2014年上半期のBMW販売台数は153万台。計画を2年前倒しで200万台達成へ！

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BMWグループ全体の上半期業績が発表されていますよ。BMW、MINI、ロールスロイスを合算した累計販売台数は153万台となり、過去最高を記録しています（前年対比6.5%アップ）。BMWグループが以前発表した「2016年までに200万台突破」ですが、今期の達成は間違いなさそうですね。今後5年、10年を見れば300万台を目標値として進んで行くのでしょう。もちろん自動車業界全体で見れば、世界で8500万台が販売されておりBMWは約3%のシェアと決して大きくはありません。ただBMWが高単価なプレミアムブランドであることを考えると、200万台、300万台という販売台数は数字以上のインパクトと言えるでしょう。

BMWグループの日本販売台数（前年比）

ちなみに日本は自動車業界全体が消費増税の反動で約14%下落しました。BMWグループも上半期27,067台（前年比13.9%減）と台数は減らしていますが、MINIはニューモデル登場もあってか減少比 約5%と健闘している状況です。しかも下期は「ミニクロスオーバー ディーゼル」、「ミニペースマン ディーゼル」、「ミニ5ドア」などが販売開始されますから、かなり期待できるかもしれませんね。

BMWグループの世界販売台数 推移（2009-2013年）

2009-2013年でBMWグループは約150%成長しています。自動車全体で130%の成長率（2009年6500万台、2013年8500万台。参照：国際自動車工業連合会）ですから、BMWは非常に好調だと言えるかと思います。特に最近はアジア市場が急成長していますから（2008年のアジアシェアは約30%でしたが、2013年は約45%）、BMWがアジアにも上手く適応している点は注目ですよね。今後は自動車販売台数の50%以上がアジアとなるでしょうから、ミニやBMW1、2シリーズは重要なポジションになっていくと思いますよ。

ん？ MINIのラインナップが今後10車種に増えるという噂も、こういう背景があるんでしょうかね。