2007年10月に華々しくデビューした先代MINIクラブマン(R55)。とうとう今年2014年の夏に生産終了となっていましましたね。ただ、いよいよ来年には第3世代の新型MINIクラブマン(F54)が登場する予定ですよ。前回のジュネーブコンセプト以来、情報がありませんが、本稿では改めて先代MINIクラブマン(R55)のコンセプトからデビューまでを振り返ってみたいと思います。もう7年前なので、忘れてしまっている方も多いのではないでしょうか。先代のコンセプトを今見返すことで、もしかすると新型MINIクラブマン・コンセプト(2014年3月登場)に新な発見があるかもしれませんよ。
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目次
2005年9月:MINIトラベラーコンセプト
コンセプト・フランクフルト
2005年9月のフランクフルト・モーターショーにてデビューしたのが、クラブマンの元祖コンセプトモデル「コンセプト・フランクフルト」です。このモデルは、1960年9月に登場したクラシックミニのワゴンモデル「ミニ・トラベラー」をインスパイアする形で作られもの。MINIはこのコンセプトモデルについて、「ミニの3ドアエステート(ワゴン)であり、トラベル・イン・スタイルを実現するモデル」とコメントしています。注目はリアドアが、スプリットドア(観音開きのドア)になっている点で、当時は大きな反響を呼びました。
1960年にデビューしたクラシックミニ
「ミニ トラベラー」
1960年にMINIのワゴンモデルとしてデビューしたのが、ミニトラベラー(モーリス社製)です。コンパクトなフレームはそのままにリアに両開きのスプリットドアを搭載、圧倒的な実用性を身につけたモデル。エクステリアにウッドを使ったデザインは、現代でも憧れる人は多いようです。トラベラーはこの後、1970年代前半にクラブマン・エステートへと進化。そして約30年後の2005年、フランクフルトモーターショーで新世紀MINIトラベラーとして蘇ったのです。
2005年10月:東京バージョン
トラベル・イン・スタイルがコンセプト
2005年フランクフルトモーターショーと同年、2005年10月の東京モーターショーにてミニは新しいコンセプトカーをデビューさせます。フランクフルトの「トラベル・イン・スタイル」のコンセプトをさらに推し進め、ラゲージルームに斬新な収納機能を搭載。なんと中にはティーセットが入っていますよ。そして驚くべきが後部座席についたテーブル。そう、ラゲージルームのティーセットをここで頂くという…なんともユーモアあるコンセプトモデルですね。
2006年1月:デトロイトバージョン
収納力を強化したコンセプト提案
2006年1月に開催されたデトロイトモーターショーでは、サイドウィンドウに掛けられる多機能の収納ボックスや、床下のカーゴボックスなど「トラベル・イン・スタイル」というに相応しい収納能力を備えたモデルがデビューしました。全体のスタイリングは販売開始を1年後に控え、ほぼ市販モデル同様に進化しています。あとはクラブドアをつけるだけですが、この時点でもクラブドアは見られませんね。
2006年3月:ジュネーブバージョン
コンセプトではクラブドアはなし
デトロイトで発表したコンセプトモデルをポップにスタイリングしたのが、このジュネーブバージョンです(デビューは、名前の通り2006年3月に開催されたジュネーブモーターショー)。この段階でもクラブドアは搭載されることがありませんでした。ただこのジュネーブショーにて、MINIは公式に「市販予定の新型モデルを開発しており、そう遠くなく販売するだろう」とコメントもしています。
2007年10月:市販バージョン
大好評のもと販売開始されたクラブマン
2007年10月に発表され、日本では2008年の3月2日(ミニの日)に販売開始されました。市販版のクラブマンはミニをベースに全長を240mm、ホイールベースを80mm延長したことで、後部座席の快適性が飛躍的に向上したモデル。コンセプトモデルであったさまざまな収納スペースは採用されませんでしたが、そのぶん車体右サイドに通常ドアの半分程度のクラブドアが採用されています。またボディサイズが拡大したことで、ラゲージスペースがミニ3ドアより100L増、260L(後部座席を倒すと930L)になりました。
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