ミニがMINIクロスオーバーで、40年ぶりのWRC参戦決定

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ミニクーパーがレースを席巻した1960年代

2010年8月、ミニがWRC（FIA世界ラリー選手権）に参戦すると発表しましたよ。ミニがWRCに参戦するのは、1960年のモンテカルロ・ラリー以来。当時はクーパーの名を冠して開発された「ミニ・クーパー」が、1964年に初勝利して以降、1965年、67年と優勝しています。ちなみに66年も優勝していますが、ヘッドライトがレギュレーション違反で失格でした。

参戦マシン

クロスオーバー・ジョン・クーパー・ワークスがベース

今回は40年以上の時を経ての参戦となる今回の参戦マシンは、ミニ・ジョン・クーパー ワークス WRC (Mini John Cooper Works WRC ) 。これは、2011年日本で販売が予定されるミニカントリーマン（日本名：ミニクロスオーバー）をベースにしたマシンのようですね。チューニングは英国プロドライブとMINIの共同で行われる模様で、1600cc4気筒ターボエンジン、4WDを軸にFIAスーパー2000のレギュレーションに対応させてくるようです。またミニクロスオーバーWRCの最初のテスト走行は、来月以降で予定されているとのこと。2011年は一部ラウンドのみの参戦ですが、2012年はフル参戦を計画しているようです。

ミニ・ジョン・クーパー ワークス WRC – スペック

全長	4,110mm
全幅	1,820mm
ホイールベース	2,595mm
車両重量	1200kg
最高出力	310ps
最大トルク	420Nm
変速機	Xtrac製 6速シーケンシャル
駆動方式	4WD
前後サスペンション	マクファーソンストラット

FIA世界ラリー選手権（WRC）とは？

世界で最も過酷なモータースポーツの一つと言われており、4大陸13カ国*で行われます。もともと世界各地で行われていたレースを1973年に組織化して、世界選手権化したのが始まり。一般道に設営された「スペシャルステージ」と呼ばれる競技区間で1台ずつ走行。タイムアタックを数回行って、その合計タイムを競います。出場するマシンは、市販車ベースのカスタムカーを使用。競技車両はドライバーとコ・ドライバー（ドライバーをサポートする人）の2名乗車となります。欧州では非常に人気のあるレースで、開催国はお祭り騒ぎになるほどです。

*2011年はスウェーデン、メキシコ、ポルトガル、ヨルダン、イタリア、アルジェリア、ギリシャ、フィンランド、ドイツ、オーストリア、フランス、スペイン、イギリス