ミニマイナー、スーパーレッジェーラ。BMW社が公式見解を発表!!

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先日（2015年3月17日）、英国の自動車メディア「Car」が掲載した「ミニスーパーレッジェーラは2018年登場!?」の記事について、米国の自動車メディアAutomotive Newsがこれに懐疑的な意見を掲載していますよ。

BMWが、スーパーレッジェーラ2018年登場を否定

レッジェーラ、ミニマイナーともに承認には至っていない

Automotive News によれば、「そんなに早く登場しないだろう」としています。その根拠として、BMW社のボードメンバーであるSchwarzenbauer氏が出した以下のコメントを掲載しています。コメント内容からすると、まだ "検討中" のようです。

「"スーパーレッジェーラ・コンセプト" をベースとしたMINIブランドのロードスターを承認していません。またトヨタと共同開発するとされている「MINI MINI（ミニマイナー？）」も同様です」

BMW AG – Peter Schwarzenbauer氏（Board Member）

ミニスーパーレッジェーラ

モノはいいが、収支が合わない!?

このAutomotive Newsの記事を支持する内容を、米国メディア MOTOR TREND も昨日（3月18日）掲載しました。同誌が、過去に行ったBMWボードメンバーへのインタビューコメントを掲載していますよ。

「スーパーレッジェーラは現行ミニのプラットフォームにはそぐわない。経済的な理由から、その生産は難しいだろうと思っている」

BMW AG – Jochen Goller氏（Board Member）

「スーパーレッジェーラの生産は、まだ検討中です。それはミニのラインアップには、素晴らしい追加になると思っていますが、その承認はされていません」。

BMW AG – Peter Schwarzenbauer氏（Board Member）

車としては認めているものの、販売台数が見込めないのではないかというのがポイントのようです。BMWブランドは2シーターオープンモデルの「Z4」も売上が低迷しているとしていますから*、MINIブランドでも2シーターオープンを迷うのは当然かもしれませんね。もちろん、ミニファンとしては、登場を期待したいところですが…。

※TOYOTAと共同開発中。BMWがZ4、TOYOTAが次期スープラとして登場させるとされています。

ミニマイナー（ロケットマン）

MINIはEV車両に注力している!?

Schwarzenbauer氏のコメントにも出ている「MINI MINI（ミニマイナー）についても、承認していない」という点も気になりますよね。Motor Trendが、この点についてSchwarzenbauer氏にさらに詳しいコメントをもらっていましたよ。

「都市部に適したシティコミューターの開発、中でも電気化はミニにとって重要なテーマ。現在、我々はそれに取り組んでいるが、いつどんなものを登場させるかについては、何ら断言できない。今は、ミニのような小さな車のどこに（あの大きな）バッテリーを積むのかという課題に苦労している」

BMW AG – Peter Schwarzenbauer氏（Board Member）

都市部に適したシティコミューターですから、小型車…ミニマイナーだとは思いますが、具体的な車種名や全体像などが固まっていないのでしょうかね。ただMINIとして、より小さな小型車のEVまたはPHV（プラグイン・ハイブリッド）を開発中なのは確かなようです。以前の報道では2018年あたりと言われていましたが…どうなのでしょうね。引き続き期待して待ちたいと思います。