ミニクーパーS（R53）のATの滑り、変速ショックのトラブルの原因と修理

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こんにちは、福井県福井市のファイブスターの蒔田です。ファイブスターは2016年で創業から11周年を迎えました。北陸地域の多くのミニオーナーの皆さんに支えられての今です。皆さん、ありがとうございます。創業当初に新車で販売されていたのは第1世代のBMW MINIでした。ミニ3ドア（R50、R53）とミニコンバーチブル（R52）しかラインアップにはなく、今のように幅広いボディサイズのモデルになるなんて想像もしていませんでしたね。現行モデルが第3世代になった今もファイブスターでは第1世代ミニを積極的に取り扱っており、長く乗っている方からの修理依頼も数多くあります。今回はそんな第1世代ミニクーパーSのATトラブルについてご紹介しましょう。なお、CLUB CARSでは第1世代ミニにおこりがちなトラブルとして下記のような記事が紹介されています。下記やその他のトラブルもファイブスターでは対応可能なので、何なりとご相談ください。

症状：第1世代ミニのAT変速ショックとATの滑り

3速でのATの滑りと4速になったときの変速ショックが発生

AT車のミニクーパーSに乗るファイブスターのお客様で、少し前からATの3速の滑りと4速に入った際のドーンという変速ショックに悩まされているお客様がいました。車には慣れた方なのでマニュアルモードで3速を使わないようにして乗っていましたが、さすがに不便なので修理をしようということでご依頼いただきました。販売されてから時間が経ち、距離を走った第1世代ミニはATのトラブルが起こりがちですが、ファイブスターはAT車の修理経験も豊富です。通常のショップではATを丸ごとアッセンブリー交換となる高額修理も、ファイブスターでは部品を分解して手頃な値段での修理も可能ですよ。

トラブルの原因はバルブボディでした

今回のミニクーパーSのATトラブルの原因はバルブボディでした。バルブボディと聞いても整備士じゃないと「ああ、あの部品か」とならないでしょうね。ミニに限らず、あらゆるメーカーのAT車にバルブボディは採用されています。AT車の特徴は最適な変速段を自動で選んでくれることですが、AT車の変速切り替えを担っている重要な部品がバルブボディです。内部は非常に複雑な構造となっており、内部を流れるATオイルの油圧などを計測・油圧に応じてオイル経路を変更することで自動変速を行っています。

バルブボディは車体下部からのアクセスが可能で修理しやすい

バルブボディのトラブルの場合、冷間時は普通に走ることができるのにエンジンが温まってくると変速時にATが滑ったり、変速時に変速ショックが発生します。変速ショックは2速→3速、3速→4速に変速するときに発生することが多いですね。バルブボディのトラブル以外にもクラッチ側が原因でのトラブルもありますが、発進時に難ありの場合はバルブボディではなくクラッチ側のトラブルを疑った方がいいでしょう。なお、今回のバルブボディを含むATの内部部品は単体での部品供給がありません。そのため、ディーラーなどではAT本体を丸ごと交換する作業になりますが、それだと70～80万円くらいの修理代金になるでしょう。ファイブスターでは対策されたリビルド品のバルブボディと交換する形で修理を行いますので、20万円ほどで修理することができました（費用は車両コンディションによって違ってきます）。なお、定期的（2万㎞ごと）にATオイルを交換しておけばAT関連のトラブルを未然に防ぐことができます。ファイブスターでは車検や1年点検の際にトラブルを防止するための整備もご提案していますので、何なりとご相談してください。

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FIVESTAR

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