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第1世代ミニ(R53 GP) 足回りのゴム部品の消耗度合いのチェックと交換

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第1世代ミニ(R53 GP) 足回りのゴム部品の消耗度合いのチェックと交換

こんにちは、京都府のMs+Factoryの大橋です。以前、第1世代ミニ(R50、R52、R53など)で起こりがちなトラブルとその修理について、こちらのコラムで紹介させていただきました。第1世代ミニは新車で購入してから10年以上経つ車両も珍しくなく、今後も長く乗っていくには車検や整備時に各部のチェックをし、何かが見つかった場合は早めに整備することをおすすめします。今回紹介する第1世代ミニクーパーSのフロントサスペンションの整備も車検で入庫した際に足回りをチェックしているときにゴム部品の劣化を見つけ、行った作業になります。

Ms+factory 大橋 正典さん

Ms+factory

大橋 正典さん

ディーラーのメカニックを経て、2013年にMs+factoryを創業。愛車兼デモカーはR56をベースにしたジオミックのコンプリートカー「G156S(EDITION-G)」。整備の腕に定評があるが、ドレスアップやチューニングも得意。

足回りのゴム部品は走行距離が短くても経年劣化が進み、整備が必要です

世界限定2000台、ジョン・クーパー・ワークスGPキットが組まれたクーパーS

車検のタイミングで足回りをチェックし、見つかった整備ポイント

整備を行った車両は2006年式のミニクーパーS(R53)、走行距離67000㎞の車両になります。ちなみに、こちらはただのミニクーパーSではありません。ジョン・クーパー・ワークスGPキットが組み込まれた特別なクーパーSで、世界限定2000台、日本では200台しか販売されなかったモデルです。そんな特別なミニですから、オーナーさんは非常に大切にしていて、車検時に各部を丁寧にチェックさせていただきました。その際に見つかったのがフロントサスペンションのゴム部品の劣化です。サスペンション上部のアッパーマウントのゴムにヒビが入っていたり、ゴムの消耗が見つかったりしたので交換となりました。その他、バンプストップラバーやダストブーツなどのゴム部品も消耗していたので一緒に交換させていただきました。こちらは致命的なトラブルというワケではありませんが、乗り心地が悪くなったり、サスペンション性能の悪化に繋がったりするので、車検整備に合わせてメンテナンスとなりました。ちなみに足回りのブッシュやブーツ類に不具合があると車検に通りませんよ。

Fサスペンション上部のアッパーマウントのゴムに入ったヒビ

ゴム部品の劣化を放置すると他の箇所にダメージが広がってきます

サスペンションのゴム類の劣化はどんなミニにも必ず起こることで、オーナーさんのメンテ不足などではありません。ゴム類は空気に触れたり、汚れたりすることで劣化しますが、足回りのゴムはさらに衝撃が加わったり、ねじれたりして摩耗やヒビが入ることも避けられません。ゴムの劣化が進むことですぐに致命的なトラブルが起こるわけではありません(バンプストップラバーの消耗の場合はサスペンション本体にダメージがでることもあります)。初期症状としては微振動が増えたり、今までなかったゴムが擦れる異音聞こえる程度でしかありません。しかし、ゴム類はサスペンションで吸収しきれなかった衝撃を補助的に吸収する役割を担っていたり、各部を汚れから守る役割があったりするので、ゴムの劣化を放置すると長い目で見れば他の箇所にダメージが広がってきます。なかなか劣化がわかりにくい部分ですから、Ms+Factoryでは車検時やブレーキパッド、タイヤの交換をする際に必ず点検し、早めに消耗を見つけられるようにしています。

ミニクーパーS(R53)のバンプストップラバーの消耗度合い。右が新品

サスペンション性能に重要な役割を果たすバンプストップラバー

今回の整備で交換した部品の中で、走りに影響するバンプストップラバーというゴム部品について少し紹介させてください。上の写真の左側が67000㎞走行後のバンプストップラバー、右側が新品になります。これはサスペンションが底付き(スプリングが最大に縮んだ状態)した際に吸収しきれなかった力を受け止める役割を担っています。バンプストップラバーの消耗は経年劣化や、普段走る道路環境、ローダウンの有無などで変わるため、一概に何㎞、何年で交換とは言えません。バンプストップラバーは負荷がかかることで徐々に潰れはじめ、理想的なサスペンション性能が発揮できなくなります。サスペンションのスプリングは2㎝ほど伸縮して路面からの衝撃を受け止めていますが、それを超える衝撃はバンプストップラバーで受け止めています。どの世代のミニでも重要な役割を果たすゴム部品なのですが、第3世代のミニからはバンプストップラバーが機能する機会が増えており(第3世代からはもう少し縦に長いバンプストップラバーが採用されています)、消耗を見つけた際には早めに交換するのがオススメです。

リアサスペンションはフロントほどはゴム部品は消耗しません

ちなみにリアサスペンションはフロント側と構造が少し違うため、フロント側のように定期的にゴム部品を交換することはありません。リア側にもアッパーマウントやバンプストップラバーは採用されているのですが、サスペンション自体を交換することがない限りゴム部品を交換することはまずないですね。フロント側はハンドルやブレーキ操作でいろいろな方向から力が加わるため、ねじれる力や前後の動きがありゴムにかかる負荷は強いのです。リア側はサスペンションが基本的に上下にしか動かないためフロントほどの負荷はかかっていません。

ウィッシュボーンブラケットのマウントブッシュ(左)とGIOMICパフォーマンスブッシュ

足回りの整備時にはマウントブッシュの消耗もチェックしましょう

また、今回のクーパーSでの作業では交換していませんが、足回りではウィッシュボーンブラケットのマウントブッシュ(以下、ブッシュ)というゴム部品も定期的にチェックする必要があります。ブッシュ内部にはオイルが封入されており、長期間使用しているとオイル漏れが発生したり、ブッシュがヘタったりしてサスペンション性能に影響が出てきます。先日、別の第1世代のミニクーパーS(R53)のフロントブッシュ(上の写真左側)を交換した際の写真を紹介しましょう。純正のブッシュと交換しても良かったのですが、純正以上の強度、精度を持つGIOMIC製パフォーマンスブッシュ(上の写真右側)に交換させていただきました。フロント側はウィッシュボーンブラケットにブッシュが使われていますが、リア側はスイングアームに同様のブッシュが使用されており、こちらにもGIOMIC製パフォーマンスブッシュが設定されています。前後ブッシュとも第1世代、第2世代用のラインナップがあります。Ms+Factoryでブッシュを在庫していることもありますが、交換には少し時間がかかるため他の整備中にブッシュのオイル漏れなどが見つかった場合は車両をお預かりしての作業となります。

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当店は京滋バイパス「久御山IC」よりすぐになります。一般道で来られる方は国道1号線の久御山JCTの南西に当店はあります。国道1号線から西側に1本路地を入ってすぐです。

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