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BMW3シリーズの新旧モデルの違いを徹底解説(旧型[E90]、現行型[F30])

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BMW3-シリーズ(F30)走り

目次

  1. ヒストリー
  2. ボディの違い
  3. エクステリアの違い
  4. インテリアの違い
  5. エンジンの違い
  6. グレード・装備の違い

スポーティコンパクトセダンのベンチマークとして影響を与え続ける3シリーズ

BMW3シリーズは4ドアセダンをはじめ、ステーションワゴンのツーリング、5ドアハッチバックのグランツーリスモの3つのボディタイプを用意しています。中でも4ドアセダンはスポーティセダンのベンチマークとして、世界の自動車メーカーがこの3シリーズセダンを目標にするほど、実用性と走行性能の高さを両立したモデルとなっています。2005年に登場した先代のE90型は日本人デザイナーの永島穣二氏が担当したモデルとしても有名ですね。現行モデルのF30型は2012年2月に日本に導入されました。そして2015年8月にマイナーチェンジを行い、新開発の直列6気筒エンジンを搭載するなど改めて注目されています。そこで、先代(E90)と現行型(F30)3シリーズのそれぞれの違いと魅力をご紹介しましょう。

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BMW3シリーズの歴史

クーペとカブリオレが独立したことで、ボディタイプは3タイプに減少

先代3シリーズ(E90)が発売開始となったのは2005年4月のこと。2L直列4気筒エンジン搭載の320i(6速AT/6速MT)、2.5L直列6気筒エンジン搭載の325i(6AT)、3L直列6気筒エンジン搭載の330i(6AT)というラインナップでした。その後3シリーズにはツーリング(E91)、クーペ(E92)、カブリオレ(E93)が追加されます。また、2005年10月にはセダンに325iに搭載される2.5Lエンジンの仕様を変更し最高出力130kW(177ps)とした323iが追加されました。E90は2008年11月にマイナーチェンジを行い、キドニーグリルがワイド化されると同時にフロンドバンパー内のエアインテーク(空気を取り入れる部分)が大型化、より迫力あるスタイリングになりました。また、ヘッドライトがLED化されたのも注目すべきポイントです。

ガソリンエンジン、ディーゼル、ハイブリッドと多彩なパワーユニットを設定

現行型となるF30は2012年1月に登場しました。デビュー時はプレミアムグレードとなる2L直列4気筒ターボの328i(8速AT)を中心とするモデル展開でしたが、同年4月には量販グレードの320i(8速AT/6速MT)を、7月には3L直列6気筒ツインターボにモーターを組み合わせたActive Hybrid 3(8速AT)を投入しています。そして8月には2L直列4気筒直噴ディーゼルターボを搭載する320d Blue Performance(8速AT)と4WDモデルの320i xDrive(右ハンドル、8速AT)を投入。9月にはツーリング(F31)、そして2013年6月にはクーペのようなフォルムで広々とした室内空間と機能的で実用性に優れたラゲッジスペースを実現したグランツーリスモがデビューしました。その後、現行型(F30)は2015年8月にマイナーチェンジを行い、見た目はほとんど変わっていませんが、新世代の3L列6気筒ターボの340iがラインナップに加わったのはファンにとって嬉しいニュースといえるでしょう。

BMW3シリーズ 新旧モデルのキドニーグリル比較

(写真左:先代3シリーズ(E90) 写真右:現行3シリーズ(F30) )

BMW3シリーズ 新旧モデルのボディの違い

(写真左:先代3シリーズ(E90) 写真右:現行3シリーズ(F30) )

ボディサイズは大きくなったが全幅は日本専用パーツで1800mmをキープ

先代(E90)が全長4540mm×全幅1800~1815mm×全高1410~1440mmなのに対し、現行型(F30)は全長4625mm×全幅1800mm×全高1430~1440mmとなり、全長が拡大されました。2世代前のE46から先代(E90)へとスイッチしたときは全幅が一気に60mmも拡大し「これって本当に3シリーズ?」と感じましたが、それに比べると現行型(F30)へのスイッチでは大きくなったという印象はありません。ちなみに現行型(F30)の全幅が1800mmに留まっているのには理由があります。それは日本の立体駐車場事情です。全幅が1800mmを越えるサイズは駐車がNGというところが依然として多くあり、先代(E90)の前期型はわずか15mmオーバーするために停められないという問題が発生しました。そのため現行型(F30)はドアハンドル形状を日本専用設計とすることで対応しているのです。ホイールベースは先代(E90)が2760mmなのに対し、現行型(F30)は2810mm。トレッド(ボディの中心から左右のタイヤまでの距離)は先代(E90)がフロント1500mm/リア1515mmなのに対し、現行型(F30)はフロント1520mm/リア1560mm。これにより居住性が良くなると同時に直進安定性やコーナリング性能が高くなっていることがわかるはず。アクティブハイブリッド3や340iのようなハイパワー車でも安定した走りが味わえるということです。

現行型 (F30) 320i 先代 (E90) 320i
全長 4,645mm 4,540mm
全幅 1,800mm 1,800mm
全高 1,440mm 1,425mm
ホイールベース 2,810mm 2,760mm
車両重量 1,580kg 1,500kg
トランク容量 480L 460L

BMW3シリーズ 新旧モデルのエクステリアの違い

先代3シリーズ(E90)

現行3シリーズ(F30)

ヘッドライト位置を下げたことで、ワイド&ローのスタイリングとなった

現行型(F30)ではキドニーグリルのワイド化と同時にヘッドライト位置を低くすることで、低く構えたスポーティな印象が強調されました。もちろんこの処理により空力性能も向上しています。また、ヘッドライトはグリル方向まで繋がるようなデザインとなりました。E46から先代(E90)へのモデルチェンジ以上に大きく変わった印象があります。

現行型(F30)のリアはコンビネーションライトがE46などでも採用したBMWらしいL型デザインになっているのが特徴。タイヤサイズは320iを比較するとE90が205/55R16で、F30は205/60R16。サイズはほとんど変わっていませんが、トレッドがかなり拡大したことで安定感のある印象を与えます。

インテリアの違い

先代3シリーズ(E90)

現行3シリーズ(F30)

ドライバーの操作性を考慮したデザイン

先代(E90)のインテリアはBMWらしいシンプルで飽きの来ないデザインだったと言えるでしょう。運転席前とセンターのディスプレイ部分が山のようにマウンドしているデザインです。これはディスプレイへの直射日光を避ける効果もあります。そして現行型(F30)のインテリアは操作系がドライバー側に7度傾いたレイアウトになっています。これにより先代(E90よりも操作性が高まり、より操縦席という雰囲気が高まりました。標準装備される8.8インチディスプレイはダッシュボード中央に飛び出すように配置され、またインパネには左右にアクセントとなるトリムが入っているのが特徴です。とくにSportでは黒いインパネに赤いラインが入るので、かなりアクティブな印象を与えています。

(写真左:先代3シリーズ(E90) 写真右:現行3シリーズ(F30) )

BMW3シリーズ 新旧モデルのエンジンの違い

(写真左:先代3シリーズ(E90) 写真右:現行3シリーズ(F30) )

高出力と低燃費を実現するダウンサイジングターボエンジンを採用

先代(E90)から現行型(F30)へのモデルチェンジで最大のトピックは高い走行性能に欠かせないエンジンとミッションからなるパワートレインです。先代(E90)が自然吸気の直列4気筒&直列6気筒エンジンだったのに対し、現行型(F30)では過給器のターボを装着し、排気量を小さくするダウンサイジングターボエンジンを搭載しています。これは昨今のトレンドで、低回転域からパワーを発生できるだけでなく、エンジンの排気量自体が小さくなるため、高出力と低燃費を両立できるのです。ちなみに売れ筋の320iで比較すると先代(E90)が最高出力110kW(150ps)/6200rpm、最大トルク200N・m(20.4kg-m)/3600rpm現行型(F30)は最高出力135kW(184ps)/5000rpm、最大トルク270N・m(27.5kg-m)/1250-4500rpmとなっています。注目は約30%もアップした最大トルク!1250回転という 低回転域から大きなトルクを発生してくれるので、停止状態からすぐに力強い加速力を味わえます。同時に燃費性能も上がっていて、現行型(F30)は16.6km/Lを実現しています。

現行型 (F30) 320i 先代 (E90) 320i
エンジン 直列4気筒DOHCターボ 直列4気筒DOHC
総排気量 1,997cc 1,995cc
最高出力 135kw(184ps) 125kw(170ps)
最大トルク 270N・m (27.5kg-m) 210N・m (21.4kg-m)
タンク容量 60L 60L
JC08モード燃費 16.8km/L 14.2km/L(AT車)
16.0km_L(MT車)

BMW3シリーズ 新旧モデルのグレード・装備の違い

先代(E90)なら現行型(F30)と同じ予算で上級モデルが狙える

BMW3-シリーズ(F30)装備

同じグレードで比較すると現行型(F30)の魅力が際立ちますが、先代(E90)にもメリットがあります。それは中古車になった分相場が下がり、現行型(F30)と同じ価格帯で上級グレードが狙えることです。現行型(F30)320iの新車価格はスタンダード483万円。先代(E90)なら2011年式の335iハイラインパッケージや325iハイラインパッケージで走行2万km以下のものが300万円前後で探せます。320iなら最終型のMスポーツパッケージでも300万円以下で買えます。ただし、圧倒的な差が付いてしまうのが、先進の安全装備です。カメラによる前方の監視を行い、安全なドライビングに貢献するドライビング・アシストをはじめ、ミリ波レーダーセンサーにより、前方車両との車間距離を維持しながら、可減速を行い、低速走行時には車両停止まで制御するアダプティブ・クルーズ・コントロールなどが現行型(F30)には標準装備されています。圧倒的な走りのパフォーマンスを選ぶか最新の安全装備が充実したモデルを選ぶのか。悩みどころですね。

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