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BMW 1500(1961~1972)

BMWの基礎知識|,

BMW名車図鑑-BMW--1500

BMW 1500モデル紹介

BMW=スポーツセダンのイメージを根付かせたモデル

ライセンス生産を行ったイセッタの成功によって戦後の苦難を脱したBMWは、現代のBMWにも大きく影響を与えたモデルを1961年に発表しました。それがBMW1500です。当時のBMWはV型8気筒を搭載する501や507といった高級車と600、700といったオートバイのエンジンを積んだコンパクトカーしかラインナップしていませんでした。そんな状況下にあったBMWが社運をかけて開発したのがノイエクラッセ(ドイツ語で新しいクラス)と呼ばれたBMW1500でした。当時、ドイツの他メーカーではVWやオペルが1.5Lエンジンを搭載した実用車を登場させていました。BMWが1500に採用したエンジンは同じ1.5Lの排気量でしたが、クルマの骨格にあたるシャシーからエンジン、サスペンションなどすべて新開発された先進モデルだったのが特筆すべき点です。ライバルとは一線を画した高い走行性能がBMW=スポーツセダンのイメージを根付かせたモデルとなり、年間で約2万台の生産台数を記録するほどの大ヒットになりました。BMW1500はその後、排気量を拡大し、1972年まで生産されました。現代のBMWのルーツと言えるBMW1500のスペックをはじめ、BMWの歴史の中での位置づけなどを紹介しましょう。

BMW 1500のスペック

BMW-1500のスペック

1.5Lから2Lまでの直列4気筒エンジンを搭載

BMW1500のボディサイズは全長4500mm×全幅1710mm×全高1450mmです。ホイールベースは2550mm、車両重量は1060kgと軽量でした。1961年に登場したBMW1500はその名の通り1.5L直列4気筒SOHCエンジン(最高出力は80ps)を搭載しています。そして1963年にBMW1800が登場します。1800に搭載されているエンジンは1.8L直列4気筒SOHCで、最高出力は90ps、最高速度は162km/hとなりました。続く1964年にはBMW1800にソレックスのツインキャブレターを装着した1800TIが登場。TIとはTouring Internationalの略で、欧州を疾走するツーリングモデルという位置づけです。1800TIに搭載された1.8L直列4気筒SOHCエンジンは最高出力110psを発生します。1800TIにはスポーツバージョンが設定され、1964~1965年に掛けて200台が販売されました。1800TIは最高出力130psまで高められ、最高速度186km/h、0-100加速が9秒というパフォーマンスを発揮しました。1966年には2L直列4気筒SOHCエンジンを搭載したBMW2000/2000TIが登場します。搭載されている2L直列4気筒SOHCエンジンは2000が最高出力100psを発生。2000TIは120pと最高出力が異なります。1969年には最終バージョンとなる2000tiiが登場。燃料噴射装置にインジェクションを採用し、最高出力は130psでした。全モデルで駆動方式FR (後輪駆動)となっています。

BMW 1500の特徴

BMW-1500の特徴

新型サスペンションの採用とBMW初のフロントディスクブレーキを採用

ノイエクラッセ(新たなクラス)と呼び大きな期待を掛けて開発しただけあって、BMW1500はシャシーやサスペンション、エンジンなども将来を見据えて新設計されたパーツで構成されていました。まず、シャシーについてですが、時代に先駆けて高い剛性を実現したモノコックの車体を採用。エンジンはまだOHVが主流だった中、SOHCヘッドを採用し、上級グレードだけでなく、最廉価グレードにも搭載されていました。サスペンションはフロントが当時先鋭的だったマクファーソン・ストラット、リアはセミトレーリングアームを装備しています。このサスペンション形式は後に世界中のFR車が追従したことからも、どれだけ優れていたのかわかります。デザインについても1500の丸いヘッドライト(2000は四角いヘッドライトを採用)とフロントグリルセンターに置かれたキドニー・グリルは現在のBMWにも通じるものとなっています。このデザインからも現在のBMWのクルマの原点となっているのがBMW1500と言えるでしょう。

BMWの歴史の中の1500の位置づけ

BMWの歴史の中の1500の位置づけ

BMWの新時代の幕開けを印象づけたモデル

BMW1500は72年まで生産され、その後初代5シリーズ(E12)にバトンタッチします。また、1966年には派生モデル1600-2が発表され、BMW02シリーズに発展し、後の3シリーズへとつながります。さらに1967年には直列6気筒エンジンを搭載したBMW2500/2800が登場。これは後の7シリーズですね。直系の後継車である5シリーズだけでなく、スポーティセダンの3シリーズ、フラッグシップセダンの7シリーズといったすべてのルーツに当たるのがBMW1500なのです。

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