BMWの提案するハイセンスなEV用 充電システムが、CES 2015に登場!!

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昨年、販売開始されたBMWの電気自動車「i3」。それと同時に発表され、注目を集めたのが電気自動車用（以下EV）の「ソーラー充電カーポート」のコンセプトモデルでした。このカーポートが、明日1月6日より米ラスベガスにて開催される「Consumer Electronics Show（CES/家電・情報・通信・エレクトロニクスの総合展示会）」にてデモンストレーションされることが決まったようですよ。

ところでこのBMWの「ソーラー充電カーポート」。「なにそれ？」という方も多いかと思います。そこでここでは、簡単にその特徴をご紹介しますよ。

デザイン

太陽光を車のパワーに変えるのを視覚的に伝えたかった

カーボンファイバーと竹から作られた自然でエコなデザインテイストは、太陽光やEVといったハイテク感ともうまくマッチしていますよね。カーポートや充電システムというよりは、カフェテラスのような雰囲気にさえ思えます。これが自宅にあれば、本当にカッコイイですよねぇ。ちなみにこのカーポート、コンセントがなくても充電可能となっています（BMW i Wallbox Proが必要）。

BMW Designworkds USAの担当者は、本デザインについて以下のようにコメントしています。

「車は単なるモノではありません。またカーポートも車のためだけのモノでもないのです。このカーポートは、車を超えたエネルギー供給の1つの形として提案しています。意識した点は、太陽光エネルギーを車のパワーに変える…それを視覚的にわかりやすく伝えられるようにデザインしたんです」

充電方法

太陽光発電の利用により経済的

肝心の充電方法ですが、こちらもよく考えられています。ベースとなる充電方法は太陽光エネルギーで、それだけでは不十分な時は家庭用電源などを利用してくれるようです。また家庭用電源を利用する場合、自動的に深夜など料金の安い時間帯を選択して充電するようになっています。これによって、米国では年間で最大800ドルの電気料金節約になるのだとか。この他にもカーポートに設置されたソフトウェアで、気象データを利用して発電時間を予測することが出来るようですよ。

市販化

2016年の販売開始を予定!?

このカーポートですが、なんと2016年より市販化が予定されています。ただし価格やサイズ等の詳細情報はまだ未定ですし、BMW以外の車で使用できるかどうかも不明です。とは言え、今後MINIもEVが登場する可能性は高いですから（BMW社のMINI担当幹部が「ミニの電気自動車（EV車）デビューは、そう遠くないだろう」とコメント）、期待したいですね。

おまけ：BMW社に設置されたソーラーステーション

BMW Point One S Solar Station

現在、ドイツのミュンヘンにあるBMW本社にもソーラーシステムを使ったカーポート「BMW Point One S Solar Station」が設置されています。樹木の葉をイメージしたルーフなど、コンセプトのカーポートよりさらにデザインに力が入ったシステムとなっていますね。販売開始されるとしたら、こういったデザインだとうれしいですよね。…すごくいいお値段になりそうですが…。