最新モデルのBMWやミニを未使用車、低走行車で買う　そのメリットとデメリット

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BMWやミニの最新モデルにも関わらず、2016年式、走行距離5kmといったような新車と同等のコンディションのクルマが中古車検索ページに掲載されています。こういったクルマは俗にいう「未使用車」と呼ばれるクルマです。新車同等のコンディションでありながら、価格がリーズナブルと良いことばかりの未使用車ですが、ここでメリットとデメリットを検証してみたいと思います。

BMWやミニの最新モデルの未使用車は何台くらいあるの？

まず、未使用車がどれくらいあるのか、BMWとMINIで調べてみました。調査したのはBMW 3シリーズ（F30）と昨年登場したばかりのミニクラブマン（F54）です。2012年に登場した現行型BMW3シリーズセダンでは2016年式、走行距離500km以下でソートしてみると、149台ヒットしました。グレードでは320d Mスポーツが31台、320dスポーツが25台、320dが19台、320dラグジュアリーが17台と320dだけで約62％を占めています。その他では320i Mスポーツや330e Mスポーツが多めで、人気の高いMスポーツが中心となっています。続いては2015年に登場したミニクラブマンです。こちらも2016年式、走行距離500km以下でソートしてみると65台ヒットしました。現行型ミニクラブマンの全流通台数が183台なので、3割以上が未使用車と呼ばれるクルマになっています。グレードを見てみると、最も多いのがクーパーで40台、クーパーSとワンが各10台、クーパーDが5台となっています。BMW3シリーズ、ミニクラブマンの2車種の未使用車について言えるのは、ユーザーから人気グレードが未使用車にも多いということ。しかも、販売しているのが、正規ディーラーというのも購入後の安心につながります。

一度登録されただけの低走行車が新車より25％もお得！

続いて、価格面を見てみましょう。まずBMW3シリーズですが、最も流通台数の多い320dで新車と比較してみます。2016年式、走行距離わずか13km、ブラックサファイアの320d Mスポーツが乗り出し価格455万円で販売されています。ちなみに320d Mスポーツは車両本体価格が577万円。ボディカラーのブラックサファイアは8万2000円のオプションですから、諸費用を含めた乗り出し価格は600万円を超えます。そうなると、この455万円の320d Mスポーツはナンバーが付いて、わずか走行距離13kmで25％も安くなっているということになります。一方のミニクラブマンですが、2016年式、走行距離10km、ブリティッシュレーシンググリーンのクーパーが乗り出し価格357.2万円です。HDDナビをはじめ、バックカメラなどオプション装備が充実しています。ミニクラブマンクーパーの新車価格は344万円ですので、未使用車と同様に装備充実させると乗り出し400万円は超えてしまいます。乗り出し400万円としても約13％はお得なワケですから、未使用車を選ぶメリットは大きいと思います。これまでは、価格面という最大のメリットを紹介しましたが、未使用車のメリットは他にもあります。ほとんどがディーラーで販売されているので、保証もしっかりしています。ディーラー以外で販売されている未使用車であっても新車保証がたっぷりと残っているのも嬉しいポイントです。何かトラブルがあっても専門知識に長けたディーラーの整備士に対応してもらえるので、一般の中古車とは安心感が違います。そして、何より納車が速いということでしょう。気に入った仕様のクルマが見つかれば、遅くても1ヶ月後には手元に来るのは魅力です。

参考までに下記に走行距離500㎞未満のBMW、MINIの中古車がご覧になれるページを用意しました。気になるモデルがあれば探してみてください。
走行500㎞未満のBMWの中古車
走行距離500㎞未満のMINIの中古車

未使用車は税金面でお得なこともあるが、新車にはエコカー減税があります

一度登録されただけで販売価格が下がるのも未使用車のメリットですが、税金面もお話しておきましょう。新車購入時には自動車重量税という税金を3年分まとめて納付することになっています。未使用車で購入すれば自動車重量税はすでに納付済みなので、この税金がかかりません。ただし、最新モデルは自動車重量税や取得税などにエコカー減税が適用されていることがほとんどです。購入する車の排気量などによって税額は違っていますが、税金面だけで言うと新車購入と未使用車購入で税金面のメリットがないこともあるので、そこは販売店で相談してみてください。

未使用車で好みの仕様が見つかるかは運次第

一方のデメリットですが、これは自分のほしい仕様のクルマが見つかるかどうかに尽きると思います。アルミホイールやディーラーでの装着が可能なオプション装備ならば、問題ありませんが、グレードとボディカラーを自由に選べるのが新車購入の楽しみの一つです。未使用車は人気のグレードや人気色、そして人気装備を見越してオーダーしているクルマなので、それにはまれば問題ないのですが、個性的なボディカラー、こだわった内装となると未使用車では見つけづらくなります。特にミニはオプション装備が豊富なクルマだけに、どうしてもこだわりを捨てられないとなると、未使用車ではなく新車を選んだ方がのちのち後悔しなくて済むでしょう。そして、もう一点、すでに登録されているクルマなので、車検期間が短くなるというデメリットも忘れないでください。。

1月や3月が未使用車の掘り出し物を探すベストタイミング！

新車のBMWやミニが欲しいけど、予算的に厳しいという人にとって充実した装備でなおかつ安いという未使用車はオススメです。このような未使用車が出やすいタイミングは年式が変わった1月や年度末の3月に多く市場に出回ります。このタイミングに目当てのBMWやMINIの中古車在庫を細かくチェックしておくと、とんでもない掘り出し物が見つかるかもしれませんよ。