MINI スポーツパック LTD、ミニクーパーベースの600台限定モデル

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モデル紹介

1998年式スポーツパックリミテッド

1990年代に多くの限定モデルを販売していたローバー・ミニ。1990年代初期の限定モデルは、インテリアやエクステリアのデザインを特別仕様とした限定車が中心だった。しかし、1998年に登場した「スポーツパックLTD（limited）」はメーカー純正のスポーツ仕様のミニとして注目されたモデルだ。

ノーマルモデルからインチアップされた13インチ/8スポーク・アルミホイールやオーバーフェンダーが採用された他、スポーツセッティングが施されたオランダのKONI製のサスペンションで足回りが強化されている。足回り以外にも4連フォグランプやクローム仕上げのサイレンサーも装備され、当時人気だったカスタムメニューが上手く押さえられたメーカー純正のカスタム車両だ。なお、ベース車両はミニクーパーだったが、スポーツパックLTDはボディとルーフカラーが同色だった点はクーパーと違うポイントだ。

排気量：1300㏄　4速AT車　ブリティッシュ・レーシング・グリーン。取材協力：イール（東京都世田谷区）。

ショップのこだわり

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• イール 綾部 俊さん

  ホイールやサスペンションが特別製。ミニの運動性能が引き出された限定モデルです。

13インチホイールを採用したスポーツ仕様の限定モデルは、スポーツパック・リミテッド以降も「BSCCリミテッド」や「40thアニバーサリーLTD」に引き継がれています。標準の12インチホイールは乗り心地とスポーツ性能のバランスに優れるのですが、コーナリング時の姿勢の安定感やグリップの良さを求める方からは13インチホイールが人気でしたね。ホイールだけではなくサスペンションも当時人気だったKONI製のモノが採用され、これ以上足回りを強化する必要がないのもポイントです。

もちろん、さらに軽量なホイールに交換する人もいましたが、このままでもミニの運動性能の良さが存分に引き出された限定モデルでした。今回紹介した人気カラーのブリティッシュ・レーシング・グリーン以外にも専用カラーのボルケイノオレンジ、アマランスパープルもあり、どちらも個性的なカラーで人気でした。

チェックポイント

4連フォグランプ

定番の人気アイテムが標準で装備されています。

8スポークの13インチホイール

運動性能に優れた13インチホイールが標準装備。

ロゴ入りのレザーシート

ミニクーパーロゴがエンボス加工されたレザーシート。レザーコンディションも◎。

ウッド調にまとめられたインテリア

ダッシュボードのウッドパネルは標準だが、ステアリングやシフトノブは後から交換されたモノ。

マフラーは人気のセンターマフラーに交換済

純正のサイドマフラーから定番人気のセンターにカスタムされている。