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新型ミニクラブマン遂に登場。4ドア+観音開きドア、ハッチバックとは異なるインテリア

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新型ミニクラブマン(F54)が、とうとう発表されましたよ。2007年に先代クラブマン(R55)が登場して以来、約7年ぶりのフルモデルチェンジとなります。これまでの噂どおり、ボディサイズの大型化、クラブドアを廃止し4ドア+リア2ドア(観音開き)の6ドアとなっています。実車デビューは今年9月にドイツで実施されるフランクフルトモーターショーと言われていますが…なにはさておき、中身の解説ですよね。それでは行ってみましょう。

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ラインアップ

新型ミニクラブマンのラインアップ

ラインアップは3種類、クリーンディーゼルも設定!

気になるラインアップクーパー、クーパーD、クーパーSの3種類です。ラインアップについては昨年から「ALL4やプラグインハイブリッドも設定されるかも?」という噂もありましたが、今のところは国内、海外モデルともに設定されていません(ALL4は2016年に販売開始という噂でしたが…)。また、ONEが設定されないのは先代クラブマン(R55)と同様ですが、先代は欧州ではONEも用意されていたので、海外モデルではもしかすると発表があるかもしれませんね。

ボディサイズ

新型ミニクラブマンのボディサイズ

後部座席とラゲッジスペースが大幅に拡大!

先代クラブマンと比較すると全長3,980mm→4,253mm(+273㎜)、全幅1,685mm→1,800mm(+115㎜)、全高1,440mm→1,441mm(+1㎜)、ホイールベース2,545mm→2,670mm(+125㎜)と大幅にサイズが大きくなりました。サイズの大型化の恩恵は後部座席のスペースとラゲッジスペースに現れています。後部座席のスペース拡大の数値はまだ明らかにされていませんが、ラゲッジスペースは先代の260Lから360Lへと拡大しています。40:20:40の分割可倒式で倒すことができるリアシートを倒せば1250Lもの容量が確保できます。発表された写真を見る限り、トランクスルーも可能なようですね。

新型クラブマンのボディサイズの話になると「車幅がどうなるのか」がよく話題になっていました。日本の道路状況や立体駐車場に収まるサイズなのかが気になっていた人も多いですよね。発表された数値をみると車幅は1800㎜、これまでの噂ではもっと車幅は広いと噂されていたので、一安心というところでしょうか。1800㎜なら…駐車場にもよりますがギリギリ収まるサイズですね。

新型クラブマンと他モデルのボディサイズ比較

新型クラブマン ミニ5ドア クロスオーバー BMW X1
全長(mm) 4,253 4,000 4,105 4,439
全幅(mm) 1,800 1,725 1,790 1,821
全高(mm) 1,441 1,445 1,550 1,612

エクステリア

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クラブドアは廃止、観音開きのスプリットドアは健在

エクステリアの特徴を紹介すると、フロントマスクはコンセプトモデルのデザインとは違い、ミニ3ドアや5ドアに近いデザインが採用されています。フロントグリルのフィンのデザインやバンパー部分の色やデザインが差別化されていますね。また、先代クラブマンの特徴だったクラブドアは廃止されました。

クラブマンの代名詞のリアの観音開きドア(スプリットドア)は新型でも健在です。先代のクラブマンの後期モデルから採用されていた、リモコン操作で右側のスプリットドアを開く機能(コンフォート・アクセス・システム)は新型でもメーカーオプションで用意されています。また、コンフォート・アクセス・システムの追加機能として、鍵を持っている状態で足を車両下部にかざすことで、一度目で右側、二度目で左側のドアが開く機能も追加されました。両手が荷物でふさがっているときには便利な機能ですよね。テールランプがペースマンのような横型に変更されていますが、ペースマンとは違う新デザインとなっています。なお、クーパーは16インチ、クーパーSは17インチホイールが標準装備となっており、19インチホイールまでのサイズがオプションで用意されています。

ミニクーパー

ミニクーパーS

エクステリアその他

インテリア

新型ミニクラブマン インテリア

ダッシュボードデザインがワイルドに

コンセプトモデルではミニ3ドア、5ドアとは違うデザインが採用されていましたが、新型クラブマンはダッシュボードのデザイン変更以外に大きな変更点はないようです。ステアリング前に設けられたメーターパネルや純正ナビの位置もミニ3ドアや5ドアと同様です。

センター・コンソールの写真を見て気づいたのはサイドブレーキがBMWではすでに採用されている電動パーキング・ブレーキになっていること。パーキング・ブレーキ用のレバーがコンソールにスッキリと収まっていて、好印象ですね。また、ミニでは初登場となる運転席メモリー機能付き電動調節シート(設定したシートポジションを記憶させる機能)などのオプションも用意されています。

インテリア・フォトギャラリー

エンジン・トランスミッション

新型ミニクラブマン トランスミッション

8速ステップトロニック・トランスミッションが登場!

噂されていたプラグインハイブリッドがラインアップされていないのが少し残念ですが、エンジンはガソリンとクリーンディーゼルの2種類が用意されています。エンジンは、1,499cc3気筒ガソリン・エンジン(100kW/136ps)のクーパー、1,499 cc4気筒ディーゼル・エンジン(110kW/150ps)のクーパーD、1,998cc4気筒ガソリン・エンジン(141kW/192ps)のクーパーSとなっており、先代モデルよりトルクも出力も当然ながら強化されています。

もちろんMTもあり

気になるミッションですが、ATだけではなくMT車も設定されています。注目なのがクーパーDとクーパーSに8速ステップトロニック・トランスミッションがオプションで設定されたことでしょう(クーパーは従来通りの6速)。8速がミニに採用されるのは初めてのこと。8速の採用は高速巡航時の快適さや燃費に期待ができますね。今後、次世代のクロスオーバーやマイナーチェンジ後のミニ3ドアや5ドアにも採用されていくのか…楽しみですね。

新型クラブマン モデルラインアップ

クーパー クーパーD クーパーS
エンジン
  • 1.5リッター
  • 直列3気筒ターボ
  • 2.0リッター
  • 直列4気筒ターボ
  • 2.0リッター
  • 直列4気筒ターボ
最高出力(ps) 136 ps 150 ps 192 ps
最大トルク(Nm) 220 Nm 330 Nm 280 Nm
0-100km/h加速 9.1秒 8.6秒(AT車8.5秒) 7.2秒(AT車7.1秒)
最高速度 (km/h) 205km/h 212km/h 228km/h
  • 燃費
  • 100kmあたりの燃料消費
5.3~5.1L/100km 4.4~4.1L/100km 6.3~6.2L(AT車5.9~5.8L)/100km

販売時期と予想価格

新型ミニクラブマン(F54)

販売時期は秋ごろ?

日本国内での販売時期や価格は未定ですが、昨年のクロスオーバーのマイナーチェンジ時のスケジュールから推測すると秋頃、10月か11月には最初の納車が始まるのではないでしょうか。販売価格は英国の自動車メディアの以前の予想によるとクーパーで17,500ポンド(日本円で340万円)でした。国内での予約がスタートすれば価格がわかるでしょうから、そちらは続報をお待ちください。

6月26日追記:イギリスの価格、公式発表! 日本はクーパーで350万円前後!?

MINI UK(イギリス)での販売価格が、公開されましたよ。ミニクーパーが£19,995(6/30為替で383万円)、ミニクーパーSが£22,755(同 436万円)、ミニクーパーDが£22,265(427万円)となっています。イギリスではミニ5ドア(F55)よりも約€4,000(同75万円)ほど高くなっていますね。ということは、日本ではミニ5ドアが298万円(クーパー)ですから、340万円あたりでしょうか。事前の予測にかなり近いですね。

追記:日本での販売がスタートしましたので確定した価格情報を追記しました。

国内販売のスタート後にまとめた新型クラブマンの購入ガイドもご覧ください。記事はコチラになります。

イギリスと日本、ミニ5ドアとクラブマンの価格

英国 日本
ミニ5ドア クラブマン ミニ5ドア クラブマン
クーパー 308万8320円 383万9040円 298万円 344万円
クーパーS 373万2480円 436万8960円 350万円 384万円
クーパーD 330万9120円 427万4880円 導入なし 導入なし

おまけ動画

新型MINIクラブマンの動画集

MINI公式のプロダクトムービーです。さすがは公式、非常にクオリティの高い動画となっていますよ。見るとかなりの確率で欲しくなります。見る前はくれぐれもご注意を(笑)。

The New MINI Clubman: Taking To The Street
7 Seconds with The New MINI Clubman
The New MINI Clubman Revealed: Product Film
新型ミニクラブマン(F54) 公式動画

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