第1世代ミニで遊んでみませんか？

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こんにちは、福井県福井市のファイブスターの蒔田です。最近、第1世代ミニ（R50、R53、R52）を購入してくださるお客さんが増えてきました。第1世代ミニの中古価格がこの数年で手頃になってきたので、じわじわと人気が上がってきていますね。第1世代ミニは登場から10年以上経ちますが、部品供給はしっかりしています。その上、アフターパーツもまだ入手可能で購入後のチューニングやカスタムも楽しむことができます。また、第1世代ミニはBMW MINIの中ではもっともサイズがコンパクトで、ボンネットのデザインなどにクラシックミニの名残も感じられます。そのため、レトロなミニを求める人からも引き合いがあるんです。そこで、今回は第1世代ミニの魅力、遊び方について紹介させてください。

第1世代ミニってどんなモデル？

ミニ3ドアハッチバックとコンバーチブルが販売されていました。

まずは第1世代ミニについて簡単にご紹介しましょう。クラシックミニからBMW MINIへとバトンタッチし、2002年3月に販売をスタートしたのが第1世代ミニ（R50、R53、R52）です。当初はミニ3ドアハッチバック（R50、R53）のみのラインナップでスタートし、2004年9月にミニコンバーチブル（R52）が追加されました。第1世代から第2世代にフルモデルチェンジされたのはミニ3ドアハッチバックが2007年3月、コンバーチブルは2009年4月になります。

第1～3世代　デザイン比較

フロントマスクの違いがわかりやすい

第1世代ミニとそれ以降のモデルの区別はフロントマスクを見るのがわかりやすいですね。第1世代ではヘッドライトとウィンカーが第2世代以降のように一体ではなく、ヘッドライト下にウィンカーが独立して配置されています。その他、ボンネット形状も横から見ると明らかに違いますし、テールランプも幅が狭いクラシックなデザインです。第2世代ミニ（R56など）と比較するとボディサイズの数値は大きく変わりません。全長が9㎝短い以外は全高、全幅で5㎜小さいだけで、ホイールベースは同じ（2,465㎜）です。ただ、第1世代と第2世代を並べてみると実際の数値以上にコンパクトに感じるのが不思議です。第1世代ミニについての詳細はCLUB CARSの下記記事にまとまっているので、そちらをご覧ください。

車好きにオススメしたい第1世代ミニ

その他、エンジン仕様なども紹介すると、第1世代のミニではONE、クーパーが自然吸気（NA）エンジンで、クーパーSはターボではなくスーパーチャージャーを採用しています。メカ的な話は長くなるので割愛しますが、第2世代以降のターボ車より荒削りな加速が楽しめると思ってください。第1世代のクーパーS（R53）は長く乗り続ける人が多いのですが、スーパーチャージャーのフィーリングが気に入って第1世代にこだわる人も多いようですね。また、第1世代には第2世代以降で採用されたサーボトロニック（車速感応式パワー・ステアリング。速度に応じてハンドルが軽くなったり重くなったりする）が採用されておらず、足回りも第2世代以降と比べて少し硬めな設定だったりと、走りを楽しみたい人向けのセッティングになっています。

第1世代ミニの中古車について

クーパーSにMT車が多い

第1世代ミニの購入者に車好きが多いことがよくわかるのはオートマとマニュアルの中古車市場での台数比率を見ればわかります。第1世代のミニクーパーSは全国に200台弱流通していますが、そのうち60%以上がマニュアル車です。クーパーになるとマニュアル比率は10%ほどになりますが、それでも現行のミニのマニュアル比率と比べると高いですね。ちなみに、第1世代ミニではONE、クーパーにCVTという第2世代以降の6速ATと違う変速機構が採用されています。クーパーSのみ6速ATが採用されていました。中古車市場での第1世代ミニの流通台数はONEとクーパーSがほぼ同じ台数で200台弱、クーパーが500台弱といったところです。ミニ3ドアハッチバックの全世代での中古車流通量の1/4ほどが第1世代で占められています。

100万円を切る価格のミニも豊富です

気になる中古車価格ですが、クーパーSでも100万円を切る価格で購入することが可能で、クーパーやONEになるとさらにお得な値段になります。若い方にも買いやすい値段ですし、最初からホイールや車高調などのカスタム費用を入れて購入できるのも魅力的ですね。ちなみにONEとクーパーは最高出力で見ると90ps、116psの差がありますが、最大トルクはそれぞれ140Nm、149Nmと数値に大きな差はなく、知らずに乗るとパワーの差はほとんど感じないかもしれません。パワーが物足りないと思った人はサブコンでチューニングも可能ですよ。

第1世代ミニを楽しむオーナー紹介 2003年式ミニクーパーS

クーパーSのマニュアルにこだわって探した1台

福井県の「さっきー」さんの2003年式ミニクーパーS（R53）です。TVで見たローバーミニがきっかけでミニに興味を持ち、16年越しで手に入れたのがこのミニクーパーSです。ミニに乗る前はミラジーノに乗っていて、レトロで可愛いデザインの車が好みだったとのこと。ミニに乗りたいと思ってからは、ずっとブルーのマニュアル車の第1世代ミニクーパーSを探していたそうで、ファイブスターで運命的な出会いをしていただけました。今のミニは「MINI吉」と名付けるほど可愛がっていて、前回のコラム紹介したミニオーナーズクラブ「グリッター」の仲間と遠方まで走りに行ってミニを楽しんでいます。カスタムにも興味がある方なのですが、ミニの可愛さは残しつつ、deep5iveホイール「バーボン」やdeep5ive車高調「スコッチ」などに交換して少しずつカスタムを進めています。他にもCABANAのシートカバーやJCW用ブレーキキャリパーなども装備していて、かなり運動性能が高いミニクーパーSになりました。シフトノブやラジエーターサブタンクなどは自分で交換し、できることは楽しみながら作業する方です。周囲にミニのカスタムに詳しいミニ仲間がいるので、みんなで盛り上がりながら今後のカスタムプランのイメージも膨らませているようですよ。

第1世代ミニを楽しむオーナー紹介 2005年式ミニクーパーS

納車時からエンジンと吸排気をチューニング！

もう1人、最近ペッパーホワイトの2005年式ミニクーパーSを購入された「4429（ヨシツグ）」さんのミニも紹介させてください。こちらのミニも購入と同時にカスタムの相談もしていただきました。見た目は大きく変わっていませんが、中身はかなり手が入ったミニクーパーSです。第3世代ミニ用の製品がないので最近あまり名前を聞くことはありませんが、第1世代ミニ用のチューニングパーツでハリソンというメーカーがあります。最初は車体だけの購入のお話でしたが、カスタムやチューニングの話をしていると盛り上がり、納車時点でハリソンのインダクションボックス（吸気効率のいいエアクリーナーボックス）、カットバックマフラー、UNICHIP（サブコン）を取り付けました。これだけでエンジンはかなり元気になりましたよ。今後、ホイールや車高調も交換する予定です。

最後に

ファイブスターでは常時、第1世代のミニを販売しています。「このボディカラーがいい」などの仕様がある方はご相談いただければ全国の中古車から探すことも可能です。もちろん、カスタムやチューニングをしてからの納車も大丈夫ですよ。ファイブスターのオリジナルパーツは第1世代ミニにも対応していますし、その他のアフターパーツメーカーの製品も取り寄せることができます。ご予算とご希望の仕様を教えていただければみなさんの好みのミニを提案させていただきます。

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