iPhone6 で話題の Apple が放つカーナビ ?「CarPlay」って、何がスゴイ？

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目次

• Apple CarPlayとは？
• 自動車メーカー（メルセデス、ボルボ）の発表したCarplay【動画】
• ナビメーカー「パイオニア」が放つCarPlay【動画】

Apple CarPlayとは

BMW、MINIも参画する Apple Car Play

2014年3月にジュネーブモーターショーにて、Apple社が発表した「Apple CarPlay（アップル カープレイ）」。「なにそれ？」という方のために簡単に説明しますと、iPhoneにある音楽、動画・地図・メッセージを車のコントローラーや「Siri（iOS向け秘書機能アプリ）」を使って操作できるシステムです。2014年7月には、Googleも「Android Auto」という同様のシステムを発表し、にわかに話題を呼んでいますね。

カーナビから、自動車OSへ

これまで道案内や音楽・映像再生くらいしか求められなかったカーナビ。ただ通信技術の発達やスマホ（iOSやAndorid）の登場によって、道案内の”カーナビ”から車のあらゆる機能を制御する「車のOS（オペレーションシステム）」への進化の期待感が高まっていますよ。つまりスマホのOSと通信機能を使って、車から各種アプリを利用したり（電話、メール、レストランレビューなどのインターネットサービス）、エアコンなど車のオプション制御が可能になったりするようです。

またCarplayやAndorid AutoがOSになることで、膨大なサードパティ（第3者。企業、機関など）の開発力が利用できるというメリットがあります。今後CarPlayやAndorid Autoが普及していくと、iTunesやアンドロイドマーケットで開発・販売を行っているアプリメーカーが、自動車用のアプリを大量にリリースしてくるでしょう。考えただけども、自動車がより便利になりそうですよね。

【動画】自動車メーカーの発表したCarplay（メルセデス、ボルボ）

Carplay自体が発表後間もないサービスですので、利用できるサービスは地図、音楽、メッセージ（iMessage）、電話、Siriを使った音声操作のみですが、下の動画ではエアコン操作など自動車メーカーだからこそできる機能が追加されていますね。また操作画面（インターフェイス）はメルセデス、ボルボ共にブランドイメージを活かしたオシャレでクールなものに仕立てられていますよ。MINIもこういった世界観が強い車なので、今後の導入を楽しみに待ちたいですね。

ちなみに利用は非常に簡単。ライトニングケーブル（iOS 7.1以上の5/5s/5c/6/6 Plusに対応）で、iPhoneを繋ぐとすぐに自動車側のディスプレイにCarplayが立ち上がり操作を開始できます。未確認ですが、ケーブル接続しているので充電もされていると考えてよいと思いますよ（将来的にはライトニングケーブルさえ必要なくなる日も来るでしょう）。iPhoneを持って車に乗り込むとCarplayが起動して、Siriが挨拶してくれる…「ナイトライダー」みたいなことが実現する日も近いのかもしれません。

メルセデス・ベンツのCarplay動画（約7分）

ボルボのCarplay動画（約7秒）

【動画】ナビメーカー「パイオニア」が放つCarPlay

CarPlayを使った開発を行っているのは、自動車メーカービだけじゃありません。「パイオニア」、「アルパイン」、「クラリオン」などナビメーカー各社も続々と開発中です。その中でも一番手として登場したのが老舗、パイオニアです。商品名は「NEX」。もともと同社の人気ナビだった「NEX」にCarPlayが対応したとあって、国内外で話題を呼んでいます。特に今乗っている車をすぐにCarplayに対応させることができるので、新しいもの好きの方にはたまらないでしょうね。ただ現在は欧米のみの販売で、日本導入は年内を予定しているようです。

NEXのCarPlay対応機種

NEXのCarPlay対応機種は6種類。既に販売されているAVIC-8000NEX、AVIC-7000NEX、AVIC-6000NEX、AVIC-5000NEX、AVH-4000NEXの5機種、そして今回新たに販売開始されるスマートフォン受信機 AppRadio 4 SPH-DA120となります。既存5機種は、無料のファームウェアアップデートを行うことでCarPlayを利用することが可能になりますので、ユーザーの方はチェックしてみてくださいね。