目次
- 2シリーズクーペとは
- ボディサイズ&パッケージ
- エンジン(出力、燃費性能)
- 装備(グレードによる装備差)
- 試乗インプレッション
- デザイン(エクステリア)
- デザイン(インテリア)
- オプション
- オプション・パッケージ
- ボディカラー
- 価格
BMW 2シリーズクーペとは?
セグメント唯一の後輪駆動を採用したスポーティクーペ
新たなプレミアム・コンパクト・クーペモデルとして2シリーズクーペ(F22)は2013年2月に登場しました。1966年に登場した「BMW02シリーズ」の系譜を受け継ぐ、2シリーズクーペはスポーティで美しいデザインと高い運動性能によってプレミアム・コンパクト・セグメントにおける新たなベンチマークとなるモデルです。2008年に登場し、世界で15万台以上販売した1シリーズクーペの後継モデルにあたりますが、6シリーズ、4シリーズと同様にクーペモデルには偶数のシリーズ名が与えられ、デザインと走行性能において独立した新シリーズとして誕生しました。2シリーズクーペは筋肉質なアスリートを彷彿とさせるスタイリングとともに、精悍なデザインの丸型4灯ヘッドライトを採用しています。またセグメント唯一のFR(後輪駆動)を採用し、BMWの特徴といえる約50:50の理想的な前後重量配分によってスポーティで俊敏なハンドリング性能を実現しています。グレードは2L直列4気筒DOHCツインパワーターボを搭載する220iクーペと、3L直列6気筒DOHCツインパワーターボを搭載するM235iクーペを用意しています。220iクーペはスポーツとMスポーツ。M235iクーペは8速ATに加えて6速MTも用意しています。
BMW 2シリーズクーペ 中古車検索(BMWの中古車が8500台以上)
BMW 2シリーズクーペ(F22) ボディサイズ&パッケージ
後席スペースやトランク容量を拡大し、実用性を高めた
2シリーズクーペのボディサイズは全長4440mm(MスポーツとM235iは4470mm)×全幅1775mm×全高1420mm(MスポーツとM235iは1410mm)となっています。先代の1シリーズクーペと比較してみると全長+70mm、全幅+25mm、全高+35mmと一回り大きくなっています。ホイールベースは2690mmと先代に比べて30mm延長されたことでリアのレッグルームが21mm拡大され後席の居住性は向上しました。また、トランク容量は1シリーズクーペに比べて20L拡大し、390Lを実現しています。2シリーズクーペはスタイリッシュなスタイリングを持ちながら、居住性の向上やトランク容量の拡大など使い勝手も向上させているのが特徴と言えるでしょう。
BMW 2シリーズクーペ(F22) エンジン(出力、燃費性能)
上級モデルのM235iには6MT車を設定
エントリーグレードの220iはスポーツ、Mスポーツともに搭載するエンジンは2L直列4気筒DOHCターボで、両モデルともにパドルシフトによるシフトチェンジが可能な8速スポーツATが組み合わされます。N20B20Bと呼ばれる2L直列4気筒ターボエンジンは最高出力135 kW(184ps)/5000rpm、最大トルク270Nm/1250~4500rpmを発生します。270Nmという最大トルク(引っ張る力)を超低回転域の1250回転から発生しますので、0-100km/h加速は約7秒という鋭い加速性能を発揮します。M235iにはN55B30Aと呼ばれる3L直列6気筒DOHCターボエンジンを搭載し、ミッションは6速MTと8速ATが組み合わされました。エンジンはBMW M社によってチューニングされ、最高出力240kW(326ps)/5800rpm、最大トルク450Nm/1300~4500rpmまで高められています。その優れた加速性能はわずか4.8秒で時速100kmまで加速させることが可能なほど。燃費は燃料消費率JC08モード(国土交通省審査値)で、2L直4ターボエンジンを搭載する220iクーペが16.7km/L。そしてM社がチューンを施した3L直6ターボを搭載するM235iの6MT車が12.0km/L、8AT車が12.5km/Lを実現しています。
BMW 2シリーズクーペ(F22) 装備(グレードによる装備差)
エントリーグレードでも装備は充実
2シリーズクーペのグレード体系は220iがスポーツ、Mスポーツの2グレード。そしてM235iの全3グレードが設定されています。全車ステアリング位置は右ハンドルとなります。220iスポーツに対して、MスポーツはMスポーツサスペンションが標準装備となり、アクティブMサスペンションやMブレーキシステムがオプションで選べるようになります。また、エクステリアはMエアロダイナミクス・パッケージ(フロント、エプロン、サイド・スカート、リア・スカート)に加えて、BMWインディビデュアルハイグロス・シャドーラインエクステリアが標準装備となります。さらにエキゾースト・テールパイプがクローム仕上げ、そしてバリアブル・スポーツ・ステアリングが標準装備となります。装着されるホイールは220iクーペが17インチ、M235iは18インチと1インチ大きなサイズのアルミホイールとタイヤを装着しています。
BMW 2シリーズクーペ(F22) 試乗インプレッション
日本の道路事情にベストフィットなクーペモデル
BMW02シリーズのDNAを色濃く残したモデルということもあり、スポーティさが全面に出ているのが2シリーズクーペです。試乗は220iクーペMスポーツで行いました。2シリーズクーペの全長4470mm×全幅1775mm×全高1410mmというボディサイズは1999年に登場したE46型の3シリーズとほぼ同じです。日本のワインディングなどを気持ち良く走れるまさにジャストサイズといえる大きさです。前後約50:50という理想の重量バランスが生み出す走りは、ドライバーとクルマが一体化したように路面を走っていきます。ブレーキング時のトラクション(荷重移動)の変化が掴みやすく、タイヤと路面との接地感や仕事量がわかりやすいので、どこまでアクセルを踏んでいけるのかが非常に掴みやすいです。
搭載される2L直4DOHCターボはアクセルを踏んでからの反応も素晴らしく、すぐに加速します。低回転域からワイドバンドで最大トルクを発生させるので、パワーに切れ目がなく、どこまでも加速していきそうな感覚に襲われます。もちろん、M社がチューニングを施した3L直列6気筒ターボを搭載するM235iの走りはさらにパワフルなものになるのは間違いありません。その有り余るパワーをコンパクトなボディに積んだM235iは小さなモンスターマシンといえるでしょう。同じクーペラインの4シリーズクーペと比べると、ボディが小さく、ホイールベースが短いため、よりシャープさの増した鋭い走りが2シリーズは味わうことができます。2、4,6と3タイプあるBMWのクーペモデルの中で最もアグレッシブな走りを楽しめるのが2シリーズと言えるのではないでしょうか。
BMW 2シリーズクーペ(F22) デザイン(エクステリア)
アグレッシブなエクステリアデザイン
クーペという走りの良さをボディデザインで表現するために2シリーズクーペはアグレッシブなエクステリアデザインを採用しています。印象的なサイドのラインはフロントから美しく伸び上がり、リア・スポイラーへと流れ、スポーティでダイナミックなウェッジ・シェイプを強調しています。フロントデザインではヘッドライトはキドニーグリルへ向かって鋭い直線を描いています。前方に傾斜したワイド・ブラック・バーは奥行きを生みだし、クローム仕上げのキドニー・フレームによって2シリーズクーペの前へ進もうとする堂々としたスタイルを与えています。リアデザインはLEDライト・バーを組み込んだL字型のテールランプを採用することで、クルマのワイドさを強調しています。
BMW 2シリーズクーペ(F22) デザイン(インテリア)
ドライバー中心にデザインされたインテリア
2シリーズクーペのコクピットに乗り込むとドライバー本位に設計されていることがわかります。左右非対称のセンター・コンソールはドライバー側にわずかに傾斜していて、独立型の8.8インチワイドコントロール・ディスプレイはドライバーが見やすい位置にレイアウトされています。重要な操作系統はドライバーの周囲にまとめられているので、さらにフレームレス・ウィンドーは視界を妨げることはありません。一切妥協のないクラフトマンシップによって厳選された様々なマテリアルの魅力を最大限に引き出しています。
BMW 2シリーズクーペ(F22) オプション
ヒーター付きの本革シートは全車オプション
220iクーペ、M235iクーペは左右独立温度調整機能が付いた2ゾーン・オートマチック・エア・コンディショナーをはじめ、運転席&助手席シート・ヒーティング機能が付いたダコタ・レザー・シートがオプション設定されています。さらに220iクーペMスポーツにはMスポーツ・ブレーキ、アダプティブMサスペンションなど、走行性能をさらに高める機能パーツが用意されています。また、電動ガラスサンルーフ(チルト&スライド、コンフォート・オープン/クローズ機能付)、アダプティブ・ヘッドライト、harman/kardonサラウンド・サウンド・システムがオプション設定されています。
BMW 2シリーズクーペ(F22) オプション・パッケージ
安全装備から豪華装備まで4種類を用意
2シリーズクーペ全モデルを対象としたオプション・パッケージは3種類です。予想進路表示機能付リア・ビュー・カメラとリア、ビジュアル表示機能が付いたPDC(パークディスタンス・コントロール)がセットになったパーキング・サポート・パッケージ。そしてBMWドライバーサポートデスクやBMWリモートサービスなどがセットになったBMWコネクテッド・ドライブ・プレミアムを用意しています。そしてフロント・シート・ヒーティング機能が付いたダコタ・レザー・シートのレザーパッケージが設定されています。220iMスポーツにはアダプティブMサスペンション、Mスポーツブレーキシステム、18インチアロイホイールがセットになったファスト・トラック・パッケージを用意しています。
BMW 2シリーズクーペ(F22) ボディカラー
ヴァレンシア・オレンジやエストリル・ブルーなどカラフルな色を設定
ボディカラーはメタリック・カラーが9色、ソリッド・カラーを1色の全10色をラインナップしています。ソリッド・カラーはアルピン・ホワイトⅢ。そしてメタリック・カラーはブラック・サファイア、ディープ・シー・ブルー、ミネラル・グレー、ミネラル・ホワイト、グレイシャー・シルバー、ムーンライトシルバー、ヴァレンシア・オレンジ、メルボルン・レッド、エストリル・ブルーを用意しています。
BMW 2シリーズクーペ(F22) 価格
エントリーモデルは465万円から
グレード | 価格 |
---|---|
220iクーペスポーツ | 465万円 |
220iクーペ Mスポーツ | 489万円 |
M235iクーペ(6MT車) | 613万円 |
M235iクーペ(8AT車) | 627万円 |
- 関連記事
- Related Articles
- BMW2シリーズ グランツアラー(F46) 徹底購入ガイド
- ディーラーセールスが語る!! BMW 2シリーズ アクティブツアラー(F45)の賢い買い方
- BMW2シリーズ アクティブツアラー(F45) 徹底購入ガイド
- BMW2シリーズグランツアラー(F46)。実用性がさらにアップしたBMW製ミニバン
- BMW2シリーズ グランツアラー、6月6日より販売開始!! 価格は358万円〜
- BMW初のアメリカ人チーフデザイナー、クリス・バングル
- 変わらないデザイン、全モデルに採用されているキドニー・グリルとは?
- BMWが前後重量を50:50にこだわるワケとは?
- BMW伝統のロング・ホイールベース&ショート・オーバーハング
- BMWが、FR(後輪駆動)にこだわったクルマづくりをする理由とは
- BMW 全シリーズカタログ
- BMW 中古車検索サービス
- BMW 全シリーズ購入ガイド
- BMWの基礎知識
- BMWニュース
- BMWニューモデル情報
【BMW・ミニへの買い替えをご検討中の方へ】
◆カンタン45秒で一括査定!営業電話ラッシュはありません!!
BMW・ミニへお乗り換えを検討中の方は、一度MOTA車買取で一括査定してみませんか? 面倒だからといって、言われるがまま下取りに出してしまうと損をしているかも!? また、好条件の値引き額を提示されたとしても、実は下取り額も込みで、結局値引き・下取り額ともに大したことなかったなんてこともあります。 MOTA車買取ならしつこい営業電話はなし、高額査定店のみで交渉を進めることができるので、現在お乗りのお車を高値で売却できる先を最小限の手間で見つけられます!
◆MOTA車買取が選ばれる3つの理由!
1.高額査定の買取店と交渉
引越しや車などの一括査定で、申込直後の電話ラッシュにうんざりしたことはありませんか? MOTA車買取なら、高額査定の3社(最大)とやりとりするだけ。 概算査定額を確認後、他に気になる買取店があれば、追加でチョイスすることができます。
2.査定額が出るまでネットで完結
一般的な車一括査定は「実車を見ないとわかりません」ということもしばしば。MOTA車買取なら、申し込んだ翌日18時に概算査定額がWEB上に表示されます。
3.申込み翌日に最大10社以上を一斉比較
最大10社以上の買取店が直接査定してくれるので、高額で買い取ってくれる会社がひと目で分かります。
シェア
あなたにオススメの記事
この記事へのコメント
制作・協力
CLUB CARS 編集部
CLUB CARS編集部です。これから車を購入する人のための入門記事や購入した後、カーライフをもっと楽しめるようカスタムやメンテナンス、洗車などの記事を取材、掲載していきます。ご意見ご感想などございましたら、ページ下部の「お問い合わせ」よりご連絡をお願いします。
CLUB BMW / MINIの更新情報を配信中
いつも「CLUB BMW」、「CLUB MINI」をご覧いただきありがとうございます。Facebook、Twitter、Google+ にて更新情報を常時配信しています。次期モデルなどのスクープは、いち早くソーシャルメディアで情報発信しますので、是非フォローしておいてくださいね。
RSS Feed をご希望の方はこちら(クラブビーエム、クラブミニ RSS)。