彼女の言った全てのこと（破）[MINI守山]

（昨日のつづき）もしかしたら廃墟かもしれない、そんな不安を抱きながら扉を開けると、紫の煙の充満したにおいと、奥から「うおおおーーー！！」という平日にも関わらずヌシの叫び声が響き、今日日信じられない光景が目の前に広がりました。このカオスっぷり。これこそ私の求めていた電脳空間です。この日の落胆など吹き飛んでしまいました。店内が取れ高満載だった義理もあり、ええい！と思いきって、ヤニと皮脂でベトベトのレバーをむんずと握って、名も知らぬ格闘ゲームに興じていると、黄ばんだBOSEからうっすらと聴き覚えのある曲が流れてきました。"Allthethingsshesaid...Runningthroughmyhead...Thisisnotenough"（彼女の言った全てのこと頭を駆け巡ってるこれじゃ少しも足りないわ）私はこの瞬間、全身に稲妻が駆け抜け、「これだ！」と確信しました。そして、ゲームもそっちのけで外に飛び出し、「これだ！」と叫びました。近くの女子高生集団に笑われました。悪い気はしませんでした。「俺が行くまで、売れてくれるなよ」大急ぎでさっきの店に引き返すと・・・ありました！t.A.T.uの1stアルバムが。レジに行き、興奮気味に瞳孔開きっぱなしで「すみません、これ他に在庫ありますか！」と店員さんに詰め寄ると、「あ、は、はい・・・今さがしてみます」（うわ～やばい人来ちゃったよ。しかも今頃t.A.T.uて）結果、5枚(5tT)も購入することができました。この調子でいくと、うちにカラーテレビ、カー、クーラーが揃う日もそう遠くはなさそうです。ちなみに何故、数あるワゴンCDの中から、t.A.T.uなのか。それは、彼女達こそが歌のチカラで真実を伝える、アイの使者だから。真実のアイは時空を超えます。だから未来の価値は約束されたも同然。タモさんだってもう許しているはずです。ということで、これからt.A.T.uをどんどん買い占めていきたいと思います。絶対に真似しないでくださいよ～！