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BMW M1(1978~1981)

BMWの基礎知識|, ,

BMW名車図鑑-M1

BMW M1モデル紹介

打倒ポルシェを掲げて生産されたスーパースポーツカー

最近、 BMW X1や2シリーズアクティブツアラー/グランツアラーなど、BMWでもFF(前輪駆動)のクルマが登場していますが、多くのクルマはFR(後輪駆動)を採用しています。そのBMWの歴史の中でエンジンを運転席後方に置く、ミッドシップ方式を採用しているのはこのBMW M1とi8だけです。当時のフェラーリやランボルギーニといったスーパーカーと同じミッドシップの駆動方式、そしてリトラクタブルヘッドライトを採用したM1はBMWが作ったスーパーカーと言えるモデルです。BMW M1は1972年にモータースポーツの業務を行うため、BMWの子会社として設立されたBMWモータースポーツ社、後のBMW M社によって製作されたモデルで、1978年10月のパリサロンで発表されました。BMW M1は当時ポルシェの独壇場となっていたグループ4/5(シルエット・フォーミュラ)レースに参戦し、チャンピオンを獲得するためのホモロゲーションモデルとして製造されます。BMWにとってミッドシップという駆動方式は未知な部分が多いため、イタリアのランボルギーニと提携しますが、ランボルギーニ側の進行が思うように進まず、提携を解消。そしてイタル・デザインの傘下であるバウアー社が手掛けることになります。組み立てはバウアー社、最終調整はBMWモータースポーツ社で行うという複雑な工程だったため、価格が高騰。そしてなによりグループ4の参戦規定台数である年間400台を達成するのは不可能という現実を突きつけられました。そこで、有名レーサーを擁したM1によるワンメイクレースを行い成功は収めるものの、レースのレギュレーション変更やBMWモータースポーツ社のF1への挑戦も重なり、わずか456台(諸説有り)しか生産されませんでした。BMW M社が初めて生産した市販車であること、そしてミッドシップスポーツカーであるM1はBMWの中でも特別なモデルです。それでは M1の特徴やBMWの歴史の中での位置づけについて紹介しましょう。

BMW M1のスペック

BMW-M1のスペック

パイプフレームのボディやサスペンションシステムはまさにレーシングカー

BMW M1のボディサイズは全長4360mm×全幅1824mm×全高1140mmです。ホイールベースはスーパーカーとしては長めの2560mmで、これはツーリングカーレースを見越したものと言えます。搭載されるエンジンは元々ツーリングカーレース用の3.5CSL用に開発された3.5L直列6気筒DOHCエンジンをミッドに搭載。最高出力277ps、最大トルク33.0kg-mを発生し、ジウジアーロがデザインしたFRP製ボディは最高速度262km/h、0-100km/h加速5.6秒というパフォーマンスを発揮しました。このエンジンに組み合わされるミッションは5速MTのみとなります。ボディは鋼管と角形鋼板によって形成されたセミスペースフレームを採用。ボディの外板はすべてFRP製となっているため、車両重量はわずか1300kgと軽量となっています。サスペンション形式はレーシングカーさながらの前後に不等長ダブルウィッシュボーン式を採用し、フロントに205/55VR、リアに225/50VR16というサイズのタイヤを装着しています。BMW M1は当時の価格で2650万円という高価格でした。

BMW M1の特徴

BMW-M1の特徴

456台しか生産されなかったBMWのミッドシップスポーツ

BMW M1はミッドシップスポーツカーを作ったことのないBMWにとって未知への挑戦でした。その結果、ランボルギーニをはじめ、レーシングカーのシャシーを製作するダラーラといった様々な会社と提携、協力することで製造されたモデルです。元々レース参戦車として開発されましたが、リトラクタブルヘッドライトやロー&ワイドなフォルムはランボルギーニカウンタックやフェラーリ512BBと同様にスーパーカーそのものでした。しかも、様々な会社との提携による製造のため、月産4台程度しか生産できず、スーパーカーの中でもレアな存在といえるでしょう。

BMWの歴史の中での位置づけ

BMWの歴史の中での位置づけ

後に登場するMモデル最初のクルマ

BMW M1というプロジェクトは結果的に見れば失敗に終わりましたが、その後登場するM5やM6といったBMWのハイパフォーマンスモデルの祖といえるモデルという点では注目でしょう。そしてスポーツカーレース制覇というBMWの野望の詰まった意欲作だったと考えられます。その後BMWが製造したミッドシップスポーツカーというとプラグインハイブリッド車のBMWi8ということを考えると、BMWにとってミッドシップモデルは特別なモデルと考えられるのではないでしょうか。

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