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モデル紹介
1995年登録バンデンプラス・プリンセス1300
今回はクラシックミニを見慣れた人でも「何の車?」と思うような車両を紹介しよう。この車はミニではなく、ミニの親戚のような車だ。ただ、熱狂的なクラシックミニファンなら「バンデンプラス」の名前は聞いたことがあるだろう。バンデンプラス・プリンセス(以下、バンデンプラス)を開発したバンデンプラス社はベルギー生まれの企業だった。ロールスロイスやベントレーなどの高級車のボディ製作を手掛ける名門企業だったが、イギリス国内の自動車産業の統合の流れの中、ミニを販売していたオースチンに吸収されることとなった。やがてオースチンもイギリス国内の他メーカーと統合され、BMC(British Motor Corporation)になるのだが、BMCの元でミニやバンデンプラスが開発されることとなった。
バンデンプラスを開発したのはミニの生みの親として有名なアレック・イシゴニスで、ミニで成功した基本設計がバンデンプラスにも受け継がれている。ワイドトレッド・ロングホイールベースの車体設計やFF(前輪駆動)で横置きレイアウトのエンジンなどはミニと共通となっている。ミニは開発の際にADO15(Austin Drawing Office Project No.15の略称)と呼ばれていたが、バンデンプラスはADO16となっており、ミニとの深い関連性がここからもうかがえる(ADO16は開発コード。バンデンプラス以外にもADO16がベースとなった車は存在する)。
当時のミニは手頃な価格で庶民にも手が届く大衆車だったが、バンデンプラスは高級車に位置づけられており、そのためエクステリアやインテリアは高級感が溢れる仕様となっている。見た目からはミニとの関連性は見つけられない。フロントマスクはコンパクトなロールスロイスを思わせるデザインで、実際にロースロイスを所有するファミリーのセカンドカーのような位置づけで愛用されていた。初期のバンデンプラスは1100cc(Mk-Ⅰと呼ばれていた)だったが、1967年のマイナーチェンジ後に排気量が1300㏄へと拡大され、以後Mk-Ⅱ、Mk-Ⅲへと続き、1974年まで生産された。
排気量:1300㏄ 4速AT車。取材協力:ワラシナカーズ(静岡県焼津市)。
ショップのこだわり
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ワラシナカーズ 藁科さん
完全オリジナルではありませんが、整備を受けて”ランニングコンディション”に
生産台数が限られるモデルのため、部品供給が厳しいパーツもあります。そのため、当店に入荷する前にヒーターは他車種のパーツを流用して整備が行われています。ボディパーツや灯火類などエクステリアはオリジナルが保たれているので安心してください。エンジンなどは整備を続ければ今後もコンディションを保つことは可能ですが、ボディパーツやホイールキャップなど、入手困難なパーツもありますから、次のオーナーさんには大事に乗っていただきたいですね。
公式ウェブサイト:ワラシナカーズ
チェックポイント
- ウォールナットのダッシュボード
- 磨きこめばいつまでも美しさが続くウォールナットのダッシュボード。60、70年代のレトロなデザインがたまらない。
- 職人の手による手縫いレザーシート
- 大量生産品ではない手縫いのレザーシート。年式相応のヤレはあるが、ヴィンテージ感を演出してくれている。
- 後部座席にはピクニックテーブルを装備
- ベビーロールスと呼ばれる高級車だったため、後部座席にはピクニックテーブルが用意されている。コンパクトなボディだが乗車する人への気遣いが溢れている車。
- AT採用モデル
- 現代の至れり尽くせりのATではないが、非常に構造がシンプルなATが採用されている。トラブルの際は現在でも修理が可能。
- クラシックなデザインのホイールキャップ
- センターにはバンデンプラス・プリンセスの “P” のロゴが刻まれている。代換品の入手は困難なので大事に維持して欲しいパーツだ。
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