【R56 ミニJCW】FF車への偏見を払拭してくれたミニ

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FF車なんて面白くない。ミニに乗るまでそう思っていました

最初は奥さん用に購入しましたが、今では私のメインカーになっています

これまでずっとFR車（フロントエンジン・リアドライブ。後輪駆動車）にこだわって車を乗り継いできました。「FF（前輪駆動）なんてつまらない」と思っていたんです。ただ、FF車の中でもミニは面白いという話も聞いていて、「どんなもんだろう？」と気になっていたんです。それで「奥さん用の車」という名目で、R56のジョン・クーパー・ワークス（JCW）を購入しました。JCWを買っている時点で、自分が乗る気満々だったんですけれど（笑）。仕事用の車でFF車に乗ったことはありましたが、ミニはそれまでのFF車のイメージを覆してくれました。どちらが優れているという話ではなく、「こういう楽しみ方の車もあるんだな」と。予想を超えたミニの面白さにハマってしまいました。

車との一体感が感じられます

FFのミニはFRの車と乗り方が違うので、最初は少し戸惑いました。例えばFF車はフロントタイヤが駆動するため、FR車のようにアクセルを使って向きを変えることはできません。。ギリギリまで我慢してアクセルを踏まないと綺麗には曲がれないんです。お尻を振りながら曲がるFR車とは違う乗り方、楽しみ方の車なんですね。ゴーカートフィーリングと例えられるハンドリングの面白さは、乗ってすぐに感じられました。ハンドルの遊びが少なくクイックに動くところや、ダイレクトに路面からの情報が伝わってくるので車の動きがわかりやすいですね。

JCWは気楽に楽しめるスポーツカー

JCWはよく走る車なのに消耗品が手頃なのもありがたいです。以前の車にはセミスリックタイヤを履かせていて1本5～6万円くらいしましたが、JCWはそこまでしなくても充分楽しいので半額くらいで買えるDIREZZA ZⅡを履かせています。燃費もサーキットでは3～4㎞/Lですが、街中では10㎞/Lくらいで走ってくれます。普段の移動もサーキット走行も1台でこなせる、気楽に楽しめるスポーツカーですね。

良くできた車なので、カスタムはほどほど

そもそも素性のいい車なので、必要以上にあちこち手を加えたりはしていません。GIOMIC製ターボキャタライザーとOHLINSの車高長、ADVANの18インチホイールに交換したくらいで、エンジンチューニングはせず楽しんでいます。昔からお世話になっているショップに相談しながらワンオフ*で部品を作ってもらったりしています。ブレーキキャリパーは純正の出来がいいので、導風板を作ってもらい、ブレーキが冷えるように工夫をしてもらいました。

*ワンオフ(one off)：いわゆるオーダーメイド。ある目的のためにイチから製作されたパーツ。

お気に入りのパーツ

TRUST製オイルクーラー

TRUST製オイルクーラーのコアをJCWに合うよう加工して取り付け。JCWは油温が上がりやすいのでエンジンにダメージがこないように対策しています。

オリジナルステッカー

書体だけを指定し、兵庫県尼崎市のJanSpeedに依頼して製作したジョン・クーパー・ワークスステッカー。

既製品を改良したカーボンフロントリップスポイラー

前からつけていたM7のリップのサイズが少し寸足らずだったので、昔からお世話になっているボディショップにお願いして、両サイドを大きくしたモノを製作してもらいました。

メッキパーツのブラックメッキ加工

各部のメッキパーツをブラックメッキに塗り替えてみました。やってくれるメッキ屋さんを探すのに苦労しましたね。