MINIクーペとロードスター、2015年に生産停止!?

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来年で生産停止!?

噂はあったが、メーカーの人間が語るのは初めて

「ミニ クーペ、ロードスターは、来年生産がなくなるだろう」MINI USAの幹部が、そんな衝撃的なコメントをしたようです。これは昨日、海外メディアが報じたもの。クーペとロードスターが現行モデルで終了という噂は以前よりありましたが、メーカーの人間が語るのは初めてです。今回コメントしたのは、MINI USA 製品部門トップのマッケナ氏。また彼は以下のようにも語っています。

今回のミニクーペとロードスターの終了は、MINI USAが推進するスーパーヒーロー戦略（superhero strategy）の一環だ。

参照：AutoGuide（英語）

ちなみにスーパーヒーロー戦略とは、より多くの販売が見込めるモデルに絞って生産する…非常にシンプルな戦略のことのようです。

生産効率の改善

新型のプラットフォームに絞っていく!?

クーペ、ロードスターがラインアップから落ちるとすると、来年コンバーチブルが登場することで、第2世代ミニのプラットフォームは現行車からはなくなります（クロスオーバーはまた違ったプラットフォームで作られています）。これはBMW社にとっては大きなコストメリットがあるのではないでしょうか。しかもBMW社は一方で、BMW X1や2シリーズなどとミニをUKL(*1)プラットフォームで共通化しようとも考えているようです。

こういったことを考えると生産ラインを効率化するのが主で、クーペやロードスターのラインアップ落ちは「廃盤」ではないとも思えますよね。今後第3世代のプラットフォームで、再登場ということも十分ありえると思います。まあロードスターはコンセプトモデルとして発表している「スーパーレッジェーラ」の市販化も噂があり、そちらと統合される可能性もありますが…このあたりはお楽しみというところでしょうか。

* UKLプラットフォーム：新型ミニ（F56）で使用されているプラットフォーム。UKLはドイツ語でUnter Klasseのことで、エントリークラスを意味する。

日本でも購入できなくなるのか？

現時点ではこの情報が米国限定の話なのか、世界共通なのか不明です。ただミニは地域別にモデルを出し分けはしていませんので、これが決定事項なら日本でも購入できなくなってしまうのかもしれませんね。続報を待ちたいところです。

続報（2014年11月26日追記）

MINI USAが追加コメント

海外メディア「Motoringfile」が、クーペとロードスターの生産停止について、MINI USAより追加コメントを取材していました。

我々（MINI）は、中長期でいくつかのモデルに注力していくでしょう。どのモデルに注力するかは、コメントできませんが。ただ言えるのは、クーペやロードスター、クラブマンは旧プラットフォームで作られたミニで、これらは新しいものに刷新していくだろうということです。クラブマンは将来像をコンセプトモデルで示唆した後、今年の夏に生産停止しました。しかし全てを刷新するには時間がかかります。クーペとロードスターに関しては、その時が来るまで生産し続ける確信がないのです。

参照：Motoringfile（英語）

現行版のクーペ、ロードスターが生産停止になることは、ほぼ間違いなさそうですね。ただ今後ミニファミリーからなくなる（第3世代ででなくなる）という点は、不明です。ロケットマンや、ペースマンの5ドア化なども噂されていますが、ミニファミリーはどうなっていくのでしょうか。ミニファンとして楽しみに待ちたいと思います。