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BMW新旧比較 6シリーズ(旧型[E63/64])と(現行型[F12/F13])を比較

BMW 購入ガイド|

BMW6シリーズ-新旧モデル比較

目次

  1. BMW6シリーズヒストリー
  2. 新旧のBMW 6シリーズ ボディ&エクステリアの違い
  3. 新旧のBMW 6シリーズ インテリアの違い
  4. 新旧のBMW 6シリーズ エンジンの違い
  5. 新旧のBMW 6シリーズ グレードの違い

はじめに

1970年代、ツーリングカーレースで活躍したラグジュアリークーペ、BMW3.0CSの後継モデルとして、流麗なスタイルを身にまとい1976年に登場したBMW初代6シリーズ(E24)は当時世界一美しいクーペと呼ばれるほど優雅なエクステリアデザインが特徴でした。2003年、14年振りに復活した2代目6シリーズはロー&ワイドなスタイリングが特徴で、2ドアクーペだけでなく、電動ソフトトップを採用した4人乗りのカブリオレも用意されました。そして2011年に登場した3代目となる現行6シリーズ(F12/F13)は初代からの伝統を引き継ぐ美しいエクステリアデザインを有するラグジュアリークーペと、先代から加わったカブリオレがラインナップされています。それではクーペとカブリオレという2つのモデルを用意する現行型6シリーズ(F12/F13)と旧型BMW6シリーズ(E63/64)の比較をしていきましょう。

BMW6シリーズヒストリー

14年振りに6シリーズが復活

1976年に発表された初代BMW 6シリーズ(E24)は、エンジンや仕様が改良され続け1989年まで販売されました。日本に導入されたのは3.3L直列6気筒SOHCを搭載した633CSiで、新車価格は約1000万円と非常に高価なモデルでした。そして1986年にはM1に搭載された3.5L直列6気筒DOHCエンジンを流用したM6が登場します。その後、BMWのラグジュアリークーペの座を上級クラスに移行したBMW8シリーズに一度譲りました。その後、6シリーズとして2代目となる先代モデル(E63/E64)が2003年に登場します。6シリーズが復活したことはBMWファンを中心に大きな話題となりました。先代(E63/E64)は3L直列6気筒、4.4LV型8気筒、さらにモデル途中で4.8LV型8気筒エンジンが追加されます。そしてクーペ発表から3年後の2006年に電動ソフトトップを採用した4人乗りのオープンカー、カブリオレが追加設定されました。また、クーペをベースとしたBMW M社が手がけたハイパフォーマンスモデル「M6」が2005年に登場します。このM6には最高出力507psを発揮する5LV型10気筒エンジンに7速セミAT「SMG-Drivelogic」が組み合わされて、圧倒的な走行性能を誇りました。

2015年のフェイスリストでフロントマスクを変更

欧州で2010年、日本では2011年2月から販売を開始したのが3代目となる現行6シリーズ(F12/F13)です。欧州、国内ともにオープンモデルのカブリオレ(F12)から販売が開始され、日本ではカブリオレ販売から約半年後の8月にクーペ(F13)がラインナップされました。初代から受け継がれた流麗なボディラインはオープンモデルのカブリオレにも同様に採用され、幌を閉じた状態ではクーペそのもののフォルムとなっているのが特徴といえるでしょう。そして2015年にアダプティブLEDヘッドライトなどを装着するなどフェイスリフト(マイナーチェンジ)が行われました。ヘッドライトのほかに、フロントマスクの存在感を強調する新デザインとなったキドニーグリルなどでイメージが一新されています。

新旧のBMW 6シリーズ ボディ&エクステリアの違い

ボディを拡大しつつも最小回転半径は小さくなり扱いやすくなる

それでは新旧BMW 6シリーズのボディサイズをそれぞれのクーペモデルで比較していきましょう。先代6シリーズ(E63)のボディサイズは、全長4830mm×全幅1855mm×全高1375mm、ホイールベース2780mmです。一方、現行型6シリーズ(F13)ですが、全長4895mm×全幅1895mm×全高1370mm、ホイールベース2855mmで全長と全幅が拡大し、全高は5mm低くなりました。とくに全長だけでなく75mm延長したホイールベースによりクーペとしては後席の快適性が先代より向上していることは注目ポイントです。またトランク容量もスーツケースなどの大きな荷物が楽々と積むことができる460Lを可能としました。ただし最小回転半径は先代(630i)が5.7mだったのに対して、現行モデル(640i)は5.3m。先代と比べボディは大きくなりながらも、現行モデルは小回りが効くようになったのはユーザー視点でクルマ作りを行っているBMWの特徴と言えますね。

現行型640i(F13) 現行型650i(F13) 先代630i(E63) 先代650i(E63)
全長 4,895mm 4,895mm 4,830mm 4,830mm
全幅 1,895mm 1,895mm 1,855mm 1,855mm
全高 1,370mm 1,370mm 1,375mm 1,375mm
ホイールベース 2,855mm 2,855mm 2,780mm 2,780mm
車両重量 1,800kg 1,920kg 1,590kg 1,750kg
トランク容量 460L 460L 450L 450L

流麗かつスポーティなプロポーションを採用

続いて、新旧モデルのエクステリアデザインを比較してみましょう。ロングノーズ+ロー&ワイドのクーペらしいフォルムを採用していた先代6シリーズ(E63/E64)のイメージを踏襲したエクステリアデザインで登場した現行型6シリーズ(F12/F13)。先代より流麗かつスポーティなプロポーションを身にまとっています。特にルーフから流れるようなラインのリアまわりは先代とは大きく違うデザインといえます。そんな現行6シリーズ(F12/F13)は、2015年に行われたフェイスリフトでキドニーグリルと呼ばれるフロントグリルのデザインを一新。洗練かつ精悍なフロントマスクになりました。とくにM Sportグレードは大型エアインテークやクローム仕立てのテールパイプでよりスポーティな印象を与えるエクステリアとなっています。

新旧のBMW 6シリーズ インテリアの違い

乗る人がそれぞれに独立した空間を占有

先代6シリーズ(E63/E64)と現行6シリーズ(F12/F13)のインテリアデザインセンターパネルで運転席と助手席が区切られて、それぞれ独立した空間を演出しているという部分は変わっていません。センターパネルから左右に広がる水平基調のデザインを採用し、よりワイドな空間に見せるような工夫が施されています。シート生地やインテリアトリムには選び抜かれた素材を採用し、移動中でもラグジュアリーな雰囲気に包まれています。先代6シリーズ(E63/E64)からボディカラーや内装の素材やカラーのコーディネートをカスタムオーダーできるBMWインディビデュアルを採用しています。

新旧のBMW 6シリーズ エンジンの違い

エンジンにツインスクロールターボを装着

先代6シリーズ(E63/E64)に用意されたエンジンは、国内販売開始時は4.4L V型8気筒のみでしたが、3L直列6気筒、そして排気量がアップした4.8L V型8気筒が追加されました。いずれのエンジンもターボなどの過給器はついてなく、自然吸気だったことも特徴といえるでしょう。一方、現行6シリーズ(F12/F13)には、いずれもツインスクロールターボを装着した3L直列6気筒と4.4LV型8気筒エンジンが用意されています。現行モデルに搭載されている直列6気筒エンジンは先代と同じ排気量ですが、ターボを装着したことで出力が約50psアップし、しかも燃費は9.9km/L(10・15モード燃費)から12.2km/L(JC08モード)へと向上しました。また4.4LV型8気筒エンジンは、先代の4.8LV型8気筒エンジンと比較して出力は約80psアップしているものの、燃費は7.6km/L(10・15モード燃費)から9.6km/L(JC08モード)へこちらも大幅に向上しています。優れたパフォーマンスとともに、高効率を実現したのはBMWが誇る高いエンジン技術があればこそのことでしょう。

現行型640i(F13) 現行型650i(F13) 先代630i(E63) 先代650i(E63)
エンジン 直列6気筒DOHCターボ V型8気筒DOHCターボ 直列6気筒DOHC V型8気筒DOHC
総排気量 2,979cc 4,394cc 2,996cc 4,798cc
最高出力 235kw(320ps) 330kw(450ps) 200kw(272ps) 270kw(367ps)
最大トルク 450N・m (45.9kg-m) 650N・m (66.3kg-m) 315N・m (32.1kg-m) 490N・m (50kg-m)
タンク容量 70L 70L 70L 70L
JC08モード燃費 12.2km/L 9.6km/L 9.9km/L(10・15モード) 7.6km/L(10・15モード)

新旧のBMW 6シリーズ グレードの違い

M Sportグレードを新たに設定

最後にグレードの違いを見ていきましょう。先代6シリーズ(E63/E64)は国内販売時、4.4Lエンジンを搭載した「645Ci」(ただしトランスミッションの違いで2タイプ)のみを設定。その後、3Lエンジンを搭載した「630i」、4.8Lエンジンを搭載した「650i」が追加設定されていきました。現行6シリーズ(F12/F13)は、3Lエンジンを搭載した「640i」と4.4Lエンジンを搭載した「650i」を設定して登場しました。2015年の改良時、グレードもBMW M社が開発した専用パーツを装備した「M Sport」を新たに設定しました。またこの改良時、カメラとミリ波レーダー・センサーを併用した「衝突回避・被害軽減ブレーキ」や車間距離を維持しながら自動的に速度制御を行える「アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付き)」を装備するドライバー支援システム「ドライビング・アシスト・プラス」を新たに標準装備しています。現行型(F12/F13)が持つ安全装備の充実ぶりは、ユーザーにとって大きな魅力となることは間違いありません。

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