目次
- モデル概要
- ボディサイズ&パッケージ
- エクステリア・インテリア
- 試乗インプレッション
- グレードとエンジン(燃費)
- グレードごとの装備差
- オプション
- オプションパッケージ
- ボディカラー
- 価格・エコカー減税優遇額
- ギャラリー(動画・写真)
モデル概要
高性能スポーツカーセグメントのベンチマークとして君臨するM3
BMW M3はサーキットでの最高の運動性能と、日常生活での快適な走行性能という2つの走りを存分に楽しめるスポーツセダン。1986年の初代モデル登場以来、長年にわたって、高性能スポーツカーセグメントのベンチマークとして君臨しているモデルです。
これまで、日本国内に導入されてきたM3は2ドアクーペが主流でしたが、2014年2月より販売開始された5代目のM3はセダンのみで、M3クーペの後継モデルとしてM4クーペが登場しました。ボディやサスペンションの大部分にCFRP(炭素繊維強化プラスチック)や軽量アルミニウムを採用したインテリジェント・ライト・ウェイト構造によって卓越した運動性能と高い効率を実現しています。さらにCFPR製ルーフを採用することで、軽量化と同時に車両の重心を下げ、高い走行性能に寄与しています。
ボディサイズ&パッケージ
ロー&ワイドのスタイリングと使い勝手の良いパッケージング
BMW M3セダンのボディサイズは、全長4675mm × 全幅1875mm × 全高1430mm。3シリーズ(320i)と比べると、全長が+50mm、全幅が+75mm、全高が1440mmと、よりロー&ワイドのスタイリングとなっていることがわかります。
フロント・ホイール・アーチ後方に設けられたMギル一体形エアブリーザーはフロントのホイール・ハウス内に流れ込む空気をフロント・サイド・パネルのエア・ダクトから放出することで、ホイール周辺で発生する空気抵抗を軽減。
さらにスポーティなデザイン・アクセントとしても、サイドビューに躍動感を与えています。CFRPやアルミニウムなどを採用して、徹底的な軽量化が図られていますが、室内空間はベースの3シリーズ譲りで大人5人が余裕をもって過ごせる空間を確保。トランク容量も480リットルと全く同じ容量をキープし、実用性は全く損なわれていないというのが特徴です。
BMW M3 ボディサイズ比較
M3 | 3シリーズ | M4 | 4シリーズ | |
---|---|---|---|---|
全長(mm) | 4,685 | 4,620 | 4,685 | 4,640 |
全幅(mm) | 1,875 | 1,800 | 1,870 | 1,825 |
全高(mm) | 1,430 | 1,440 | 1,385 | 1,375 |
ホイールベース(mm) | 2,760 | 2,810 | 2,810 | 2,810 |
エクステリア・インテリア
エクステリア:ひと目で「ハイパフォーマンスセダン」とわかる。
BMW M3セダンのフロントマスクの特徴といえば、ハイパフォーマンスエンジン及びブレーキに大量の冷却気を供給している大きなエア・インテーク。そしてインタークーラーの取付スペースを確保するとともに、強力なMツインパワー・ターボ・エンジンのポテンシャルを強調しているのがボンネット上のパワー・ドームです。LEDヘッドライトの鋭いまなざしとキドニーグリルに輝くMのエンブレム、そしてブラックのダブル・バーが標準モデルとの差別化を図っています。
サイドに目を移すとショート・オーバーハング、ロングホイールベース、後方に配置されたキャビンが生み出すプロポーションがパワフルなホイール・ハウスとボディラインと相まって秘めた高いポテンシャルを強調。そして曲線を描くルーフ・ラインは4ドア・セダンのシルエットと高性能スポーツカーのキャラクターを融合させています。またブラックのカーボン・ファイバー製のルーフは車高を低く見せる効果とともに軽量化、低重心化に貢献しています。
インテリア:ドライバーとクルマのダイレクトな一体感を実現
3シリーズ同様に、BMW M3セダンのインテリアは人間工学に基づいた設計によりドライバーとクルマのダイレクトな一体感を実現しています。BMWインディビデュアルレザー・フィニッシュ・ダッシュボードとセンター・コンソールが作り出すコックピットは、ドライバー中心に設計。そして高品質なアルミ素材をふんだんに使用することで、ダイナミックで革新的な雰囲気を作り出しています。
M3セダンのコックピット内のすべての機能はダイレクトかつ直感的に操作が可能。その中心的存在となるのが、マルチファンクションMスポーツ・レザー・ステアリングホイールです。ここに装着されたM Driveボタンでダンパーの設定を変更できるだけでなく、シフト・パドルの操作によってシフトチェンジも可能。さらに、Mビューモードを備えたBMWヘッドアップ・ディスプレイなど、重要なドライブ情報が常に視野の中に収められ、走りに集中できるようになっています。
試乗インプレッション
ドライバーのスキルに応じて、自在にコントロールすることができる
ライバルのメルセデス・ベンツAMGは駆動方式を4WDにシフトしているが、M3は頑なにFR(フロントエンジン・後輪駆動)にこだわり続けているモデルです。
最高出力317kW [431ps]を発生させるエンジンを目覚めさせ、アクセルを踏む込むと極太のタイヤが路面を蹴って豪快に走り出す。しかしその動きはパワフルというより軽快さを感じる味付け。しかも薄っぺらな軽さではなく、しっかりとした剛性感と路面への接地感は感じるものの、身のこなしはとても軽やか。天井をはじめ、ボディに採用したCFRPやアルミニウムといった素材による徹底した軽量化の効果は低速から十二分に感じ取ることができます。
ワインディングではその効果はさらに大きくなり、M3はドライバーのステアリング操作やアクセルワークに対してリニアに対応し、俊敏なハンドリングと鋭い加速性能を存分に楽しむことができます。その動きはもはや4ドアセダンの領域をはるかに超えて、2シーターピュアスポーツカーに匹敵する実力の高さと言えるでしょう。しかも、エンジンパワーを左右のリアタイヤで自在に配分するアクティブMディファレンシャルやダイレクトなステアリング・フィールと路面からのフィードバックを確実にドライバーに伝える電動パワーステアリング採用のMサーボトロニックによって、スポーツカーにありがちな気むずかしさは全く顔を出さず、ドライバーのスキルに応じて自在にコントロールすることができます。M3の走りこそ、駆け抜けるよろこびを最も具現化していると言えるでしょう。
グレードとエンジン
431psの3リットル直列6気筒Mツインパワーターボエンジンを搭載
BMW M3に搭載されるエンジンは新開発となる3リットル直列6気筒Mツインパワーターボエンジンの1種類のみです。最高出力317kW [431ps] / 5500-7300rpm、最大トルク550Nm [56.1kgm] /1850-5500rpmを実現しているこのエンジンは、スクロール方式のツインターボ・チャージャーをはじめ、高精度ダイレクト・インジェクション・システム、ダブルVANOS、そしてバブルトロニックといったBMW独自の技術を満載しています。さらにエンジンのシリンダー・ブロックにはクローズド・デッキ構造を採用し、高い剛性を確保。さらにシリンダー内圧をさらに高めることが可能となり、高出力化と高回転化を実現しています。
先代モデルを約40%も上回る550Nm [56.1kgm]の最大トルクは、1850〜5500rpmという広いトルクバンドで発生、アクセルを踏み込んだ直後から高回転域まで力強い加速を実現しています。その結果、0-100km/h加速はわずか4.1秒という圧倒的な加速性能となっています。
エンジンは2組のギア・セット・2つのクラッチによる途切れることのない加速を実現した7速ダブル・クラッチ・トランスミッションを採用。2つのクラッチは偶数段と奇数段に分割された2つのギア・セットの間で極めて迅速かつスムーズに切り替わり、シフト・ショックなく駆動力を確実に伝え続けることができます。
なお燃費は燃料消費率JC08モード(国土交通省審査値)で12.2km/Lを実現。そしてEUテストサイクルにおける燃費消費率、CO2排出量を先代モデル比で25%以上向上させるなど優れた環境性能も両立しています。
グレードごとの装備差
主要な快適装備はほぼ標準装備としたモノグレードの設定
BMW M3セダンはモノグレードの設定になっています。安全装備のドライビング・アシストをはじめ、BMWヘッドアップ・ディスプレイ、アダプティブLEDヘッドライト。HDDナビゲーションシステム、ITSスポット対応DSRC車載器などの快適装備は全て標準装備となっています。
オプション
走行性能をさらに高めるオプション装備を数多くラインナップ
BMW M3セダンにはアルミホイールをはじめ、走行性能をさらに高めるオプション装備が数多く用意されています。まず、BMW M3に標準装着されているのは18インチアルミホイール。オプション装備として1インチアップの19インチア鍛造ルミホイールを用意しています。装着するタイヤサイズはフロントが255/35R19、リアが275/35R19となっています。さらに、サーキット走行など過酷な走行条件下でも安定した制動能力を発揮するMカーボン・セラミック・ブレーキ・システムやアダプティブMサスペンション。
そしてチルト&スライド、オープン/クローズ機能付電動ガラス・サンルーフをはじめ、総合出力600W、16スピーカー、9チャンネル・サラウンドによって高音質なサウンドが楽しめるharman/kardon サラウンド・サウンドシステムを用意しています。
オプションパッケージ
日常での使い勝手を向上させるドライビングサポート機能を用意
BMW M3セダンには2つのオプション・パッケージが設定されています。まずBMW M3セダンに標準装備されているドライビングアシスト機能をさらに強化する「アドバンスド・セーフティ・パッケージ」。これはトップ・ビュー+サイド・ビュー・カメラによってクルマを真上から見ているような合成画像を作り出すことで、狭いスペースでの駐車や車庫入れをサポートしてくれるもの。さらに車速が35km/h以下で、駐車左列との横方向の距離が1.5m以下であれば、内蔵された超音波センサーが縦列駐車可能なスペースをコントロール・ディスプレイに表示するパーキング・アシストがセットとなっています。
そしてBMWドライバー・サポート・デスク、BMWリモート・サービスなどがセットになった「BMWコネクテッド・ドライブ・プレミアム」が設定されています。
ボディカラー
ボディカラーは定番のアルピン・ホワイトIIIほか全8色の展開
ボディカラーは全8色のラインナップになります。ソリッドカラーはアルピン・ホワイトIII、メタリックカラーはブラック・サファイア、シルバー・ストーンII、ミネラル・ホワイト、ミネラル・グレー、ヤス・マリナ・ブルー、オースチン・イエロー、サキール・オレンジを用意しています。
価格
ワングレード、1104万円
M3のグレードは1つのみ。価格は1104万円となっています。
ギャラリー
フォトギャラリー
動画:BMW AG公式動画
The new BMW 5 Series. Launchfilm.
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