BMW M。最高のドライビングプレジャーを担うMの魅力

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BMWのスポーティカーラインナップの頂点に立つのが「Mシリーズ」です。現行モデルでのラインアップは3シリーズセダンベースの「M3」、4シリーズクーペベースの「M4」、そして5シリーズセダン「M5」、6シリーズクーペ「M6」が用意されています。また今後はこれらに加えて、まもなく2シリーズベースの「M2」が登場すると言われていますね。

BMWならではの走りを極めたモデルとして、熱狂的なファンを持つMシリーズ。こちらを手がけているのは、BMW社の関連企業である「BMW M社」です。本稿では、そのBMW M社とMシリーズの由来についてご紹介しましょう。

BMW M社

最高のドライビングプレジャーを追求しつづける「BMW M」

そもそもこのBMW M社とは、BMWのモータースポーツ活動における研究・開発および車両製作を担う会社として1972年に創業した『BMW モーター･スポーツ社』がその前身です。その後、レースで培われた技術を応用し、高性能スポーツカーの開発・生産をスタートしています。Mのネーミングが与えられた最初のモデルは、1979年に登場した「M1」。ジョルジェット・ジウジアーロ率いるイタル・デザインによる美しいデザインのボディに、3.5リットル直列6気筒エンジンをミッドシップに搭載した本格スポーツカーでした。

1980年代には「M635CSi」や「M535i」といったスポーツカー史に刻まれる名車もリリース。そして1985年には、初代M3とM5が誕生することになります。その後も数々の名車を世に送り出したBMW モーター･スポーツ社は、1993年に企業名を「BMW M」と改称し現在に至っています。

BMWの進化を司るパフォーマンスカンパニー

現在BMW M社では、M3などのMモデルや特別装備品「インディビディアル」の開発や販売を行っています。BMW M社は最高のドライビングプレジャーを追求しつづけ、高回転型のハイ・パフォーマンス・エンジンとそのエンジンが産み出すパワーを最大限に発揮できるシャシー、さらに類い希なステアリングフィールを実現すべく日々開発を続けています。

特に高回転型エンジンはBMW M社のこだわりを象徴したものであり、M5やM6に搭載されているV型8気筒ツインパワーターボエンジンは、Mモデル専用のテクノロジーである「クロス・バンク・エキゾースト・マニフォールド」を採用することで、最大トルク680Nm[69.3kgm]をわずか1500rpmで発生、最高出力412kW[560ps]を発生させる7000rpmまで一気に吹け上がり、圧倒的な加速力を発揮します。

また各シリーズに設定されているMスポーツは、このBMW M社のエッセンスを盛り込んだモデルとなっており、スポーティさを強調する内外装や走りを際立たせるサスペンションやホイールなどを装着しているモデルになっています。

BMWが提唱する“駆けぬける歓び”を追求する究極のパフォーマンスカンパニー、BMW M社。彼らが存在し続ける限り、BMWのドライビングプレジャーはより一層進化していくのです。