目次
- 7シリーズとは
- ボディサイズ&パッケージ
- エンジン(出力、燃費性能)
- 装備(グレードによる装備差)
- 試乗インプレッション
- デザイン(エクステリア)
- デザイン(インテリア)。
- オプション
- オプション・パッケージ
- ボディカラー
- 価格
7シリーズとは?
最先端技術を搭載したフラッグシップセダン
BMWはセダンラインナップのフラッグシップモデルであり、最も革新的なラグジュアリーセダンの7シリーズを2015年10月にフルモデルチェンジして発売しました。7シリーズはその時代の最先端の技術が取り入れられたモデルです。1986年に登場した2代目のE32型は優れた空力特性のボディやドイツ車で戦後初のV12気筒エンジンを搭載し、2001年に登場し4代目のE65型は優れたアクセルレスポンスをはじめ、低燃費そして高出力を実現したバルブトロニックを初めて採用しました。また、画期的なインターフェイスであるiDriveもこのモデルで初搭載となっています。そして6代目となるG12型は骨格となるボディにアルミニウム合金とスチールに加えて、カーボン・ファイバー強化樹脂(CFRP)を採用したカーボン・コアを搭載しました。この結果、先代モデルと比べて約130kgの軽量化を実現しています。
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さらにBMWのこだわりである前後約50:50の重量バランス、高いねじり剛性そして低重心をさせることで、優れた走行選定性とハンドリング性能。そして高い燃費性能を実現させています。このカーボン・コアを採用したことで、7シリーズはボディの軽量化技術において一歩リードしたといえるでしょう。さらに7シリーズはBMWの象徴であるキドニーグリルに最先端の空力性能を発揮するアクティブ・エア・ストリームを採用しました。通常、エンジンやブレーキの冷却のために空気を取り入れる必要がないときはエア・ベント(空気の取り入れ口)を備えたラジエターグリルが電動で閉じ、エンジンルームに入る空気の量を制御します。これにより、空力特性だけではなく、燃費の向上にも貢献するのです。こうした最新鋭の装備を搭載し、BMWらしい高い走行性能と極上のラグジュアリーな空間、そして高い環境性能を兼ね備えたモデル、それが7シリーズといえるでしょう。
ボディサイズ&パッケージ
先代7シリーズとサイズは同じだが、リアの居住性は拡大
BMW7シリーズは740i、750iのスタンダードモデルと740Li、750Liのロングボディの2つのボディサイズがあります。スタンダードモデルのボディサイズは全長5110mm×全幅1900mm×全高1480mm、ホイールベースは3070mmです。そしてロングボディは全長5250mm×全幅1900mm×全高1485mm、ホイールベースは3210mmで、スタンダードより全長とホイールベースが140mm延長されました。先代の7シリーズとほぼ同じボディサイズとなっていますが、現行型の7シリーズはリアの居住性がさらに向上、標準装備の上質な「エクスクルーシブ・ナッパ・レザー」によって、上質な印象を高めています。そしてトランク容量は515Lを確保しており、ゴルフバッグも余裕で積むことができます。
エンジン(出力、燃費性能)
7シリーズには2種類のガソリンエンジンを設定
BMW7シリーズには2種類のガソリンエンジンが用意されました。740i、740Liに搭載されるのが、新世代直列6気筒DOHCターボエンジンです。このエンジンはクランクケースやオイルパンといったエンジンの部品に軽量なアルミニウムを多用し、軽量化しています。また、過給器のターボを冷やすインタークーラーには水冷式を採用し、インテークマニホールドと統合されることで、高い効率と優れたアクセルレスポンスを実現しました。最高出力は240kW(326ps)/5500rpm、最大トルクは450Nm/1380~5000rpmと先代よりパワーアップしていながら、JC08モード燃費は12.2km/Lを実現しています。そして750i、750Liに搭載されるのが4.4LV型8気筒DOHCツインターボエンジンです。こちらは最高出力330kW(450ps)/5500~6000rpm、最大トルク650Nm/1800~4500rpmを発生し、ラグジュアリーセダンに相応しい、滑らかな加速と圧倒的な静粛性を実現しています。
装備(グレードによる装備差)
750はほとんどの装備が標準装備
7シリーズのグレード体系は、スタンダードボディの740i、750iとロングボディの740Li、750Liの4モデルがあり、それぞれにスタンダードとMスポーツが用意され、全8グレードとなっています。740iと740Liは右ハンドルだけ、750iと750Liには左右のハンドル仕様が用意されました。750iと750Liでは装備差はほとんどありません。そこで740に絞って紹介しましょう。スタンダードに対して、Mスポーツは740i、740Liの場合はBMWヘッドアップ・ディスプレイと電動ガラス・サンルーフが標準装備となります。また、740iLはスタンダード、Mスポーツともに電動パノラマ・ガラス・サンルーフが標準装備です。アルミホイールはスタンダードが18インチに対して、Mスポーツは19インチと1インチアップします。インテリア・トリムがスタンダード全モデルはグレー・ポプラ・ウッド・トリムを採用するのに対して、Mスポーツ全モデルはファインブラック・ブラック・ウッド・トリム/ハイグロス・メタル・エフェクトが標準装備となります。また、ドア・シール・プレートがMスポーツはMロゴ、イルミネーションになるほか、BMWインディビデュアルアンソラッジト・ルーフ・ライニングが標準装備となりました。そしてクライメント・コンフォート・ガラス(赤外線反射ガラス・全面)がMスポーツでは標準装備となります。
試乗インプレッション
全長5mを超えるクルマとは思えない身のこなしの軽さ
試乗車はロングボディの740iLスタンダードです。スタンダードボディとはいえ、全長5mを超える7シリーズのボディは非常に存在感があります。全長5250mm、全幅1900mmのサイズは取り回しに気を遣うと思っていましたが、運転席からボディサイズが非常に把握しやすく、実際に運転してみるとボディサイズの大きさは気になりません。搭載する新世代直列6気筒DOHCターボと8速ATのパワートレインが生み出す走りは、軽快そのものです。ボディにカーボン・コアやアルミニウムなどの新しい素材を採用し、先代に比べて約130kgも軽量化しているとはいえ、車両重量1980kgもあるクルマとは思えないほどのしなやかな身のこなしです。ワインディングを走行してもドライバーのステアリング操作に対して忠実に反応しますし、静粛性の高さはやはりフラッグシップモデルという高いレベルです。通常、フラッグシップモデルはラグジュアリー色が強まり、重厚な乗り味となりがちですが、BMWは違います。フラッグシップモデルであっても重厚さだけでなく、走る楽しさを味合わせてくれます。
デザイン(エクステリア)
上質さとエレガントさを表現
7シリーズのエクステリアデザインはセダンの究極のスタイリングを実現させました。フロントでは、存在感を強調したキドニーグリルのフレームと匠に計算されたヘッドライトの輪郭がワイド感を際立たせます。サイド・ビューでも緩やかに傾斜したルーフ・ラインと入念に施された2本のサイドラインが7シリーズに伸びやかな雰囲気を与えることで、独特なエレガントさを生み出しています。リアはクローム・バーが左右のBMWの特徴的なL字型ライトを繋ぐことで、BMWらしいパワフルな個性を強調しています。
デザイン(インテリア)
移動中でも心からくつろげる空間
7シリーズのインテリアは、時代を超越する極上のラグジュアリーを表現しています。水平ラインを強調したインテリアデザインはインテリア全体の一体感を演出して、移動中でも心からくつろげる空間を演出しています。正確に作られたコクピットのフォルムや各種装備のレイアウトとアルミニウム仕上げが上質な印象をさらに高めています。BMW iDriveコントローラーもクローム仕上げを施したフレームに収められ、優美なウッドのインテリア・トリムとの組み合わせがインテリアの洗練さに磨きを掛けています。そしてリア・シートに身を任せば、これまでにない雰囲気、そしてタブレット型のBMWタッチコマンドなどの革新的な装備、そして巧みなクラフトマンシップによって仕上げられた素材の素晴らしさを体験できるでしょう。
オプション
ヘッドアップ・ディスプレイなどオプション設定は少なめ
最上級モデルの7シリーズということもあり、オプションの設定はかなり少なくなっています。740i、740LiのスタンダードモデルにはBMWヘッドアップ・ディスプレイ、BMWレーザーライト(レーザーモジュール付LEDハイ/ロービーム、LEDインジケータ、LEDアクセント・ライン、LEDコーナリング・ライト、LEDフロント・サイド・マーカー。光軸自動調整機能付)、マルチファンクション・レザー・ステアリング・ホイール(ウッド・トリム付)、クライメント・コンフォート・ガラス(赤外線反射ガラス・全面)がオプションで設定されています。BMW740iにはリア・シート・エンターテインメント・エクスペリエンス(左右独立10インチ・ディスプレイ、Blue-rayプレーヤー、HDMIインターフェイス)をはじめ、リア・コンフォート・シート、リア・アクティブ・ベンチレーションシート、電動ガラス・サンルーフ(チルト&スライド、コンフォート・オープン/クローズ機能付)がオプション設定されています。
オプション・パッケージ
グレードによって異なる3つのパッケージオプションを用意
7シリーズでは3つのオプション・パッケージを設定しています。740iスタンダードにはマルチファンクション・レザー・ステアリング・ホイール(ウッドトリム付)、クライメント・コンフォート・ガラス(赤外線ガラス・全面)、電動ガラス・サンルーフ(チルト&スライド、コンフォート・オープン/クローズ機能付)、BMWヘッドアップ・ディスプレイがプラス・パッケージとして設定されています。また740iLスタンダードにはマルチファンクション・レザー・ステアリング・ホイール(ウッドトリム付)、クライメント・コンフォート・ガラス(赤外線ガラス・全面)、BMWヘッドアップ・ディスプレイ、リア・シート・エンターテインメント・エクスペリエンス(左右独立10インチ・ディスプレイ、Blue-rayプレーヤー、HDMIインターフェイス)がプラス・パッケージとして設定されています。さらに740Li、750Liすべてのロングボディにスカイ・ラウンジ・パノラマ・ガラス・サンルーフ、ヒート・コンフォート・パッケージ、リア・マッサージ・シートがセットになったリア・コンフォート・パッケージ・プラスが設定されています。
ボディカラー
シックな色を中心に全8色のボディカラーを用意
ボディカラーはメタリック・カラーが7色、ソリッド・カラーを1色の全8色をラインナップ。ソリッド・カラーはアルピン・ホワイトⅢ。そしてメタリック・カラーはブラック・サファイア、カシミヤ・シルバー、グレイシャー・シルバー、インペリアル・ブルー・ブリリアント・エフェクト、ソフィスト・グレー・ブリリアント・エフェクト、ミネラル・ホワイト、マンジェリン・グレーが設定されています。
価格
エントリーモデルの740iスタンダードは1217万円から
グレード | 価格 |
---|---|
740iスタンダード | 1217万円 |
740i Mスポーツ | 1288万円 |
740Li スタンダード | 1346万円 |
740Li Mスポーツ | 1432万円 |
750iスタンダード | 1485万円 |
750i Mスポーツ | 1537万円 |
750Li スタンダード | 1649万円 |
750Li Mスポーツ | 1701万円 |
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