目次
- 2シリーズカブリオレとは
- ボディサイズ&パッケージ
- エンジン(出力、燃費性能)
- 装備(グレードによる装備差)
- 試乗インプレッション
- デザイン(エクステリア)
- デザイン(インテリア)
- オプション
- オプション・パッケージ
- ボディカラー
- 価格
BMW 2シリーズカブリオレ(F23) とは?
走行中でも開閉可能な電動ソフトトップを採用した2シリーズカブリオレ
プレミアム・コンパクト・4シーターオープンモデルとして2シリーズカブリオレ(F23) は2015年3月に登場しました。ベース車は2013年2月に登場した2シリーズクーペです。2008年に日本に導入され、世界で13万台以上販売した1シリーズカブリオレの後継モデルにあたります。先代同様にルーフには電動開閉式のソフトトップを採用しました。これは2シリーズクーペの美しいスタイリングを崩さないためと重いメタルトップを搭載することで、重心が高くなることを防ぐためです。2シリーズカブリオレに採用された電動開閉式ソフトトップは、吸音性に優れた素材を採用することで遮音性が大幅に向上していて、先代に比べると室内騒音は半減しています。また、走行中でも時速50km/h以下ならば、ボタン一つの操作でわずか20秒で開閉可能となっています。約50:50の前後重量バランスに加えて、前後のトレッド幅(タイヤとタイヤの幅)が拡大し、ロードホールディング性が格段にアップしました。グレードは2L直列4気筒DOHCツインパワーターボを搭載する220iカブリオレにスポーツ、ラグジュアリー、Mスポーツと3つのデザインラインを設定しています。
BMW 2シリーズカブリオレ 中古車検索(BMWの中古車が8500台以上)
BMW 2シリーズカブリオレ(F23) ボディサイズ&パッケージ
リアの居住性だけでなく、アクセスも改善
全長4440mm(Mスポーツは4470mm)×全幅1775mm×全高1415mm(Mスポーツは1405mm)で2シリーズカブリオレのボディサイズはクーペと比べると車高が5mm低くなっています。先代の1シリーズカブリオレからは一回り大きくなり、ホイールベースが30mm延長されたことで2690mmとなり、リアのレッグルームが11mm拡大され後席の居住性は向上しました。またリアシートへのアクセスはボタン一つでフロント・シートが自動的に前方へスライドするコンフォート・エントリー機能により容易になっています。また、トランク容量は電動ソフトトップを閉めた状態で先代より30L拡大した335Lを確保。ソフトトップを開けた状態でも20L拡大した280Lを実現しました。さらに大きな開口部をもつスルーローディングシステム(可倒式リアシート)をオプションで設定するなど、趣味性だけでなく、実用性も兼ね備えた4シーターオープンカーなのです。
BMW 2シリーズカブリオレ(F23) エンジン(出力、燃費性能)
ガソリンエンジン1種類のみの設定
2シリーズカブリオレに搭載されるエンジンはN20B20Bという2L直列4気筒DOHCターボの1種類です。最高出力135 kW(184ps)/5000rpm、最大トルク270Nm/1250~4500rpmを発生します。270Nmという最大トルク(引っ張る力)を超低回転域の1250回転から発生しますので、0-100km/h加速は約7.5秒という鋭い加速性能を発揮します。全モデルにパドルシフトでシフトチェンジが可能な8速スポーツATが組み合わされました。燃費は燃料消費率JC08モード(国土交通省審査値)で220iカブリオレは15.8km/Lを実現しています。
BMW 2シリーズカブリオレ(F23) 装備(グレードによる装備差)
グレードによる大きな装備差は本革シート
2シリーズカブリオレのグレード体系は220iカブリオレ、スポーツ、ラグジュアリー、Mスポーツの3モデルが用意され、全車ステアリング位置は右ハンドルとなります。220iスポーツに対して、ラグジュアリーはキドニーグリルがクロームバーになるのをはじめ、エキゾースト・テールパイプがクローム仕上げになります。また装着するタイヤが205/50R17インチに、そしてフロントシートヒーティング機能とダコタ・レザー・シートが標準装備となります。Mスポーツのホイールは17インチのままですが、フトントが225/40R17、リアが245/40R17と前後でサイズが異なります。そしてよりしなやかな味付けのMスポーツサスペンションが標準装備となり、運転スタイルと路面状況に応じて、サスペンションのダンピング特性(硬さ)を自動調整する電子制御式ダンパーの、アクティブMサスペンションをオプションで選ぶことが可能です。また、サーボトロニック付バリアブル・スポーツ・ステアリング(車速や走行状況に応じてパワー・ステアリングのアシスト量が変わる機能)が標準装備となり、ワインディングでの俊敏性、高速道路での安定性がより高まります。エクステリアはより空力性能を向上させたMエアロダイナミクス・パッケージが標準装備され、よりアグレッシブさと機能性を強調しています。
BMW 2シリーズカブリオレ(F23) 試乗インプレッション
他にはないコンパクト4シーターオープン
BMW2シリーズクーペはスポーティさが全面に出ているモデルですが、2シリーズカブリオレはよりエレガントさが引き立つモデルに仕立てられています。試乗は220iカブリオレMスポーツで行いました。2シリーズカブリオレの全長4470mm×全幅1775mm×全高1405mmというボディサイズは日本の道路事情にもマッチしているだけでなく、ドライバーが操る感覚をダイレクトに感じることができるサイズで、どんなシーンを走行してももてあますことがありません。電動のソフトトップを採用しているとはいえ、クーペ同様に前後約50:50という理想の重量バランスが生み出す走りは、ドライバーの思い通りにクルマを操ることができます。搭載される2L直4DOHCターボはコンパクトなBMW220iカブリオレを加速させるには全く問題なく、どんなシーンにおいてもストレスを感じることはありません。屋根を開けて空気を感じながら流して走っても、ワインディングを軽快に走ってもどんな走りに対してもBMW220iカブリオレは対応してくれます。こんな4シーターオープンカーは他にはないでしょう。
BMW 2シリーズカブリオレ(F23) デザイン(エクステリア)
ソフトトップを閉めても美しいプロポーションは健在
2シリーズカブリオレはコンパクトなボディにスポーティな美しいプロポーションを融合しています。フロントでは、立体的なデザインのキドニーグリル、そしてそのキドニーグリルに流れ込むようにデザインされたボンネットのプレスライン、そしてシャープで精悍な丸型4灯のヘッドライトデザインが力強いフロントマスクを形成しています。そして路面に吸い付くようなフロントエプロンのデザインと、その左右に配置された大型のエア・インテークによって高いスポーツ性を強調しています。サードビューはBMWの特徴であるショートオーバーハング、ロングホイールベース。そしてロングノーズ、ショートデッキのスタイリングを実現しています。エンジンフードからトランクまでながれるフラットショルダーラインが美しいプロポーションを形成します。また電動ソフトトップを開けると、Bピラーのないスポーティなルーフラインを形成し、よりダイナミックになります。またオープン時はキャビンの周囲にフラットな面を形成することで、まるでモーターボートのデッキのような印象を感じます。
BMW 2シリーズカブリオレ(F23) デザイン(インテリア)
スポーティなデザインと優れた機能性を併せ持つ
2シリーズカブリオレのインテリアは複数のラインやサーフェスを重ねて空間を分割するレイヤリングという手法をと入れることで、空間の広がりを強調するとともに、モダンでスタイリッシュな雰囲気を強調しています。センターコンソールはフォライバー側にわずかに角度が付けられ、全ての重要な操作系がドライバーの手の届く範囲に配置されたドライバー重視のコクピットとなっています。iDriveナビゲーションシステムは全車標準装備し、視認性に優れた8.8インチのワイド・コントロール・ディスプレイ、指による文字入力や地図の拡大、縮小が可能なタッチパッド付きiDriveコントローラーを採用しています。
BMW 2シリーズカブリオレ(F23) オプション
アダプティブ・ヘッドライトや高級オーディオを設定
220iカブリオレは全車にアンソラジット(シルバー光沢仕上げ)のフルオートマチックソフトトップをはじめ、スルーローディング・システム、アダプティブ・ヘッドライト、harman/kardonサラウンド・サウンド・システムがオプション設定されています。
BMW 2シリーズカブリオレ(F23) オプション・パッケージ
Mスポーツには走りを磨くファスト・トラック・パッケージを設定
2シリーズカブリオレモデルを対象としたオプション・パッケージは2種類です。縦列駐車や車庫入れの時に効果を発揮する予想進路表示機能付リア・ビュー・カメラと車両の前後方向にある障害物を音とビジュアル表示で知らせてくれるPDC(パークディスタンス・コントロール)がセットになったパーキング・サポート・パッケージ。そして万が一のトラブルの場合にBMWSOSコールセンターに連絡してくれるBMWコネクテッド・ドライブ・プレミアムを用意しています。そしてエントリーモデルの220iカブリオレスポーツにはフロント・シート・ヒーティング機能とダコタ・レザー・シートがセットになったレザーパッケージを設定。そして220iカブリオレMスポーツには電子制御式サスペンションのアダプティブMサスペンション、大容量のMスポーツブレーキシステム、そして18インチアロイホイールがセットになったファスト・トラック・パッケージを用意し、走行性能をより向上させることができます。
BMW 2シリーズカブリオレ(F23) ボディカラー
オープンカーに似合う派手なボディカラーを用意
ボディカラーはヴァレンシア・オレンジやエストリル・ブルーといったオープンカーに映えるメタリック・カラーを9色、ソリッド・カラーを1色の全10色をラインナップしています。メタリック・カラーは上記の2色に加えて、ブラック・サファイア、ディープ・シー・ブルー、ミネラル・グレー、ミネラル・ホワイト、グレイシャー・シルバー、ムーンライトシルバー、メルボルン・レッドそしてソリッド・カラーはアルピン・ホワイトⅢを用意しています。
BMW 2シリーズカブリオレ(F23) 価格
エントリーモデルの220iカブリオレスポーツは535万円から
グレード | 価格 |
---|---|
220iカブリオレ スポーツ | 535万円 |
220iカブリオレ ラグジュアリー/td> | 554万円 |
220iカブリオレ Mスポーツ | 576万円 |
- 関連記事
- Related Articles
- BMW2シリーズ グランツアラー(F46) 徹底購入ガイド
- ディーラーセールスが語る!! BMW 2シリーズ アクティブツアラー(F45)の賢い買い方
- BMW2シリーズ アクティブツアラー(F45) 徹底購入ガイド
- BMW 2シリーズクーペ(F22) 徹底購入ガイド
- BMW2シリーズグランツアラー(F46)。実用性がさらにアップしたBMW製ミニバン
- BMW初のアメリカ人チーフデザイナー、クリス・バングル
- 変わらないデザイン、全モデルに採用されているキドニー・グリルとは?
- BMWが前後重量を50:50にこだわるワケとは?
- BMW伝統のロング・ホイールベース&ショート・オーバーハング
- BMWが、FR(後輪駆動)にこだわったクルマづくりをする理由とは
- BMW 全シリーズカタログ
- BMW 中古車検索サービス
- BMW 全シリーズ購入ガイド
- BMWの基礎知識
- BMWニュース
- BMWニューモデル情報
【BMW・ミニへの買い替えをご検討中の方へ】
◆カンタン45秒で一括査定!営業電話ラッシュはありません!!
BMW・ミニへお乗り換えを検討中の方は、一度MOTA車買取で一括査定してみませんか? 面倒だからといって、言われるがまま下取りに出してしまうと損をしているかも!? また、好条件の値引き額を提示されたとしても、実は下取り額も込みで、結局値引き・下取り額ともに大したことなかったなんてこともあります。 MOTA車買取ならしつこい営業電話はなし、高額査定店のみで交渉を進めることができるので、現在お乗りのお車を高値で売却できる先を最小限の手間で見つけられます!
◆MOTA車買取が選ばれる3つの理由!
1.高額査定の買取店と交渉
引越しや車などの一括査定で、申込直後の電話ラッシュにうんざりしたことはありませんか? MOTA車買取なら、高額査定の3社(最大)とやりとりするだけ。 概算査定額を確認後、他に気になる買取店があれば、追加でチョイスすることができます。
2.査定額が出るまでネットで完結
一般的な車一括査定は「実車を見ないとわかりません」ということもしばしば。MOTA車買取なら、申し込んだ翌日18時に概算査定額がWEB上に表示されます。
3.申込み翌日に最大10社以上を一斉比較
最大10社以上の買取店が直接査定してくれるので、高額で買い取ってくれる会社がひと目で分かります。
シェア
あなたにオススメの記事
この記事へのコメント
制作・協力
CLUB CARS 編集部
CLUB CARS編集部です。これから車を購入する人のための入門記事や購入した後、カーライフをもっと楽しめるようカスタムやメンテナンス、洗車などの記事を取材、掲載していきます。ご意見ご感想などございましたら、ページ下部の「お問い合わせ」よりご連絡をお願いします。
CLUB BMW / MINIの更新情報を配信中
いつも「CLUB BMW」、「CLUB MINI」をご覧いただきありがとうございます。Facebook、Twitter、Google+ にて更新情報を常時配信しています。次期モデルなどのスクープは、いち早くソーシャルメディアで情報発信しますので、是非フォローしておいてくださいね。
RSS Feed をご希望の方はこちら(クラブビーエム、クラブミニ RSS)。