こんにちは、福井県福井市のファイブスターの蒔田です。今回のコラムはいつもと趣向を少し変えて、ファイブスターのスタッフ、林の愛車のMini VAN(以下、ミニバン)を紹介させてください。「ミニバンって何?」と思う方もいるでしょう。先代クラブマン(R55)の派生モデルとして2013年にミニクラブバンというモデルが販売されていましたが、そちらではありません。BMW MINIではなく、ローバーミニの少しマニアックなモデルです。林は免許を取ったばかりの頃からミニバンに憧れ、9年前にこの車を手に入れました。ファイブスターは今はBMW MINIのイメージが強いかもしれませんが、ローバーミニを販売、整備するショップとして創業したのでスタッフにはローバーミニ好きも多いんです。ただ、このMini VAN、レストア作業に時間がかかり、1年近く動いていませんでした。復活したのはつい最近のこと。せっかくなのでミニバンのレストア過程についてご紹介します。古い車でも手をかけてやればちゃんと直るんですよ。
- 関連記事
- Related Articles
ファイブスター
蒔田 真裕さん
2000年式ミニメイフェアを新車で購入したのを機にミニの世界にどっぷりと浸かりはじめ、メカニック修行を経て、2005年にファイブスターを創業。クラシックミニ、BMW MINIの販売とカスタムを手掛けている。元パン職人。
ミニバン(ローバーミニ)にレストアが必要だったワケ
ボディの錆が進行し、誤魔化せなくなったから
ボディの錆問題はローバーミニに限らず、古い車に長く乗っていると必ず悩まされる問題です。上記の写真のように林のミニバンは塗装の下からの錆が進行し、ボディに小さな穴が開き始めていました。林は釣り好きなのですが、時間があればミニバンで海に通っていた時期があり、潮風にさらされた時間が長かったのも良くなったようです。サイドシル、リアフェンダーの内側、荷台などに錆が進行した穴が開いていたんです。こうなってしまうと、簡易的な補修で誤魔化すことはできません。ボディの補修とオールペン(全塗装)を行い、せっかくなので各部もチェックすることにしました。古いクルマが錆に悩まされるのは塗装下地の防錆技術が現在のモノほど技術レベルが高くなかったなど、いくつかの理由があります。現在の進化した防錆技術や塗装技術でオールペンをすればかなり改善されますよ。
板金塗装はしっかりとした下地処理が重要
続いてはミニバンの板金塗装の作業を紹介します。作業は普段からお付き合いのある業者さんにお願いしました。板金塗装は下地処理が非常に重要です。目に見えないほどの錆であっても、錆が残った状態で塗装してしまうと、塗装の下から錆が発生し、塗装が浮いたり剥がれたりしてしまいます。徹底した下地処理、穴の開いたボディ補修などを丁寧に行い、この先、10年、20年と付き合っていけるコンディションに仕上げました。
そして完成したローバーミニの名車、ミニバン!
1年近くかけてレストアした結果、完璧に仕上がりました
ご覧の通り、錆だらけ、穴だらけだったミニバンがどこに出しても恥ずかしくないレベルで仕上がりました。林がずっと憧れて、やっと手に入れた愛車が見事に復活しましたよ。シンプルなデザインが素敵なミニバンなので、必要以上のカスタムは施さず、キュートで平和な顔つきを少し強調した程度にとどめました。今のクルマにはない、レトロなヒンジがアクセントになっている観音開きのドアもミニバンには良く似合います。カントリーマンのようなウッドフレームも素敵ですが、ミニバンの質素なリアビューも素敵ですよね。ちなみにこちらのミニバン、コーションプレートのメーカー名が「BL(ブリティッシュレイランド。ローバーの前身の企業名)」なので製造年は1978~1982年の間なのは把握していますが、正式な年式はわかりません。ノーマルはキャブレター式の850ccモデルですが、このミニバンは排気量を1300ccにボアアップされており、キャブレターもウェーバーに変更されているので走りもパワフルでとても楽しいミニバンとなっています。参考までに燃費は街乗りで13Km/L、遠出だと16Km/Lほどです。
- 関連記事
- Related Articles
林オリジナルのミニバンのPRポイントを紹介
よく見るとオリジナルにはないアクセントが多数
こちらのミニバンにはレストア中に林があれこれ思い描いた絶妙なカスタムが施されています。まったく違和感がないので、これがノーマルと思えるカスタムばかりです。ミニバンに詳しい人が見ると「おっ!」と思うポイントばかりですよ。まずはヘッドライトに取り付けたアイピーク。ヘッドライトとリムの間に挟むだけで簡単に取り付けられますが、ミニバンのキュートさを強調するのには欠かせないアイテムです。次の注目ポイントは1960年代に活躍したイギリス人デザイナー、マリー・クワントのフロントエンブレム。実際に限定車に採用されていたエンブレムで、最近人気が再燃中だとか。ホイールは純正のクーパーS用3.5Jx10+45サイズのスチールホイールですが、このホイールを履かせることでオーバーフェンダーレスでもタイヤがはみ出さずに車検を取ることができました。インテリアで注目して欲しいのはワンオフで製作したインパネです。センターメーターを移設してカロッツェリア製11インチモニターをインストールしたり、ルームミラーを窓の下部に移設し、天井スペースにアルパイン製8インチフリップダウンモニターを取り付けたり、試作を繰り返しながら時間をかけて完成させました。
通勤車両なのでファイブスターで現車を見られますよ
こちらのミニバンは林の通勤車両として活躍中です。ファイブスターにご来店いただければ駐車場に停まっていると思います。このようにファイブスターはローバーミニ(クラシックミニ)の整備やカスタムも得意で、どんな依頼でも大歓迎です。古いクルマであっても愛情を注いで、ちゃんと整備してやれば毎日の通勤にだって使えます。今のクルマにはない愛らしいデザイン、とびきりコンパクトなボディサイズが気になる方はいつでもご相談ください。
ショップ案内
FIVESTAR
旧国道8号線沿い、福井市の南側にあります。高速道路でも最寄りは福井ICもしくは鯖江ICで、電車でお越しの方は福井鉄道福武線の「ハーモニーホール駅」が最寄り駅になります。
- 住所:福井県福井市今市町35-3-2 地図はこちら
- 電話:0776-37-3221
- 営業:9:30〜18:30
- 定休:水曜日
- URL:ファイブスター 公式ウェブサイト
【BMW・ミニへの買い替えをご検討中の方へ】
◆カンタン45秒で一括査定!営業電話ラッシュはありません!!
BMW・ミニへお乗り換えを検討中の方は、一度MOTA車買取で一括査定してみませんか? 面倒だからといって、言われるがまま下取りに出してしまうと損をしているかも!? また、好条件の値引き額を提示されたとしても、実は下取り額も込みで、結局値引き・下取り額ともに大したことなかったなんてこともあります。 MOTA車買取ならしつこい営業電話はなし、高額査定店のみで交渉を進めることができるので、現在お乗りのお車を高値で売却できる先を最小限の手間で見つけられます!
◆MOTA車買取が選ばれる3つの理由!
1.高額査定の買取店と交渉
引越しや車などの一括査定で、申込直後の電話ラッシュにうんざりしたことはありませんか? MOTA車買取なら、高額査定の3社(最大)とやりとりするだけ。 概算査定額を確認後、他に気になる買取店があれば、追加でチョイスすることができます。
2.査定額が出るまでネットで完結
一般的な車一括査定は「実車を見ないとわかりません」ということもしばしば。MOTA車買取なら、申し込んだ翌日18時に概算査定額がWEB上に表示されます。
3.申込み翌日に最大10社以上を一斉比較
最大10社以上の買取店が直接査定してくれるので、高額で買い取ってくれる会社がひと目で分かります。
シェア
あなたにオススメの記事
この記事へのコメント
制作・協力
CLUB BMW / MINIの更新情報を配信中
いつも「CLUB BMW」、「CLUB MINI」をご覧いただきありがとうございます。Facebook、Twitter、Google+ にて更新情報を常時配信しています。次期モデルなどのスクープは、いち早くソーシャルメディアで情報発信しますので、是非フォローしておいてくださいね。
RSS Feed をご希望の方はこちら(クラブビーエム、クラブミニ RSS)。