BMW 1.6リッター直列4気筒エンジン「N13B16A（ガソリン）」 – BMWエンジンガイド

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1シリーズに搭載される4気筒の最小排気量ユニット

現代のBMWエンジンにおける「4気筒」の最小排気量ユニットが、この『N13B16A』になります。2015年11月現在、この1.6リッター4気筒ガソリンターボエンジンを搭載するのは1シリーズの中核グレード120iのみという希少なユニットです。

その根幹テクノロジーには、レスポンスに有利なツインスクロールターボが備わるのはもちろんのことですが、燃料噴射は高圧の筒内直接噴射システム、吸気バルブのリフト量を無段階に可変制御する「バルブトロニック」、吸気と排気のバルブタイミングを最適に調整する「ダブルVANOS」といったBMWらしい革新のテクノロジーが組み合わせられています。

概要

今後も進化を続けていきそうな優秀なユニット

この『N13B16A』は、BMWがモジュラー思想を導入する前に開発されたBMWエンジンであり、縦置き専用として生まれています。以前は、1シリーズ120iだけではなく、モデルチェンジ前の1シリーズ「116i」にも搭載されていたことがあります。

136馬力のスタンダードスペックと170馬力のハイアウトプットという2つのセッティングが用意されていましたが、2015年8月に前者は『B38B15A』（参照：BMW 1.5リッター直列3気筒エンジン（B38）ガイド）に置き換えています。

なお現行モデルでも搭載されている120iの1.6リッターエンジンでは、2015年5月の改良で170馬力から177馬力へとパワーアップ。それでいて、燃費性能も向上させているのは（16.8km/L）、このエンジンがまだまだ伸びしろを持っている、優秀なユニットであることの証明とも言えます。

スペックと搭載モデル一覧