
近年、自動車メーカー各社はクルマの自動運転化や緊急ブレーキなど、ドライバーをサポートしてくれる運転支援システムを積極的に開発、導入しています。その中BMWは車外からリモコンの遠隔操作によって、クルマの駐車を自動で行なうことができる「リモート・コントロール・パーキング」を2015年に発表、2016年5月よりBMW7シリーズにその革新機能を搭載して販売をスタートしました(オプション価格7万4000円)。まだまだ日本では実用的とは言えない機能ですが、数年のうちに進化し、使いやすい機能となってくれるのを期待します。まずは7シリーズへの採用ですが、機能熟成を進めながら3シリーズなどにも展開し、いずれはMINIにも採用されていくでしょう。
概要
2016年5月16日より日本市場導入
リモート・コントロール・パーキングを量産車として搭載するのは、BMWが世界初。面倒な駐車を自動でこなしてくれるということで、世界中から注目を受けています。ただ7シリーズに搭載されるものは、車幅の1.5倍のスペースが必要という但し書きがあります(2015年11月発表時のデータ)。7シリーズは車幅が1902mmですから、車庫の幅は3m弱必要になりますね。狭いところに停められるのが自動駐車のメリットと考える方も多いでしょうし、大都市圏では駐車スペースが狭いことが多いので今後の改善に期待したいところです。
操作方法
BMWディスプレイ・キーで操作
実際に、リモート・コントロール・パーキングを行うには、BMW専用のディスプレイ・キーが必要になります。ディスプレイ・キーの操作によりドライバーは車外から駐車を行なうことができるのです。リモート・コントロール・パーキングの作動中は、PDC(パーク・ディスタンス・コントロール)、パーキング・アシスタント、さらにはカメラ・システムによりモニターされているので安心。クルマが移動している時に、歩行者の不意な飛び込みを検知し、駐車を自動的に停止する安全設計も搭載しています。駐車したあとは、BMWディスプレイ・キーを使ってエンジンの停止もできます(もちろんエンジン始動も可能)。リモート操作で駐車スペースから出す際は、クルマは自動的にまっすぐバックします。
リモート・コントロール・パーキングの注意点が3つあります。まず利用において、クルマを駐車スペース(ガレージ)に向かって、正面中央に停車させる必要があること。次に車は前向き駐車になることでしょう。特に日本は後退式パーキングが多いですからこの辺りはやや不便ですし、狭いスペースを自動で切り返しして駐車してくれる機能を求める人が日本では多いでしょうね。最後に上述しましたが、パーキング自体のスペース。車幅の1.5倍くらいのスペース(7シリーズだと3m弱)が必要です。
ディスプレイキー

2016年中旬以降の日本市場で販売する全モデルに標準装備
このディスプレイ・キーには新しい技術基準が投入されています。走行可能距離やドア、ウインドウのロック/アンロック操作、パーキング・ベンチレーション機能、BMWディスプレイ・キーの充電状況といった、さまざまな情報を液晶ディスプレイに表示してくれます(もちろん時計もあり)。さらに、選択した機能をディスプレイ内蔵のタッチ・パネルからも操作ができるようになっています。こちらは、2016年中旬以降に日本市場で販売する全モデルに標準装備する予定ですよ。
動画
2016年5月に公開されたリモートパーキングイメージ動画
BMWが公式動画にて、実際の自動駐車シーンを公開しています(動画再生後、2分後くらいから)。実にスムーズに駐車してくれることがわかります。
Overview: The innovative features of the all-new BMW 7 Series.
日本語字幕付きのリモートパーキングイメージ動画です。
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