ミニの新コンセプトカー レッジェーラが超絶クオリティ

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伝統とモダンを融合させた、時代を超えた美しさ

2014年5月、イタリア・コモ湖で開催されたクラシックカー・コンクール「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」にて、ミニの新しいコンセプトモデルが公表されました。その名も「MINIスーパーレッジェーラ・ヴィジョン」です。

伝説的なボディ製作会社とのコラボレーション

イタリアの伝説的なボディ製作会社「トゥーリング・スーパーレッジェーラ社（以下、スーパーレッジェーラ社）」と作り上げた1台。ちなみに「スーパーレッジェーラ」とは、アルファロメオやフェラーリ、アストンマーティンなど蒼々たる名車のボディを制作して来たカロッツェリア・トゥーリングが作る超軽量フレームのこと。同社は以前に倒産しましたが、現在トゥーリング・スーパーレッジェーラ社（以下、スーパーレッジェーラ社）として再起し、改めて魅力的なボディ作りに取り組んでいる会社です。

エクステリア

見どころが多すぎて

丸目のヘッドライトや六角形のフロントグリルなど、ミニの象徴的なデザインアイコンと伝統的なスタイルはそのままに、現代ロードスターに相応しいスタイリッシュなエクステリア。これはスーパーレッジェーラ社に在籍する熟練の職人たちが手作業で作りあげています。

ボディサイズに入った「トゥーリングライン」と呼ばれるキャラクターラインや、コクピット後方からテールへと伸びるフィン、またユニオンジャックをイメージしたテールランプなどなど。ボディ各所に施された細やかなこだわりは、いつまでも眺めていられそうなほど。ボディカラーの「コモ・ブルー」や効果的に配されたポリッシュやクロームメッキの装飾も、このスタイルに一層の磨きをかけていますよね。

インテリア

見どころが多すぎて

インテリアもこだわりがいっぱい。プリッシュ・アルミで精巧に仕上げられたダッシュボードにモダンにデザインされた各パーツ類。また周囲にはサビア（イタリア語で砂という意味）カラーのレザーが配されていますよ。そして最大の見せ場であるセンターメーターは、クラシカルな雰囲気を残しつつも、近未来を感じることの出来る不思議なデザインとなっています。またハンドルやバケットシートはブラックレザーを採用、モダンな雰囲気を一層盛り上げてくれます。

パワートレイン

パワートレインはEV車

スペック内容は全く明らかにされていませんが、パワートレインにはEVモーターが採用されるようです。BMWでは近年、社をあげて取り組んでいるEV。レッジェーラは完全に一品物で、市販化の可能性は少ないかと思いますが、今後フラッグシップモデルとしての登場はあるかもしれませんね。例えばBMW i8のような。当然、価格もものすごいことになりそうですが、ミニファンとしてはぜひ見てみたいものです。

公式データ

• 現代的な英国らしさとイタリアの様式との融合：MINIの象徴的なデザインがエレガントでスポーティな美しさと融合し、現代的なスタイルをまとっている。
• クラシックなイタリアのボディ製造方法と手作業で成型されたメタル・シートは、MINI SuperleggeraTM Visionに他に類を見ないエモーショナルな魅力を与えている。
• インテリアでもエクステリアでも、フォルムは最大限に切り詰められており、これによって際立ったドライビング体験に明確に焦点が当てられている。
• インテリアは、材料とスタイリングに関しては伝統的なコーチワークによる製造方法を採用しており、これがMINIのインテリア・デザインの象徴と組み合わされている。
• レザー、アルミニウム、ブラック・クロームなどの最高級素材がインテリアの明確な美意識を際立たせている。