- 編集部通信
- 掲載:2015/1/17 |
BMWが3シリーズにプラグインハイブリッド導入。MINIにも導入される?
EUで実施予定のCO2排出規制(以下、2021年規制)*に対応するため、欧州の自動車メーカー各社が次世代エンジンへの取り組みを加速させているようですよ。そんな中、BMWグループでは来年のマイナーチェンジが噂される「3シリーズ」にて、プラグイン・ハイブリッド車を登場させるようです。これは海外メディアのAutocarが報じたもの。
2021年規制対応を目指して
出所:欧州における新車のCO2排出量 / International Council on Clean Transportation
ハイブリッドでは2021年規制は対応できない?
長らく、自動車のCO2排出量低減が叫ばれ続けたEU。欧州の自動車メーカー各社は、こういった声を背景にこれまでクリーンディーゼル車を中心に環境性能の高い車をリリースしてきました。しかし2013年、EU欧州会議はより厳しい削減基準の規制実施を決定しました(2021年規制)。これは2010年まで1kmあたりのCO2排出量が140gであったものを、2021年販売の新車から95g以下…つまり30%以上削減させるという大変厳しいもの(上記グラフ参照)。当初は「ハイブリッドなどでも対応できない」と言われたほどで、欧州の自動車メーカーは電気自動車や燃料電池車に興味を示し始めました。
BMWのEV i8/i3
ハイブリッドで2021年規制対応を目指す
上述したように当初ハイブリッドでも対応出来ないと言われた2021年規制ですが、昨年になって現在のハイブリッドを改良・進化させることで2021年規制をクリアできる見立てが各社に立ち始めます。このため2014年のモーターショーではフォルクスワーゲンやプジョー、ポルシェなど欧州メーカー各社が、次々とハイブリッド車やプラグインハイブリッド車(長距離は従来のハイブリッド車として走行)を発表。2021年前後の中期ではハイブリッドが主役になっていく…そんな予感を感じさせてくれました。
電気自動車の開発は進むも課題は多く
一方BMW社は、以前より長期視点で「エフィシエント・ダイナミクス」という標榜のもと、環境に適応しながらもパワーも両立した車づくり取り組んでいました。その成果の一つが2013年に発表、2014年に販売開始された電気自動車「i8」や「i3」です。電気自動車は電気スタンドを始めとした社会的な課題も多く、主流となるにはまだまだ時間がかかりそうですが、BMW社のビジョンは明確になりました。昨年はi8やi3があったため、ガソリンから電気への過渡的な位置付けの車(ハイブリッド車)にはフォーカスがありませんでしたが、今後はBMW社も本格的なハイブリッド車を出してくるだろう…市場関係者は誰もがそう予測していました。
BMWブランドのハイブリッド戦略
主力モデル3シリーズにプラグインハイブリッド
こういった流れの中、BMWは主力モデルである「3シリーズ」にこれまで採用されていたハイブリッド(アクティブハイブリッド)から進化した、本格的なプラグインハイブリッド車を登場させるようです。また海外メディア「Autocar」によれば、2022年には本格的なハイブリッドモデルの登場も予定されているのだとか。
参考:BMW3シリーズのハイブリッドシステム(Autocar)
Autocarでは、次期BMW3シリーズのプラグインハイブリッドモデルは、以下のような構成になるとしています。
- ボディには「スティール」、「アルミニウム」の複合素材を使用。これによりBMW3シリーズでは従来モデル比で、100kg以上軽量化される。
- 先進のエアロダイナミクスと、転がり抵抗を最小限に留める技術。
- 道路のタイプや交通状況を予測し、ドライブモード(スポーツモードやエコモードなど)によって最適なルート提案をする3Dナビゲーション。
- 2リッターの4気筒ターボ(最高出力180ps)、最高出力95psの電動モーターが搭載される。
- ミッションは、8速オートマティック。
- A7.6kWhバッテリーを後輪の上に搭載。このバッテリーのみで、約35km走行可能(参考:TOYOTAのPHV車両で、約26km走行可。2015年1月現在)。
引用元:Autocar
MINIブランド
ミニはハイブリッド化するのか?
今回のAutocarの記事では、ミニやBMW1シリーズに関しては触れられていません(1シリーズとミニはプラットフォームが共通)。ただ規制を考えれば、ミニも将来的に「ハイブリッド化」される可能性は十分ありそうです。もしかすると今年デビューと言われる「新型ミニクラブマン(F54)」でもハイブリッドモデルが登場するかもしれませんよね。また2017年にフルモデルチェンジが噂される「次期ミニクロスオーバー(F60)」や、マイナーチェンジタイミングとなる「ミニ3ドア・5ドア」あたりだと、かなり可能性が高そうです。
今後のミニは現在のようなガソリンではなく、ディーゼルやハイブリッドが主力になっていくのかもしれませんね。
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