BMW3シリーズに、プラグインハイブリッドモデル登場。燃費は47.6km/L！

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5月7日にBMWが発表したBMW3シリーズ（F30/31/34）のマイナーチェンジ。この新型BMW3シリーズに、これまで噂のあったPHV（プラグインハイブリッド車）が、新たにラインアップされました。BMWのPHV車は、昨年発表されたBMW i8と2015年4月に上海モーターショーで発表された新型X5（F15）eDriveに続く3モデル目。

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新型BMW3シリーズ 330e

パワーは255ps、410Nm

先日デビューしたBMW X5のPHVモデルは、「xDrive 40e」でしたが、3シリーズでは330eとなるようです。搭載されるパワートレインですが、最高出力は、システム全体では255ps（最高出力187psの2リッター直列4気筒ガソリンエンジン、最高出力110psモーターの組み合わせ）、最大トルクはシステム全体で最大410Nmとのこと。なお0-100km/hの加速は6.3秒、最高速度は225km/hに達するようです。

3シリーズにラインアップされているハイブリッドモデル「アクティブハイブリッド3（最高出力306ps、最大トルク400Nm）と比較すると、やや出力が劣りますが…その分燃費がすごいことになっています。

BMW3シリーズのパワー比較

燃費は脅威の47.6km/L（欧州複合モード）

PHVの最大の見せ場が燃費。欧州複合モードでは50km/Lに迫る47.6km/Lを記録しています。これは同じBMWのi8やトヨタ プリウスPHVと全く同値。ちなみにBMWのアクティブハイブリッド3が15.6km/l（欧州複合モード）ですから、その数値は驚異的ともいえます。なお電気だけの走行は、最大35kmだとか（ゼロ・エミッション走行）。

BMW3シリーズの燃費比較

販売時期

欧州では2016年より販売開始されるとしています。日本でも2016年中盤あたりには導入されるのではないでしょうか。

BMW PHVとは

2015年、eDriveモデルは数多く投入される

BMWは今年3月の決算発表でも、今後PHVモデルに注力していくことを発表。ボードメンバーの一人であるフリードリッヒ・アイヒナー氏は、これについて「2015年、BMWには革新的なeDriveシステムを搭載したモデルが、さらに追加されるだろう」としました。

PHVに注力するのは、BMWだけではありません。フォルクスワーゲン（アウディ、ポルシェ）やプジョーなど欧州各メーカーが、PHVモデルを発表しています。これは、2021年に迫っている「CO2排出規制」を睨んでのこと。というのも、この2021年規制が非常に厳しいのです。2010年までCO2排出量は1kmあたり140g以下とされていましたが、2021年以降販売される新車は95g以下…30%以上低い数値が義務付けられます。このため各社は達成の難しいガソリン車以上に、PHVモデルの研究開発に積極的というわけです。なお、今回デビューしたBMW3シリーズ 330eのCO2排出量は49g/km。

おまけ動画

BMW3シリーズ（F30/31/34）、フェイスリフト（57秒）