イギリスのEU離脱はMINIに影響するのか？

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早くて2018年？　イギリスのEU離脱

こんにちは、CLUB CARS編集部です。先日イギリスの国民投票でEUからの離脱が決定しましたね。あの国民投票は国民の意思を問うもので法的拘束力はない、など報道されていますが、EUを構成する主要国はイギリスの早期離脱を求める声をあげるなど、EU諸国はこれから長い間ゴタゴタしそうです。私は経済の専門家でも政治の専門家でもないので、その辺りを詳細に解説することはできません。ただ、1点気になるのはイギリスにはMINIブランドの生産拠点であるオックスフォード工場があること。一部モデルはオーストリアやオランダでも生産されていますが、オックスフォード工場はクラシックミニの時代から今に至るまでミニの最も重要な生産拠点だった場所で、ここがどうなるのかが気になりますね。また、イギリスにはBMWやMINIのエンジンを生産するハムズホールという工場がバーミンガム近郊に設けられており、ここもイギリスのEU離脱がMINIやBMWにどう影響するのかを考える上ではオックスフォード工場と並んで重要になってきます。

オックスフォード工場の閉鎖はないはず

これから書くことはほぼ編集部側の妄想なので、何の裏付けもありませんよ。BMWが1994年にMINIブランドを手に入れてから、一貫してイギリスで生産することにこだわってきました。イギリス特有の労働組合問題などに悩まされながらも、それでもオックスフォード工場でのBMW MINIの生産にこだわり、イギリスで生まれたミニをイギリスで生産することをブランドの価値だと位置づけてきました。イギリスがEUから離脱すると、新たにイギリスとEUで経済協定を結ばないと自動車には10％の関税がかかると言われています。ただ、新たな経済協定の締結には動くでしょうし、英ポンドの価値が下落すれば関税がかかってもEU内への輸出には大きな影響はないかもしれません（EU内からハムズホールやオックスフォード工場へ持ち込まれる部品に関税がかかるリスクもありますが）。今回の問題が世界経済に波及する影響を考えず、日本へのミニの輸出という点だけを見ると日本へのミニの輸出に関してはイギリスがEUを離脱しても車にかかる関税は変わりません。英ポンドが下落して、ミニの車体価格が下がるというような単純な問題にはならないと思いますが、もしかするとオックスフォード工場でのミニの生産比率が変わり、EU内の工場に生産が振り分けられることがあるかもしれないですね。

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