夜間走行性はもちろん、スタイルもアップ!! 「アダプティブLEDヘッドライト」

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6シリーズと7シリーズ全車種に標準装備され、5シリーズでも標準装備車種を増やしている「アダプティブLEDヘッドライト」。BMWが誇る最新技術が詰め込まれたこのオプション機能は、夜間走行時の視認性をグンと高めるだけでなく、ビジュアル面でも大きな役割を果たしています。まずは、機能の性質と狙いを具体的にひも解いていきましょう。

アダプティブLEDヘッドライト

光軸を動かすことで実現する2つの機能

まず3シリーズや4シリーズの上位モデルに標準装備されている「アダプティブ・ヘッドライト」についてご説明しましょう。特徴は2つ。1つがハイビームの機能アップです。具体的にはハイビーム走行時、対向車が来ると自動で光軸をずらしてくれるシステムのことです。これによって、ドライバーはいちいちハイビームとロービームを切り替える必要がなくなります。またハイビームを多用することができるため、安全性も向上しますね。

次に「バリアブル・ライト・コントロール」機能。こちらは走行中のステアリング・ホイールの切れ角に合わせてヘッドランプが可動し、コーナーの先まで照してくれる機能です。また、停車中でもターン・インジケータの点灯もしくはステアリング・ホイールの操作で稼働させられる「コーナリング・ライト」も備わっています。これにより、進行方向の視認性が大幅にアップし安全性を高められるようになっていますね。

LED化により照射量が大幅アップ

そのライトそのものがLED化したのが、「アダプティブLEDヘッドライト」です。魅力のひとつが、太陽の光に近い周波数の明るさであること。これによって、これまでのハロゲンやキセノンよりも遠くの暗闇を照らすことができるようになりました。これは対向車に対しても有効的で、今まで以上に早くこちらの存在を伝えることにも繋がります。

また、バルブ交換が不要でメンテナンスが簡単であること、省エネなので燃費の向上に役立つなど、さらなるメリットを備えていることもポイントです。オプション扱いだと余分な予算が必要になりますが、長い目で見ればコストパフォーマンスはかなり高い機能だと言えますね。

BMWの表情をより豊かにする

もうひとつの見どころは、デザインに幅を持たせられることです。LEDという技術は明るさの向上だけでなく、従来のヘッドライトよりもコンパクトにまとめられるというメリットも有しています。これにより、十分な明るさを保ちつつデザインの可能性を広げられることになりました。

どのメーカーも、パッと見たときにどのメーカーのモデルかすぐに頭に浮かぶデザインになっています。そしてBMWと言えば、丸目四灯のヘッドライト。LEDの技術を取り入れた近年のBMWは、いい意味で予想を裏切るデザインのニューモデルを発表してくるようになりました。この技術はどんどん他のシリーズにも搭載されていくでしょうから、各モデルのバリエーションはさらに広がることでしょう。こういった点にも注目いただきたいですね。

アダプティブLEDヘッドライト 装備モデル