MINIクーペ（R58）250psのカスタム車で、24時間耐久レースに参戦。

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2011年6月、MINIモータースポーツが発表されたばかりの新型MINIクーペ（ジョン・クーパー・ワークスモデル）にて、6月23-26日に実施される24時間耐久レースに参加すると突如表明しました。レース1週間前の発表は前代未聞。

最もスポーティなMINIとして発表されたこのモデル、しかもジョン・クーパー・ワークスでの参戦とあって、さっそく注目を集めていますね。今回の参戦は、ミニクーペの性能を最大限にアピールできるという考えで、発表前から準備されてきたのでしょう。突如の発表にも関わらず、マシンの完成度はかなりのものになっていますよ。

ミニクーペのスペック

エンジン

エンジンは、最強グレードのMINIジョン・クーパー・ワークスに搭載される1.6リッター直列4気筒ターボをベースに、特別にチューニング。最高出力は市販版の211psから250psへ、最大トルクは260Nmから330Nmへと約130%アップしています（トルクはオーバーブースト・スイッチ使用時）。これによってMINIは「今回のミニクーペは、市販版の最高速度である240km/hを用意に上回る」としていますよ。

足回り・空力性能

こちらもレース用に特別なカスタマイズが施されています。足回りでは可変式ショックアブソーバーのある強化サスペンションをはじめ、ABSやDSCといった電子制御もレース用にチューニングされたものが配されています。また空力性能では大型のリアウイング、前後のディフューザーを装備し空力バランスを最適化しているようです。さらに最近のレースシーンでは主流となった、タイヤ交換を容易にするエアジャッキも搭載していますね。

インテリア

レース目的のマシンだけあって、車内はロールケージを張り巡らし6点式シートベルト、HANS（ドライバーの首を保護する装備で、最近ではF1にも装備されています）を装備し剛性と安全性をアップさせています。

レース概要

ニュルブルクリンクのグリーン・ヘルが舞台

ドイツ・ニュルブルクリンク・サーキットにて行われます。コースは170を超えるコーナー、峠道のようなアップダウン、無数の凹凸から「緑の地獄」と呼ばれる難コース、ニュルブルクリンク北コースでの実施です（一周25.378km）。出場クラスは2000cc以下ターボエンジンを搭載する市販車改造クラス「SP 3T」となります。ちなみに今回参戦するMINIのマシン名は「MINI ジョン・クーパー・ワークス・クーペ・エンドュランス」。2台がレースに投入されるようです（ゼッケンは146、147）。

レースデータ

• 名称：第39回ニュルブルクリンク24時間レース
• 日程：2011年6月23日(木)～26日(日)
• 所在：Nürburgring Boulevard 1, 53520 Nürburg, Germany
• 電話：+49 800 2083200

おまけ動画

クーペ・エンドュランスの走行シーン