?

ちなみに、ミニクロスオーバーやペースマンに採用されているクリーンディーゼルエンジンの燃料に使われている軽油は、販売される地域や季節によって種類が違うのはご存知でしょうか? 軽油には5種類あり、それぞれ使用限界温度が違います。冬に販売される軽油は-7.5℃以下で凍る(正確に言うと粘度が上がり、燃料噴射ができなくなる)2号軽油、-20℃以下で凍る3号軽油、-30℃以下で凍る特3号軽油があります。北海道などの寒冷地では特3号軽油が販売されています。

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軽油の種類によってトラブルになることは滅多にないと思いますが、例えば-7.5℃で凍る2号軽油が燃料タンクに入った状態で-7.5℃以下の場所で長時間を駐車してエンジンが冷えると、軽油が凍り(シャーベット状になります)、エンジン始動ができなくなります。2号軽油が入っていても、エンジンが始動している状態ではエンジン熱で燃料が暖められるので問題は起きません。東京や大阪のような寒さの厳しくない地域で軽油を入れ、寒さの厳しい雪山などに行く場合は現地で寒冷地用軽油を給油し(混ぜても大丈夫です)、使用限界温度を下げれば問題は無くなります。なお、ガソリンは低温に非常に強く、全国共通のモノが販売されており心配する必要はありません。

ミニのフォグランプ

吹雪時のハイビームはNG! フォグランプで対応

吹雪だけではなく、濃霧の場合も同じですがハイビームは光が乱反射して視界がかえって悪くなってしまいます。クーパー、クーパーSにはフォグランプが標準で装備されているので、そういった場合はフォグランプを点灯してください。なお、フォグランプなどの灯火類はLEDやバイキセノン(HID)の白色だと雪や霧と同色で少し見づらく感じませんか? ハロゲンは少し色がついているので吹雪時はLEDやバイキセノンより視界が良好に感じます。フォグランプは白色だけではなく黄色も車検で認められていますので、フォグランプの電球を黄色のモノに交換した方が視界は良好になりますよ(そういう私はほとんどフォグランプを使いませんが…)。

吹雪時にはリアフォグランプの点灯がオススメ

ちなみに、吹雪や濃霧の時には私はリア側のフォグランプを必ず点灯するようにしています。視界5mや10mの時は後部からの衝突のリスクが高くなります。そのため、後続車に自分のミニの存在を知ってもらうためにリア側のフォグランプを点灯するようにしています。ミニの場合、前後のフォグランプの点灯スイッチは別々に用意されていますが、どれがフォグランプの点灯スイッチなのか、ご存知ない方もいますよね。あらかじめ、フォグランプのスイッチの場所を知っておいていただければ安心ですよ。第2世代のミニはセンターパネルに、第3世代ミニはステアリング右下のダッシュボードにフォグランプのスイッチがあるので確認してみてください。ちなみに、フォグランプの常時点灯は対向車などの迷惑になりますので控えてくださいね。

ミニは寒冷地に強い?

フロントガラス用アイススクレイパー

寒冷地で人気のメーカーオプション、仕様について

寒冷地で販売されているミニで人気のメーカーオプションと言えば、フロント、リアのガラスに付着した霜を熱線で溶かすヒーテッド・ウインドスクリーン(熱線入りフロントガラス)です。寒冷地以外ではほとんど見向きもされないメーカーオプションですが、MINI秋田での販売車両には約50%の割合で装着されています。ヒーターをONにして5分ほど経てば綺麗に氷が溶けてクリアな視界になります。「5分もかかるの?」と思うかもしれませんが、エンジンの暖気を兼ねての5分ですし、そもそも私の自宅では冬季は駐車場周辺の雪かきをしないとミニが出せないことも珍しくありません。雪かきの後にスクレイパーで窓の霜をかき落とすのは面倒ですから、ヒーテッド・ウインドスクリーンは一度使うと手放せないアイテムですね。もう1点、人気というほどではないのですが、女性のミニオーナーから評判がいいのがシートヒーターです。早朝はシート自体がヒンヤリとしているのですが、シート内部から体を暖めてくれるのが有難いんですよね。また、エアコンのように乾燥した空気が肌に直接触れることがないのも女性から評価が高いポイントです。

ALL4(四輪駆動)モデルのミニは寒冷地で人気

寒冷地ではALL4(四輪駆動)モデルが人気

東北や北海道など道路の凍結や積雪が頻繁にある地域ではクロスオーバーやペースマンのALL4(四輪駆動)モデルが人気です。実際、クロスオーバーやペースマンを購入する人の半数近い方はALL4モデルをご注文いただいています。前輪だけで駆動する(FF)一般的なミニと比べると、確かにALL4モデルは4つのタイヤで路面に駆動力を伝えることができるのでメリットは大きいです。凍結路面でFF車が苦手とされる坂道発進などもALL4は強いですしね。ただ、FFのミニが雪国に弱いということはありません。実際、私もFF車のクーパーS ペースマンで雪国のミニライフを楽しめていますから。

ミニの足回りは雪道に強い

ミニの足回りは雪道に強い

ミニの運動性能の話でよく登場する足回りの豪華さの話にも繋がりますが、ミニで雪道を走っていて感じるのはリアタイヤの接地感の良さです。雪道でも4つのタイヤがしっかりと路面をグリップしている感覚があるので安心してスピードを出すことができるんです。この足回りの安定感はリア側にコストのかかる独立懸架方式のマルチリンク式サスペンションを採用していることが理由です。簡単に説明すると、前後の4つのタイヤがそれぞれの路面状況に合わせてバラバラな動きができるということなのですが…コンパクトカーの足回りにここまでのコストがかけられていることはまずありません。また、4つのタイヤの動きを車載コンピューターが常にモニターしており、雪道や凍結路でタイヤが空転しはじめ、ミニがスピンしそうになるとコンピューターが姿勢を制御してくれます。私も以前、積雪している下り坂でスピンしそうになり、ミニの姿勢制御技術に救われたことがあります。いざという時にミニの車体コントロール技術は本当に役立ってくれますよ。

雪道は小口径ホイールの方が走りやすい

雪道では15、16インチホイールモデルが乗りやすい?

最後に、寒冷地に適したミニの仕様についてお話します。皆さん、意外に思うかもしれませんが、メーカーオプションで採用されているスポーツサスペンションより、ノーマルサスペンションの方が雪道では乗り心地がよく感じられます。さらに言うとスポーティな走りに欠かせない17インチや18インチホイールより、15インチホイールの方が路面の悪い雪道には合っていました。綺麗な路面ではスポーティなサスペンション、大口径ホイールの方が運動性能は上ですが、冬季の路面状況がよくない道路ではエアクッションが効く15インチタイヤとノーマルサスペンションの組み合わせがいいんでしょうね。また、冬季は道路に何㎝も雪が積もることも珍しくないため、サスペンションで車高を下げると車体が路面の雪に接触してしまいます。そのため、雪国では車高を下げる人はあまりいません。この辺りも雪国ならではのミニライフですね。

【BMW・ミニへの買い替えをご検討中の方へ】

◆買い替えでよくある失敗にご注意!

今お乗りの愛車から乗り換えを行う際は、必ずネットで下取り相場を調べるのが大事です。よくある失敗は、ディーラーで営業マンから好条件を提示され、ハッキリした下取り価格を知らずに契約してしまうパターン。一見好条件に見えても、実は今の愛車の下取り額が安く、結局損をしてしまうことも。

◆もはや常識!ネットの一括査定で下取り相場をチェック

ディーラーでの商談で少しでも良い条件を出すためには、あらかめネットで愛車の下取り見積を取得しておくのが鉄則です!反対にディーラーの査定金額が先にわかっている場合にも、買取店の査定でそれを言うと、それ以上の値が付くこともあります。

◆最大10店舗を比較して、最高額をチェック

見積もりを取るときは、複数の買取店に一括査定をお願いできるサイトが便利です。 エイチームの「かんたん車査定ガイド」 なら、最大10店舗を比較して、その中から最高額をチェックすることが出来ます。また入力も簡単で、最短約1分で完了します!

◆厳しい審査で選ばれた業者だけが加盟しているので安心!

「かんたん車査定ガイド」なら、JADRI(日本自動車流通研究所)の厳しい審査を受けた優良業者だけが加盟しています。そのため、強引な営業電話が何度もかかってくるような心配はありません。

▼査定申し込みはこちらから!

◆禁断の裏ワザ「入札制」とは?

ここで特別に、自動車の買取店の方から聞いた【裏ワザ】をご紹介します。下記の方法を使えば最初から高値が出やすくなるのです。

1.一括見積サイトからエントリーし、複数の買取店の査定申し込みを待つ。

2.同じ時間にアポイントを設定する。

3.査定が始まるタイミングで「入札制にしますので、査定金額を名刺の裏に買いて持ってきてください。一番高いところに売ります」という。

これにより、最初から最高値を出してくれて、スピーディに売ることができるようですよ。また買取店も「入札制」の方が早くて効率的なので、最近は嫌な顔をしないのだとか。CLUB CARSの読者の方からも、この方法とディーラーからの見積もり提示を組み合わせることで、なんと50万円以上も高値で売れたと報告をいただいています。 賢くBMW・ミニを購入するためにも、ぜひ愛車の下取額にはこだわってくださいね。

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MINI 秋田

当店は秋田駅の南、国道13号線沿い、県立秋田南高校の道路を挟んだ向かい側になります。最寄り駅は羽越本線「羽後牛島」になります。お気軽にご来店ください。
住所:〒010-1431 秋田県秋田市仁井田二ツ屋1-11-1
電話:018-884-3802 | 営業:9:00 - 18:00 | 定休:火曜日

HP:公式サイト

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