皆さん、ミニの車内で音楽を聞きますか? オーディオ環境にもこだわっていますか? 今回はミニにまつわるオーディオ環境について紹介したいと思います。ミニの純正スピーカーはなかなかのクオリティなので、ほとんどのミニオーナーは純正スピーカーで音楽を聞いているようですが、メーカーオプションに高音質スピーカーがあるのはご存知ですか? 音にこだわりたい人にはオススメのスピーカーです。
また「スピーカーにまではお金を使えないけれど、できれば高音質で音楽を聞きたい」という方向けに、どんな方法でスマホや携帯音楽プレイヤーとカーオーディオを接続すればいいのか、なども紹介しますよ。
さまざまなデータ送信方法
接続方法によって音質が違ってきます
スマホやiPodなど、携帯音楽プレイヤーとカーオーディオの接続にどんな方法があるのかについて紹介しましょう。カーオーディオの音質にこだわるなら、スピーカーも重要ですが「純正ナビやオーディオ機器との接続方法」も重要。結構、音質に影響してきます。下記に代表的な方法を紹介するので参考にしてみてください。
音質にこだわりがない…という人であれば、FMトランスミッター以外ならおおむね満足できるのではないかと思います。なお、iPhoneやiPodに保存されている音楽データはCD音源からデータが圧縮されて保存されています。音質にこだわる方は、カーオーディオにCDを入れて高品質なスピーカーで音楽を楽しむのがベストでしょう。
- FMトランスミッター(アナログ接続)
- 2000年頃から普及しはじめたFMトランスミッター。携帯音楽プレイヤーと繋ぐことで音楽をFM電波としてオーディオ機器に飛ばし、再生させる仕組みです。FMトランスミッターの価格が手頃だったので、一時は人気がありましたね。最近人気のBluetoothのようにデジタルでデータを転送する仕組みではなく、ノイズを拾いやすいFM電波で音楽を飛ばすので音質はイマイチ。最近はカーオーディオやナビにAUX端子が用意されたり、Bluetoothでの音楽データの転送が一般的になったりしたため、FMトランスミッターを利用する人は減ってきています。
- Bluetooth(デジタル接続)
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ここ最近で人気なのがBluetooth接続です。スマホとナビをBluetoothでペアリング、音楽データを無線転送し再生します。Bluetoothとは簡単に言うと近距離でデータのやり取りを行う、WiFiに似た無線通信機能ですね。第3世代のミニ3ドア、5ドアからこの機能が標準搭載になりました(第2世代でもビジュアルブースト搭載車両であればコーディングを行えばBluetoothでの音楽再生が可能です)。
少し前までは、Bluetooth接続で行われる音楽データの圧縮が、音質を劣化させると話題になっていましたが、現在では圧縮技術が進歩し改善しています。ここ最近のBluetooth接続なら、音質の劣化は一般の人にはわかりづらいレベルでしょう(Bluetoothは通信領域帯が狭いため、電波干渉を受けて音が途切れることがあります)。
Bluetoothのデメリットは、バッテリーの消耗が速いこと。このため、長時間利用する際はシガーソケットなどから充電する必要があります(バッテリーの消耗度合はBluetoothのバージョンやスマホの設定によっても違ってきます)。
- AUX入力端子(アナログ接続)
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最近のカーオーディオやナビ前面に設けられています。音楽と相性が良いとされるアナログ接続のため、人気があります。中にはオーディオケーブルにこだわる方もいますが、高品質な音で音楽を聴くためには音源、ケーブル、オーディオ、スピーカーのすべてにこだわらなければなりません。高級な家庭用オーディオで使用する場合ではなければ、あまりに高価なケーブルにこだわっても違いはわかりにくいでしょう(安いケーブルは明らかに音質が違いますが…)。
音質の話になると、AUXのアナログ接続とBluetoothのようなデジタル接続でどれだけ音質が違うのか、が気になってきますよね。徹底的にこだわるとアナログの方が上と言われていますが、カーオーディオではあまり気にする必要はありません。
AUX接続での注意点は、音楽の操作はスマホや音楽プレイヤー上でしなければならないこと。マルチファンクションステアリングを装備したミニであっても、ハンドルの手元のボタンで曲を送ったり戻したりできません。またBluetooth同様、バッテリーも少しずつ消耗します(とはいえ、シガーソケットで充電しながら音楽再生すると、シガーソケットからのノイズを拾ってしまい、満足行く音質にならない場合もあります)。
- MINIビジュアルブースト(第2世代より。アナログ接続)
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専用アプリ「MINIコネクテッド」でiPhoneを接続し、音楽再生する仕組みです(オプション装備品)。この再生方法はiPhoneをUSB端子とAUX端子に2本のケーブルを接続するのですが、音楽はAUX端子からのアナログ接続、曲名やアルバムジャケットなどのデータはUSBポートからと、イイトコどりのシステムとなっています。さらに充電も同時に行えるため、長時間使用も可能となっています(ただし充電のアンペア数が低いため、同時に複数アプリを起動させていると充電量より電気消費量が上回ってしまうこともあります)。
- USBポートからの音楽再生(デジタル接続)
- 第3世代のミニ3ドア、5ドアから、USBポートにメモリーやスマホを接続すると音楽再生できるようになりました。充電も可能です(ただUSBポートの出力が低いので、充電量はさほど多くはありません)。
Harman/kardon製 HiFiラウドスピーカー
こだわりたい人はコレ! 12個のスピーカーを配置するHiFiラウドスピーカー
上記で音楽プレイヤーとカーオーディオのいろいろな接続方法を紹介しましたが、最終的に音楽が出力されるのはスピーカーです。もちろん、スピーカーだけで音質が左右されるワケではありません。カーオーディオやナビに搭載されているAVメインユニットも音質を左右します。ただ、ミニに純正採用されているメインユニットはそのままでも充分満足できる品質ですし、そう簡単に取り外せるモノではありません。
結果、音質を向上させようとなるとスピーカー交換となってくるワケです。ここでは、ミニが用意している「Harman/Kardon HiFラウドスピーカー」についてご紹介しましょう。
まずは標準スピーカーについて
第3世代ミニの場合、標準装備のステレオシステムではフロント、リアの座席両サイドのスピーカー(ONEのみ後部座席のスピーカーが無い)+左右のフロント下に設けられたウーファー(低音専用スピーカー)が装備されています。純正スピーカーの音質はなかなかのレベルで、これまでスピーカー品質に関する不満は聞いたことがありません。
しかし、メーカーオプションの「ハーマン・カードン製 HiFiラウドスピーカー」の音を聞けば、もう標準スピーカーには後戻りできませんよ。ハーマン・カードンはアメリカに本拠地を置く音響機器メーカーで、BMW、ランドローバー、メルセデス・ベンツ、バイクの世界ではハーレーに専用オーディオを提供しています。系列メーカーにはカーオーディオから映画館、プロ用機材までを販売するJBLなどもあり、オーディオの世界では非常に有名な企業です。あらゆる映像制作で利用されてドルビーシステム(映画のクレジットの最後にロゴが必ず出てくる技術)もグループ会社が開発した技術だとか…。
標準の2倍のスピーカー量。12のスピーカーが奏でる繊細かつ迫力あるサウンド
話を戻しますと、ハーマン・カードン製 HiFiラウドスピーカーは12個のスピーカーで構成され、スピーカーは高音域、中音域、低音域が別々に用意されており、非常に豪華な構成となっています(アンプからの最大出力は400W。数字が大きいほど大きな音量が出せます)。標準のステレオシステムにはないフロントガラス下や前後座席の左右に追加されるツイーター(高音専用スピーカー)や、ダッシュボード中央部に設けられたミッドレンジスピーカー(中音域用スピーカー)とツイーターなど、室内をグルっと覆うように配置された12個のスピーカーが極上の音楽空間を演出してくれます。
クラシックやジャズなど、繊細な音楽を好む人にはオススメのメーカーオプションですね。最近はカーオーディオにこだわる人が少なくなってきたようですが、長時間、車の中で過ごす人ならスピーカーにもこだわってみてはいかがでしょうか。
後付けでスピーカーを購入するより価格もお得!
ハーマン・カードン製スピーカーは、新車購入時のみにオーダーできるメーカーオプションで、価格は123,000円(税込)です。ミニの購入後に同クラスのオーディオシステムを揃えようとするとステレオシステム+取り付け工賃で20万円近くになってしまいます。ハーマン・カードンは安いオプションではありませんが、こだわりたい人には他スピーカーと比べてみても決して高い買い物ではありません。純正スピーカーなのでメーカー保証が効くというのも見逃せないポイントです。
ちなみに、ハーマン・カードン製スピーカーは2009年にミニ生誕50周年を記念して登場した特別記念車「カムデン」には標準で採用されていました。
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