
目次
- X6とは?
- ボディサイズ&パッケージ
- エンジン(出力、燃費性能)
- 装備(グレードによる装備差)
- 試乗インプレッション
- デザイン(エクステリア)
- デザイン(インテリア)
- オプション
- オプション・パッケージ
- ボディカラー
- 価格
BMW X6(F16)とは?

クロスオーバーSUV+クーペという新しいカテゴリーを開拓したモデル
クーペ特有のスタイリッシュなエクステリアデザインと卓越したオフロードの走行性能という一見交わることのない要素を見事に昇華させ、世界初のSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)として登場したのがX6です。2世代目となる現行型(F16)は2014年8月に日本導入が発表され、12月よりデリバリーが開始されました。無骨なイメージの強いクロスオーバーSUVモデルにクーペのようなスタイリングを採用するという斬新さが市場に受け入れられ、世界で25万台以上(2014年当時)が販売されています。現行型(F16)はキャビンを後方に配置する、ロング・エンジン・フード、ロング・ホイールベースを採用し、BMWらしいプロモーションとクーペの美しさを左右する長いルーフラインを先代モデル以上に見事に融合させています。
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美しいスタイリングと悪路走破性を兼ね備えたX6
いかなる路面状況においても高い運動性能を発揮するフルタイム4WDシステムのxDriveをX6は全車に搭載、その結果、X6は非常に高い悪路走破性を獲得しました。BMWらしい俊敏性と4WDの特徴である高い走行安定性を融合させ、電子制御システムが常に戦後の駆動トルクを可変配分することで、優れたロードホールディングを実現しています。グレードはxDrive35iとxDrive50iの2グレードでそれぞれスタンダードとMスポーツが設定されています。最上級モデルとなるxDrive50i Mスポーツにはダイナミック・パフォーマンス・コントロールが標準装備され、4WDシステムのxDriveと連動して、リアホイールの左右の駆動力を最適に配分し、カーブの際には外側のタイヤの駆動力を高めることで、優れたコーナリング性とハンドリング性を実現しています。
BMW X6(F16) ボディサイズ&パッケージ
グレード・価格 | 燃費 | 最高出力 | 最大トルク | 全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|---|---|---|---|
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10.3km/L | 306 ps | 400 Nm | 4,925mm | 1,990 mm | 1,700 mm |
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8.6km/L | 450 ps | 650 Nm | 4,910 mm | 1,990 mm | 1,700 mm |
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先代に比べてラゲージの容量が増して使い勝手が向上
X6のボディサイズは全長4925mm×全幅1990×全高1700mmと全幅は2m近いかなりマッチョなボディです。先代(E71)と比較してみると全長+70mm、全幅+25mm、全高+35mmと一回り大きくなっています。ホイールベースは2690mmと先代に比べて、全長が+40mm、全幅が+5mm、全高が+5mm大きくなりました。この全長が長くなったことで、より優雅なクーペスタイルを実現できたのではないでしょうか。全長が40mm大きくなったことを除くと数値に変化はないように感じるかもしれませんが、ラゲージルームは先代(E71)に比べて5人乗車時で580Lと10L拡大しました。さらにリアシートのバックレストは40:20:40の3分割で倒すことが可能で、搭載するモノの大きさに合わせて、ラゲージルームを最大1525Lまで拡大できます。こちらは先代(E71)と比べて、75Lも拡大しており、使い勝手が向上しています。

BMW X6(F16) エンジン(出力、燃費性能)

2トンを超えるボディをラクラクと加速させる2つのハイパワーユニット
現行型X6は2種類のエンジンを用意しています。まずxDrive35iに搭載されているのは、3L直列6気筒ターボエンジンです。排出ガスを効率良くエネルギーに変換するツイン・スクロール・ターボをはじめ、すべての回転域で理想的なトルクを発生させる効果があるダブルVANOS。そして高圧の燃料を高い精度で燃焼室内に直接噴射する高精度ダイレクト・インジェクションシステムなどを採用し、最高出力225kW(306ps)、最大トルク400Nmを発生します。最大トルクを1200回転という低回転域から発生するので、停止した状態から時速100kmまでわずか6.4秒で達するほどで、2トンを超えるボディがストレスなく加速します。そしてxDrive50iに搭載されているのは最高出力330kW(450ps)、最大トルク650Nmを発生させる4.4V型8気筒ツインターボエンジンです。圧倒的なパワーによってこちらは0-100km/h加速はわずか4.8秒とスポーツカーに匹敵するパフォーマンスを実現しています。両エンジン共にシフト・パドル付の8速スポーツATが組み合わされ、燃費は燃料消費率JC08モード(国土交通省審査値)で、3L直列6気筒ターボエンジンを搭載するxDrive35iが10.3km/L。そして4.4V型8気筒ツインターボエンジンを搭載するxDriveは8.6km/Lを実現し、xDrive35iはエコカー減税の対象となっています。
BMW X6(F16) 装備(グレードによる装備差)

ハイパワーエンジンをより使いこなせる電子デバイスを搭載
X6のグレード体系はxDrive35iとxDrive50iの2グレードを用意し、それぞれスタンダードとMスポーツを設定しています。ステアリング位置はxDrive35iZは右ハンドルのみでxDrive50iは左右両方を設定しています。まずxDrive35iのスタンダードとMスポーツを見てみると、MスポーツはBMWヘッドアップディスプレイが標準装備となり、アルミホイールが1インチアップの20インチとなります。さらに走行性能を高めるアダプティブMサスペンションをはじめ、フロント・エプロン、サイド・スカート、リア・スカート、ワイド・ホイール・アーチセットになったMエアロダイナミクス・パッケージ、マルチファンクションMスポーツ・レザー・ステアリング・ホイール、スポーツシートなどが装備されます。xDrive35iとxDrive50iを比較してみると、BMWヘッドアップディスプレイが標準装備となるのをはじめ、アクティブ・ステアリング、ダイナミック・ドライブ、ダイナミック・パフォーマンス・コントロール(Mスポーツのみ)、ソフト・クローズ・ドア、リア・サイドウィンドウ・ローラーブラインド(手動)(Mスポーツのみ)が標準装備となっています。
BMW X6(F16) 試乗インプレッション

ボディの大きさからは考えられない身のこなしの軽さ
今回の試乗はX6xDrive50iで行いました。目の前に停まっているX6を見るとその大きなボディの存在感に圧倒させられます。しかし、ドライバーシートに乗ってみると、アイポイントの高さを除けばセダンやクーペと同じBMWらしい景色が広がります。これはセダンやクーペからX6に乗り換えても安心できるポイントではないでしょうか。まずは市街地走行なので、ドライビング・パフォーマンス・コントロールは燃料消費を抑えられるECO PROモードで走行します。最高出力330kW(450ps)を誇る4.4LV型8気筒ツインターボは2320kgあるボディを非常にスムーズにそして静かに加速させます。このECO PROモードで走行しても、加速力などに何の不満はありません。エアコンも控えめになりますが、快適な空間は変わりません。フラットな乗り味はまるで、高級セダンに匹敵する快適さと静粛性を実現しています。続いて高速走行です。ここではスポーツモードで走行しました。ECOPROモードと比べると、アクセルを同じぐらい踏んだつもりでも、加速力が全く違います。アクセルワークに対して、エンジンの吹き上がりも軽く、スッと加速していきます。サスペンションもやや硬めのセッティングとなり、車線変更などのクルマの傾きはかなり抑えられており、俊敏性が増しています。とても全長4.9m、全幅2m近いクルマとは思えないほどの身のこなしの軽さが特徴です。大きなボディなので、駐車する際には気を遣うと思っていましたが、パークディスタンスコントロールやトップビューなどのカメラによって、スムーズに行えました。ドライビング・アシスト・プラスなど安全装備も充実し、街乗りから郊外までどんなシーンでも安定して走ることのできるラグジュアリーSUV、それがX6です。
BMW X6(F16) デザイン(エクステリア)

長いルーフラインと流麗なスタイリングはまさにクーペスタイル
Xモデルらしい迫力とクーペのスポーツ性を兼ね備えるのがX6のエクステリアデザインです。まず力強い「X(エックス)」のラインを描くフロントエプロンとキドニーグリルに回り込むヘッドライトが特徴のフロントマスク。そしてBMWに共通のショート・オーバーハング、ロング・エンジン・フード、ロング・ホイールベースを採用し、伸びやかなプロモーションによってエレガントなクーペのルーフラインを形成しています。さらにウィンドウをクロームパーツで囲む、サイド・ウィンドウ・フレーム・モールディングによってスポーティさに上質感をプラスしています。そしてLEDライトバーが配置された幅広のL字型リアコンビネーションランプが特徴のリアデザインはリアエプロンとテールゲートに走る水平方向のラインによってワイドなボディと安定感を強調しています。さらにスタンダードモデルには個性的な1台に仕立てる「デザイン・ピュア・エクストラヴァガンス・インテリア」をオプションで設定。セリウム・グレーのキドニーグリルをはじめ、ドアミラー、フロント・リアバンパーのフィニッシャーに加えて、専用の20インチホイールなどの専用装備品を採用し、X6を一段とエクスクルーシブな外観に仕立ててくれます。
BMW X6(F16) デザイン(インテリア)

素材だけでなく夜間の照明にもこだわっている
レザーシートやインテリアトリムに最高品質の素材を採用しているX6のインテリア。Xモデルのフラッグシップらしく、豊富なカラーバリエーションが用意されており、こだわりの強いオーナーも満足させられるでしょう。X6はシンプルで機能的なデザインを採用しています。クーペモデルらしいスポーツ性に加えて、上質感をもたらすクラフトマンシップにより、細部に到るまでこだわりが貫かれています。コックピットは最新のBMWスタイルを踏襲し、ドライバー志向で設計され、高いシートポジションとの相乗効果で見晴らしの良い視界を確保しています。体にフィットする状のシートはスポーティな走行を楽しむ際には乗員の体をしっかりとサポートしてくれます。X6のインテリアは夜も楽しめる演出が施されています。LEDを使用した多彩なライトデザインが施されており、車内をリラックスできる雰囲気に演出してくれます。直接照明と間接照明を組み合わせたX6の室内はラウンジのような雰囲気をもたらします。
BMW X6(F16) オプション

夜間の歩行者や動物を検知する赤外線のナイトビジョンや高級オーディオを用意
X6全モデル共通でオプション装備となっているのはチルト&スライド、コンフォート・オープン/クローズ機能付電動ガラス・サンルーフをはじめ、紫外線だけでなく、ジリジリとした日差しをカットするサンプロテクション・ガラス。安全装備のレーン・チェンジ・ウォーニングと歩行者、動物検知機能付BMWナイトビジョン。そしてハーマン・カードンやバング&オルフセンの高級オーディオブランドのサラウンド・サウンド・システムや左右独立した9.2インチディスプレイによってDVDなどが楽しめるリア・エンターテインメント・システム・プロフェッショナルなどがオプションで設定されています。
BMW X6(F16) オプション・パッケージ

インテリアをさらに豪華に仕立てるパッケージオプションを設定する
X6全モデルを対象としたオプションパッケージはエクスクルーシブ・ナッパ・レザー、フロント・コンフォート・シート、レザーフィニッシュなどがセットになったデザイン・ピュア・エクトラヴァガンス・インテリアをはじめ、ベンチレーション機能付フロント・コンフォート・シートと4ゾーン・オートマチック・エア・コンディショナーがセットになったコンフォート・パッケージ。そして、BMWドライバーサポートデスク、BMWリモート・サービス、コネクテッド・ドライブ・サービスがセットになったBMWコネクテッド・ドライブ・プレミアムです。そのほかではxDrive35iのスタンダードモデルにはBMWヘッドアップ・ディスプレイとレーンチェンジ・ウォーニングがセットになったアドバンスド・アクティブ・セーフティ・パッケージをはじめ、xDrive35iのスタンダードとMスポーツの両モデルには電動ガラス・サンルーフ、リア・シート・ヒーティング、ソフト・クローズ・ドア(フロント&リア)、ランバーサポート(運転席&助手席、電動調整式)がセットになったセレクト・パッケージが用意されています。
BMW X6(F16) ボディカラー

グレードによってボディカラーの設定が異なり全モデル共通は4色
X6のボディカラーはソリッドカラー2色とメタリックカラー9色の全11色を設定しています。ソリッドカラーはアルピン・ホワイトIIIとブラックIIの2色でブラックIIはスタンダードのみの設定となります。メタリックカラーは全車に設定されているのはミネラル・ホワイト、ブラック・サファイア、フラメンコ・レッド・ブリリアント・エフェクト、スペース・グレーの4色です。そしてスタンダードのみに設定されているのがソフィスト・グレー・ブリリアント・エフェクト、ミネラル・シルバー、スパークリング・ストーム・ブリリアント・エフェクト、グレイシャー・シルバーの4色で、Mスポーツのみに設定されているのが、カーボンブラックです。さらにより個性的なモデルに仕立てるBMWインディビデュアルボディカラーとして、パール・シルバー、ルビー・ブラック、バイライン・ブラウン、アズライト・ブラックの4色を用意しています。
BMW X6(F16) 価格

X6は xDrive35iの916万円からxDrive50i Mスポーツの1309万円
X6 xDrive35i | 916万円 |
X6 xDrive35i Mスポーツ | 993万円 |
X6 xDrive50i | 1,209万円 |
X6 xDrive50i Mスポーツ | 1,309万円 |
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